|
とりあえず4日連続でブログを書いている。3日坊主はなんとかクリアした。おまけにパチンコ島ネタだけでも、もう少しは書けそうだ。本当はそのためのブログではないんだけど、とりあえずひと通りは書こうかな。
今回の話はウルトラクイズの裏話について。ちょっとネタバレになってしまうけど、まあ20年もたてば時効だろうし、影響も少ないと思うので、思い切って書いてしまうことにしよう。
・・・・・・
第11回ウルトラクイズの優勝賞品である「カナダの島」。僕が「パチンコ島」と命名したこの島は、テレビでは「沈んでしまう島」と紹介され、僕のことも「畳一畳の島地主」と言われていた。
しかし、実は沈まない。人こそ住んでいないが、ちゃんと登記もされている、れっきとした島だ。
ウルトラクイズで賞品受取に行ったとき、僕と留さんはボートに乗ってその島へ出発した。この日はあいにくの悪天候で、辺り一帯は霧がかかっていて、見通しも悪く、陰気な感じがいっぱい。テレビではリゾートアイランドと銘打っていたが、とてもリゾートには向かないような暗いイメージだった。
そして、最初にたどり着いたのは、立派なログハウスが建っている広い島。テレビでは一瞬だけ室内が紹介されていたところだ。僕はウルトラクイズの優勝賞品には必ずどんでん返しがあることを認識していたので、この島は違うだろうと思った。それどころか、カンクンで優勝賞品が島であることが発表されたとき、ウルトラクイズが本当に島をくれるとは思えなかったので、「たぶんテレビでの命名権だけだろうな」と思っていた。
案の定、この島は賞品ではなく、再びボートに乗って移動。そしてたどり着いたのが、テレビでは僕と留さんが味噌汁を飲んだ島である。
この島に行ったとき、我々の周囲にいたのはウルトラクイズのスタッフだけではなかった。島にはカナダのテレビが取材に来ていた。あとでわかったことだが、その日の夜のニュースに「日本のクイズ王がノヴァ・スコシアの島を優勝賞品として受け取りに来た」ことを流すための取材だった。
すでにフェイクが1回あったこともあり、カナダのテレビ局もいたことで、僕はこの島が優勝賞品として確信した。まあ、そんなに広い島ではないし、カナダの土地の安さから、優勝賞品の価値としてもまあまあ妥当に思えた。
しかし、留さんによってこの期待は一度裏切られる。もう一度ボートに乗り、テレビではここがパチンコ島とされた岩礁へ。僕は味噌汁の島が賞品だと確信していたので、このときは本当にだまされたと思った。テレビでの僕のくやしがる表情、岩礁に上陸したときの半ば開き直ったかのような態度は、全くの素である。
そして、この岩礁に移動した頃から一段と雨が激しくなり、ほとんど罰ゲーム状態の中でもう1シーン。ボートに乗せられて連れて行かれたところは、海の中にぽつんと突き出た岩ひとつ。ここで、沈んだ状態を撮影した。スタッフの「稲川、このあたりは本当に深いところだからな。気をつけろよ」と言う言葉が生々しい。
このときにはまだ、このあたりの干満の差が激しいことは知らなかったが、時間がたてばさっきの岩礁にいても本当に沈んだかもしれない。だが、撮影の都合上、ここだけは別の場所を撮影したというのが本当だ。
たぶん、いつものウルトラクイズなら、ここまでで終わりだっただろう。その後、実は味噌汁を飲んだ島こそが本当の優勝賞品であったことを知らされた僕が、小躍りして喜んだのは言うまでもない。
翌日の晴天時に空撮したパチンコ島の風景を、テレビ放送のときに初めてみたが、本当に美しいと思った。「いつかまた来たい」という思いは強かったが、このときにはパチンコ島の正確な場所は知る由もない。その願いが叶うのは、それから5年後のことだった。
・・・つづく
|