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うまく眠れない。
悶々としたあげく、明け方やっと眠りにつく。すとんと落ちていく。もうどこまでも落ちていきたいのに、すぐ目覚しが鳴り始める。海で溺れて半死の状態で助けられたような気分である。だがこの場合、自力で舟に這い上らねばならないらしい。ふなべりに掴まったまま目をつぶっていると、すぐに二台目の目覚しが鳴り始める。
仕事場でも、拘束時間の半分は、うつらうつらしている。おかげで本が読めない。仕事そのものは迅速丁寧に片付けたと、まあ思っていただきたい。
そんなふうで、いつにもまして気力がない。帰りに銀行とスーパーに寄るつもりだったのが、雨が降り出すと、やめた、ということになる。振込まれた給料を引出すつもりだったのが、べつに使うこともないから、と思ってしまう。こんなふうだと金が貯る一方だと、余計な心配をしてしまう。
高野豆腐を煮て、ポテトサラダを作った。鶏肉と大根の煮物が残っていたので、大根だけ温め、鶏肉と煮汁は親子丼に姿を変えた。
腹一杯になると、ついうたた寝をしてしまう。
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