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久しぶりの本編です。タイトルはカンクンの話だったのが、なんとなくハワイ終了から順にカンクンまでの僕の(不甲斐ない)戦いぶりを紹介するシリーズになってしまいました。今からタイトルを変更することもストーリーをショートカットすることもしたくないので、とりあえずこのまま行きます。悪しからず。
・・・・・(以下、その3からのつづき。敬称略)
Q.その昔、栄養不足を補うために飲んだのは肝油。では、唐ごまの油からとった、下剤にもなるのは何油?(A.ひまし油)
バラまきクイズの冒頭、思惑通り最初に解答席に戻ってきた僕に出題された問題は、典型的なクイズ問題だった。すぐにタイムショックの問題集でみたことがあるのに気づきはしたが、答がでてこない。お茶濁しに?「ラー油!」と答えた僕は、当然のことながら不正解になり、次のバラまき封筒をとりに走ることになった。
ちなみに、誤答やスルーをしてもマイナス点がつかないクイズの場合、僕たちクイズを趣味とする者は、条件反射的にとりあえず何か答を言うことが多い。だって、何も言わなければ100%不正解だけど、何か言えばまぐれでも正解になることがあるからだ。まあ、そのために、ときとしてとんでもない珍答を言ってしまうことにもなるんだけどね。
そして、挑戦者の解答(もしくはハズレ※全体の20%)が一巡して2回目の僕の番。出題は、またしても典型的なクイズ問題だった。
Q.今年公開された映画「二十四の瞳」で田中裕子が扮した大石先生役。昭和29年最初の映画化のときは誰?(A.高峰秀子)
この問題はクイズグランプリ(って若い人は知らないだろうなあ)の問題集に載っていた問題だった。しかし、今度も瞬間的に答が浮かばない。「吉永小百合」と確信を持って?間違えた僕は、再びレイを掛けてもらうこともなく、そして相当に焦りつつ走り出した。
Q.歌「椰子の実」のモデルとなった愛知県の岬の名前は?(A.伊良湖岬)
僕がようやく最初の正解をだしたのは、この問題に答えてのことだ。この問題もクイズらしい問題なのだが、愛知県で岬といったら真っ先に伊良湖岬が浮かぶ。僕の地元は隣の岐阜県で、伊良湖岬に行ったこともあるし、なんとなくこの歌のことを覚えてもいたので、確信を持って正解することができた。
このときの僕は、出題を聞く間も腕組みをしてうつむき、じっと耳を傾けるなど、相当に追い詰められた感じである。それもそのはず、白状してしまうと、実はオンエアされたこの問題の前にもう1問、どんな問題だったかは忘れてしまったが、オンエアではカットされてしまった幻の1問があり、僕はその問題にも不正解だったのだ。
Q.今年30年目を迎えた日本の南極観測。現在の観測船は「しらせ」。では、最初の観測船は何?(A.宗谷)
僕の最後の出題は、得意分野からの出題だった。小学生の頃から「なぜなに学習事典」などで南極探検や南極観測のことに興味をもっていたので、この知識はクイズの知識以前からの僕の中に根付いた知識だった。
結局、僕はここでは4番目の勝ち抜けだった。
しかしながら、3連続不正解の後の2問正解という内容は、ロサンゼルスの無様な戦いを想起させるに余りあるもので、到底納得できるものではなかった。たまたまハズレを1回も引かなかったから4番目に勝ち抜けたが、例えば宇田川のように3連続ハズレとかだったならば、最下位争い、いやいやひょっとしたらまさかの敗退となってしまったかもしれない。
大学を卒業してからの半年間のブランクと、全くの準備不足の影響が色濃くでていることを痛感せざるを得なかった。
バラまきクイズ全体の戦いは、勝ち抜けトップが天沼、2番目が中村と、意外な(失礼!)メンバーが上位を占めた。そして最下位争いは、女性軍と渡辺が最後の席を争い、渡辺の敗退で終了した。
ウルトラクイズでは、勝者と敗者が決定すると、すぐに勝者はバスに乗って移動し、敗者のみが残って罰ゲームを行うことになっているので、勝者が罰ゲームをリアルタイムでみることはない。ラピッドシティのホテルへの帰途、ログハウス風のスーベニアショップ(記念品売り場)に立ち寄った僕たちは、思い思いの記念品を買った。
僕はこのとき、壁にかけてあったふくろうの巨大な剥製(直径40〜50センチもあり、木のブロックにホワイトオウルの顔をはりつけたもの。但し後で考えるとまがいものくさい)をたいへん気に入り、迷った挙句に85ドルも出して購入した。たいへん重いものでかさばるため、以後僕のスーツケースの大部分は、この剥製が占めることになった。
・・・・・
デビルタワーでバラまきクイズがあった翌日は、移動もなく僕たちはまったくのオフだった。ここで僕たちは、ツアーコンダクターに連れられて、ラシュモア山まで観光に行った。4人の大統領の巨大な顔が彫られたこの岩山は、今回のクイズコースには入っていなかったが、僕にとってはぜひとも行きたい場所のひとつだったので、本当に感動した。
そしてその翌日、ラピッドシティのホテルで3回目の朝を迎えた僕たちは、バスでバッドランドへ向かった。途中なぜかスーベニアショップに立ち寄ったところで、どれでも好きなトレーナーを買うように言われる。
その理由は、すぐにわかった。そしてバッドランドでは、予想していなかったルールが待ち受けていたのである。
(つづく)
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