ハウエバー稲川のパチンコ島通信

コミュニケーションツールとしてのブログに期待しています。いろいろと意見交換したり、交流を広めたりしたいですね。

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最も過酷な体力クイズ

今年は11月に入っても暖かかったんですが、土日あたりから、急に寒くなってきました。
おまけにこのブログ、書き込みペースががくんと落ちて、旬刊誌どころか月刊誌みたいになってしまいました。まあ、そうそうネタもあるわけじゃないし、しようがないですね。

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「知力・体力・時の運」といえば、言わずもがなのウルトラクイズの名キャッチフレーズ。この中でもいちばん重要なのは「時の運」ということで異論はない(注:どんなにクイズが強くても運がないと後楽園/東京ドームを突破できなかったから)と思うけど、本来のクイズには関係ないはずの「体力」も、全く侮れない。体力のあるなしによって、とんでもなく有利不利に働くクイズもあるのだ。

ところで、ウルトラクイズで最も過酷な体力クイズといえば、何だろう?

これにはいろいろな意見があるだろう。体力も持久力もない僕にとっては、歴代のクイズ形式の中では、マラソンクイズが最も嫌だと思ったが、幸か不幸か(幸運に決まっている)この形式には直接出くわさなかった。泳ぎが苦手なので泳ぎ系のクイズも嫌だったが、これもなかった。

じゃあ、第11回ウルトラクイズで、何がいちばん過酷だったかといえば、ずばり!ハワイでの「四方向綱引き(=一問多答綱引きクイズ)」が一番体力的にはきつかった。ぼくだけじゃない。たぶん第11回に参加した多くの挑戦者がそう言うはずだ。

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グアムからホノルルへ直行の飛行機を降り立った僕たちは、ホノルルでも一番と思える巨大ホテルに入った。ワイキキビーチの向こうにはダイヤモンドヘッドがみえる。一見するとまるで映画のセットの背景画のようでもあるのだけど、吹き抜ける熱風は、まさしくハワイのもの。海もグアムよりいちだんときれいだ。名古屋から深夜にグアム入りした僕にとって、グアムにいたときはあまり海外にでたような気がしなかった(まるで八丈島くらいにいるような気がしていた)のだが、ここハワイに来て、ようやくウルトラクイズで国外脱出できたことを実感できるようになっていた。再集合の前日からの超過密スケジュールで相当疲弊していた心身も、ここに来てようやく通常に戻りつつあるようだった。

そしてその翌日。ホテルのロビーに集合した僕たちは、そのままディレクターに連れられ、歩いて移動、ワイキキビーチに向かった。そして、ちょっと広めの砂浜に着くと、いよいよ収録スタート。最初にあったのは、クイズの説明ではなく、「ワイキキの母」による手相占いだった。

僕が聞いたのは、これからの「仕事」について。表面上は平静を装っていたが、出発前の会社の上司との約束では、「ハワイまでにしておこうな」ということになっていたので、この問いかけは僕にとっては深刻なものだった。
そしてワイキキの母からかえってきたのは、「You have good job,good money」(これでいいのか自信はない)のお言葉。英語が苦手な僕にとっても、いい話なのはわかった。でも、ハワイを勝ち抜くことがそのまま「辞表覚悟」になることは決まっていたので、僕が「でも今の仕事がうまくいくってことは、ここで帰るということですからねえ」と回答したのは自然な流れだったのだが〜。初めてテレビのオンエアをみたとき、この時点では僕の置かれた状況などは全く説明されていなかったので、視聴者たちにとってはなんのことかは全くわからなかっただろう。

そして、オンエアされたとおりのチーム分け。続いて、砂浜に埋められていた四方向綱引きの綱が姿を現した。

四方向綱引きはすでに過去のウルトラクイズでみたことがあったので、綱が登場した瞬間、何をするのかはすぐにわかった。そして、自分のまわりを見渡してみると、我がチームはあまりにも脆弱である。

・中村(唯一期待できる存在。宇田川・天沼とともにイケメントリオ?の一人)
・杉村(グアムのドロンコで空中一回転。だが体力はなさそう)
・柳井(ご存知鉄人27歳。体力がないのは明白)
・温井(女性)
・永田(女性)
・藤本(女性)

そして、僕。だいたい僕自身が見た目よりも全く力がない。我々のチーム名のかげろう組というのも全くしゃれになっていない。オンエアでの音声にも入っていたが、僕がまわりを見渡して「むちゃむちゃ不利ちゃうか」と嘆いたのも当然だった。

