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古いソフト 伊達にかぶり 笑いながら 出ていった
何も言わず 手だけ振って 帰るうちも ないくせに
今頃どこに いるのかな 同じ刑務所を 出たあいつ
クリスマスに ひとりぼっち 思い出せば 雪が降る
おれも同じ ひとりぼっち 酒場の隅の ろくでなし
酒癖 女 からかって あとはひとり寝 橋の下
さよならだけの 人生も しみじみ奴が 懐かしい
賛美歌なんか 歌ってみても 聞いてくれるは 雪ばかり
十代の頃からこの歌が好きだった。いっときのきどりだったはずだ。ところが年をとるにつれて、この歌がどんどんしっくりしてくる。あまりいい生き方をしていないせいかもしれない。
実際に聴いたのは、40年近く前のこと。歌詞はすでに少し違っているかもしれない。曲はもうでたらめかもしれない。たまに思い出しては口ずさんでいる。
刑務所にクリスマスは関係ないのだろう。朝は、刻んだ沢庵と昆布の載った麦入りの飯、昼はパンにジャムとマーガリン、夜は唐揚のひとつも付くのだろうか。‥‥あくまでも想像である。
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