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ファンなら誰でも知っているように、ウルトラクイズは後楽園(東京ドーム)を起点として、各地でクイズなどをしながら、しだいに勝ち残りの挑戦者を絞っていくクイズである。当然、毎日のスケジュールは、クイズと移動の繰り返しになる。では、クイズ三昧で観光などをしている暇はないのだろうか?
もちろん、たとえクイズの日であっても、たいていは午前中にクイズが行われ、勝者はそのままホテルに帰って自由行動、敗者は引き続き罰ゲームの収録になるので、どんなに過密日程であっても、半日程度は観光する余裕がでる。これがアメリカ大陸に渡ると、1日おきにクイズの日と移動の日の繰り返しになるので、次のチェックポイントに着いた後なども観光する時間的余裕がでる。
ワシントンに移動した日(クイズサミットの前日)などは相当長い時間があったので、みんなでスミソニアンに行ったりした。
そして、こういった自主的なプチ観光?とは別に、挑戦者へのサービスなのか、その他の理由があってかは定かではないが、1日かけて観光させてもらえることがある。第11回ウルトラクイズでは、ロサンゼルスとパームスプリングスの間と、デビルスタワーとバッドランドの間の2回あった。
まずはその1。
ロサンゼルスを勝ち抜けた12人は、その翌日、カリフォルニア州にある本家のディズニーランドに連れて行ってもらった。東京ディズニーランドに比べて全てにゆったりとしたつくりで、スペースマウンテンも東京のよりもゆったりしているように思われた。また、主要なアトラクションの中で、マッターホルンボブスレーだけは、本家にあって東京にないなあなんて思ったりした。
そしてその2。
デビルスタワーとバッドランドはどちらも付近に宿泊施設などがなく、この間はラピッドシティでずっと宿泊していたのだが、その中日に(これはイレギュラーだったような気がするが)4人の大統領の巨大な顔が彫ってあることで有名な、ラシュモア山に連れて行ってもらった。ここには前から行きたいと思っていたところだったので、本当にうれしかった。
ウルトラクイズの旅は、緊張感と開放感が錯綜した、特殊な旅である。しかも、本当ならば会社で仕事をしているはずなのに「自分はここで何をしているんだろう」という不思議な感覚にしばしば包まれる。僕はウルトラクイズの旅を、自分にとってのもう一つの人生の旅であるように感じながら1カ月を過ごしていた。
こんな状態の中での日常的な観光シーンは、スタッフから僕たちにプレゼントされた、一服の清涼剤だったのかもしれない。
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