ここで、クイズのルールを念のためおさらいしておくと・・・ 
挑戦者28人を「亀組」「鶴組」「人並み組」「かげろう組」(それぞれの名前はワイキキの母が占ったクイズ寿命の長さをあらわすというが、まあこれは関係ない)の1チーム7人の4チームに分ける。
次に、ウルトラクイズが発明?した四方向綱引きを行う。四方向綱引きとは、中央に鉄製のリングがあり、90度ずつちょうど四方向にフックがついていて、これに同じ長さの綱を4つつけると4チームによる綱引きができるというもの。ちなみに実際についているフックは全部で6つあり、あとの2つは三方向綱引きに対応している。
そして、それぞれのチームが綱を引く先には早押しボタンの代わりになる早押し板?があり、各チームの最後尾が足でこの板を蹴る(綱は必ず両手で引くことになっているので事実上足で蹴るしか方法はない)とランプがついて早押し音が鳴り、解答権を得るというものである。
出題されるクイズは答えが複数あるクイズで、いずれのクイズも正解が7つ以上あり、解答権を得たチームは先頭から一人ずつ、その中の答を一つだけ言う。答をまちがったりすでにでた答をだぶって言ったりするとその時点で×。そうして、最後の一人までが正解の場合は、チーム全員が勝ち抜け決定になる。

4チームを見比べたとき、鶴組と並組はいかにも強そうで、亀組とわれわれかげろう組が非力そうだった。ここで負けるのは1チーム7人だけだったので、なんとか最後の1チームにでも滑り込めたら〜という思いだった。

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いよいよクイズ開始。
僕たちかげろう組では、一番力のありそうな中村を最先頭につけ、最後尾は僕と柳井さんのどちらかが務めることにした。最後尾はクイズの性格上、経験者のほうがよいと思ったからだ。僕と柳井さんのどちらかというのは、僕も柳井さんも非力だったので、続けて重要な最後尾を務める体力が続かなかったからである。
そして事前の予想通り、わがかげろう組はあまりに非力だった。中村が孤軍奮闘しているとはいえ、さっぱり解答権が得られない。何問かが経過したが、4チームがそろっている内は、僕たちに勝機は全く訪れなかった。

並組が最初に勝ち抜け、亀組・鶴組・かげろう組による三方向綱引きになったとき、1回だけわがかげろう組が解答権を得た。

Q.体操競技、男子と女子をあわせると全部で8種目。その種目は?(A.鞍馬、段違い平行棒、跳馬、つり輪、平均台、鉄棒、平行棒、床運動)

だが、このクイズを永田が答をだぶって不正解。この瞬間、わがチームの非力さと、永田の不調ぶりから、本当に敗退してしまうかもしれないと真剣に危惧した。

その後、鶴組が「戦後誕生した日本の総理大臣」を全員正解して二抜け。残ったのは事前の予想通り、亀組とわがかげろう組の2チームだった。

オンエアではここまででわずかに5問しか経過していないのだが、実際には開始後すでに2時間余りが経過していた。出題されたクイズの数はよく覚えていないが、相当数だされていたことは確実だ。
しかも、四方向綱引きは、二方向綱引きよりも思い切り過酷である(というのが実感)。炎天下(この日は記録的な猛暑)で2時間余りにわたる過酷な体力クイズで、亀組とかげろう組の挑戦者の体力は限界に近づいていた。

スタッフが協議のために短い休憩をとった結果、次のクイズで決まらなければ、いったん水入りとすることになった。
そして最後の綱引き。

亀組もかげろう組も、相当疲れていて、綱の動きは鈍かった。わがかげろう組は、最先頭の中村の頑張りで、かろうじて均衡を保っているようにみえた。そして、このときに最後尾を務めていたのは僕である。

そのときの僕にとって、早押し板は本当に遠くに感じられた。しかし、これが最後とばかりに、思い切って踏み切り、足をめいっぱいのばした。すると、僕の短足がかろうじて早押し板に届き、わがかげろう組が解答権を得ることができた。
ちなみにこのシーン、カメラが僕の真横から撮影した映像がオンエアされている。僕にとっても貴重な映像だ。テレビでこのシーンをみたとき、意外なほどの頑張りに、自分の事ながら感動した。

最後のクイズは、究極の簡単問題、「太陽系の惑星は全部で9つ(最近8つになってしまったが)。その名前は?」だった。あとでスタッフから聞いた話では、両チームともに体力的に限界だったため、当初の予定を変更し、究極の簡単問題にしてとにかく決着をつけようとしたんだという。
つまり、もしここで綱引きに負けていたならば、結果的にその後敗者復活があったとはいえ、僕は敗退してしまったことになるのである。

この問題でも永田が答えるのに時間がかかったため、僕や柳井さんは大いにあわてたのだが、なんとか正解をひねりだすことができ、ようやく最後尾の僕まで順番がまわってきた。「冥王星か地球のどちらを答えるか」と一瞬迷った末、やっぱりこれかと答えたのは「地球」だった。

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第11回の体力クイズというと、ほとんどの人はパームスプリングスでの「強風駆け込み大声クイズ」を第一にあげることだろう。
もちろん、このクイズも相当きつかった。でも、個人戦だし、自分で力をセーブすることも、あえて休むこともできる。
ところが団体戦はこうはいかない。というわけで、僕にとっての、過酷な体力クイズの一番は、四方向綱引きになったというわけだ。

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