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面倒だからというか、待ちきれなくて、最近飯を炊くことが少なくなった。午後ずっと家にいたとしても、晩飯のことなど忘れている。腹が減って初めて何を食おうかと考える。それから米を研ぎ始めるのでは、もう遅い。待てるのは、炊飯器のスイッチを入れて炊き上るまで。一時間がいいところで、それ以上待つとなると、酒を飲みすぎることになる。冬場水に浸すのは2時間と、教わったことを律儀に守っているから、冬になって炊く機会が減ったのかもしれない。買ってきた鮨か、冷凍の炊き込みご飯や炒飯、冷凍のうどん、冷凍のたこ焼きなどですませてしまうことが多い。 |
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決断力に乏しいのだろう、きっと。行動が遅い。若いときからそうだったのだろうか。よく思い出せない。 |
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ふだんはだらだら歩くくせに、下り坂になるとめっぽう速い。権之助坂を次々に追い抜きながら下るうち、ふと気になった。今の鞄がよかった‥‥。少し行って振り返ったが、鞄の主は横断歩道を渡るところだった。 |
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着る物には無頓着、という顔をしている。そうでもないのだが。 |
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財布ちり紙ハンカチ煙草はポケットに振り分けて、手ぶらでいるのが一番いい。どうしてもというときには、手提げの紙袋を持つ。旅行鞄は別にして、仕事にも仕事探しにも、鞄を持ったことはなかった。 |



