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料理を作るのはいいけど後片付けが嫌だという声をよく聞く。料理を作るたいていの人が判で押したようにそう言うのだ。どうしてなんだろう。後片付けがこまごまと料理を作ることに較べて大変だとはとても思えないのだけれど。 |
ひとりの団欒
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鶏の骨付き肉、豚のバラ肉、鱈、と内容を変えながら、数日似たような鍋を作っていた。冷蔵庫の野菜室を占拠した白菜を早く片付けたいがためである。図書館から「簡単・漬物」なる本まで借りてきたのは、ちょっと大げさだったかも。べつに山ほどの白菜を貰ったわけじゃない、半分のを買っただけのことなのに。それでも漬物に興味を持ち始めた。安いカブが手に入ったら、甘酢漬けなどしてみたいものだ。 |
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何が食いたいのか思いつかないのはいつもそうで、買い物の前に冷蔵庫を点検することから、献立も決り始める。ちょっとつまらない気もするが、ま、そんなものだろう。無性に食いたいものがあっても、簡単には手に入らないのだから。たとえば、生たらこ、生麩。それらは先の楽しみということにして、とりあえずは、残っているネギ、レンコン、塩鮭一切れを片付けることである。 |
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性格の欠陥はいいとしても、体の欠陥は辛い。目が近くて耳が遠い、鼻が詰る、ノドは繊弱。歯はあるときまで健康だったのが、酔って前歯を折って以来、がたがたである。足の裏には魚の目が出来ている。本体のほうは頑丈な部類に入るらしいが、部品がそんなかんじだから、自分のことをついひ弱な人間だと思ってしまう。精力的に行動するタイプでないのは、部品の欠陥によるものだと思う。 |
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焼酎をはじめて飲んだのは、もう三十年以上も前で、遊び友達の鮨屋の職人に教えられた。 |


