たいまつ

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「桜」のような心映え



 
僕の所属する「ヘルパーステーション」では、月に一度、
附属病院の会議室に、20名ほどの職員が一堂に会し、
“介護”に関わる様々なテーマについての「定例会」(勉強会)が開催されるのですが、
ある月の、「在宅での看取り」を主題にした、定例会での出来事。
 
その日の司会を担当されていた主任のMさん(女性)が、
「テーマ」とはやや異なる話題から、こう切り出されました。
 
Mさん曰く、先日、ある利用者さんから、「貴女には、もう来て欲しくない」と言われ、
その日、事務所に戻り、所長や他の同僚には、ムリに苦笑いを浮かべて見せて、
その事を話したのだけど、家に帰ってから、密かに一人で泣いていたと。
そして、前置きの最後を、「私は、弱い人間です」と結ばれた…
 

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主任のMさんは、とうに「介護福祉士」の資格を取得され、「介護業界」では、
30年近い経験を誇る百戦錬磨のベテランであるにも関わらず、
僕が同じ立場なら、恐らく、自分に言葉のナイフを突きつけて来たその利用者さんへ、
心の中で罵声を浴びせたであろう事柄を、「私に対するいくさ」として見るのではなく、
心素直に受け止めて、自身の至らなさと情けなさに悔い傷ついて涙されたことを、
「にも関わらず」、僕は、とても美しい心映えだと思いました。
 
同時に、その隠しておきたい恥部を、あられもなく皆の前でさらけ出された、
偽りのない彼女の誠意と潔さに、僕の中のやましい何かがくっきり反照され、やはり何かが赤面した。
 
そして、心づく。
心が純粋で傷つきやすく、それだけに脆くも見え、けれども、否、であればこそ、
いくつになっても、子どものそれのように新鮮な感性の輝きで、物事を受け止められもし、
その喜びが過酷に勝ればこそ、”過酷な業界”に、長く携わることができるのではないだろうかと。
 
あたかも、添加物が混濁しない、水と太陽と大地の恵みだけで育まれた、
ある意味で、傷みやすくもある無農薬野菜の栄養素のみが、
人の身体の奥深くまで、ひとすじに浸透し、「自然の恵み」を健やかに届け、
そのまわり回る“無添加”の循環が、身体に沈殿した有害な添加物を排除し続けるうちに、
いつしか“純粋な想い”の安心な置き所をも、人の心のどこかに形作るように。
 

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「純粋」は、混じりのない一本の素朴な芯のみで成り立っているだけに、
ドリルのように、物事の本質を過たず、一筋に貫いてゆくことができ、
多様で多彩な傷つきやすい感受性をふくみもつだけに、
一つの物事を、ある特定の「一方向」からではなく、
万華鏡のように、めくるめく角度から鮮やかに照らすことができもする。
それは時に、「一方向」に自らを追い詰めず、「逆方向」から自らを救いもするだろう。
 
何より、「純粋」は、いつまでもひとところに硬直していないにも関わらず、
“守る”ために時として硬直もし、さえぎらず細やかでゆるやかな心の流れによって、
何かと衝突しても、たやすく折りも折れもせず、むしろ、
人の目には、“弱さ”や“脆さ”として映りかねない、微細で自在な心の働きゆえに、
絶えず小刻みに怯え震えながらも、長くその生命を保つことができるのかも知れない。
 

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この日の討論会では、「○親」譲りの気の強さと減らず口が災いし(苦笑)、
「看取り」のテーマについては、はりきって誰よりも多く発言していたのに。

先の主任の“正直な告白”に対し、「弱いと言った彼女を強いと思った」ことは、
すなわち、他の一切の発言を封じてでも、「これだけは言うべきだった」ことだけは、
「テーマに適合しない極私的な感情論」だと自分の中で結論し、つまりは、
周囲におもねり、空気を慮った自分の弱さを覆い隠して、ついに言いだせず…
 
周囲からの暗黙の同調圧力のみならず、自分に屈した自分を、今、
少なからず悔い、恥じてもいる。
 

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また、ある日ある時、Mさんは、「私、以前は“施設”で働いていたのだけど、
固定した場所で、毎日、弱い立場の人たちに接していると、知らず知らず、
“上から目線”になっちゃうのよね…」という“自覚”を、彼女から見れば、
この業界では“ひよっ子”に過ぎない僕に、“対等に向き合って”語ってくれました。
 
そして、その“自覚”にこそ、僕は、「上から目線の強い者たち」に寄りかかろうとしない、
彼女の人としての誇りを思った。
 

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今日、仕事の合間に事業所へ立ち寄り、
前回、記事にした「桜とメガネの女の子」の写真を、所長にお預けした折り、
たまたま、主任のMさんだけが、訪問介護中で不在でした。
 
その“微笑ましいツーショット”を見たみんなの顔に、パッと明るい桜咲く中、
ただ一つ、ポツネンと寂しげに佇んでいる「あるじ不在の空席」を見た刹那、
Mさんの“涙”と“自覚”の告白には、一見、脈絡しないようだけど、絶対に脈絡している、
”世の中で最も弱い存在を目指している彼女の乾いていない眼差し”が、ふと浮かんだ。
 

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そして、彼女にこそ、僕の拙い写真を見て欲しいと思った。
 












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詞/曲:小渕健太郎・黒田俊介
唄:熊木 杏里
 
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名もない花には 名前を付けましょう
 
この世に一つしかない
 

イメージ 1

    
 
冬の寒さに 打ちひしがれないように
 
誰かの声で 
 
また起き上がれるように

 
イメージ 2

    
 
土の中で眠る 命のかたまり 
 
アスファルト押しのけて

 
イメージ 3

   
 
会うたびにいつも 会えない時の寂しさ
 
分け合う二人 太陽と月のようで

 
イメージ 4

   
 
実のならない花も 蕾のまま散る花も
 
あなたと誰かのこれからを 
 
春の風を浴びて 見てる

 
イメージ 5

   
 
桜の花びら散るたびに 届かぬ想いがまた一つ
 
涙と笑顔に消されてく 
 
そしてまた 大人になった
 

イメージ 6

    
 
追いかけるだけの悲しみは 
 
強く清らかな悲しみは

 
イメージ 7

    
 
いつまでも変わることのない
 
失くさないで
 
君の中に咲く Love…

 
イメージ 8

   
 
街の中見かけた君は 寂しげに 
 
人混みに紛れてた

 
イメージ 9

    
 
あの頃の 澄んだ瞳の奥の輝き
 
時の速さに 
 
汚されてしまわぬように

 
イメージ 10

    
 
何も話さないで 言葉にならないはずさ
 
流した涙は雨となり 
 
僕の心の傷 癒す

 
イメージ 11

   
 
人はみな心の岸辺に 手放したくない花がある
 
それは たくましい花じゃなく 
 
儚く揺れる 一輪花

 
イメージ 12

    
 
花びらの数と同じだけ 生きていく強さを感じる
 
嵐吹く 風に打たれても
 
止まない雨は ないはずと

 
イメージ 13

    
 
桜の花びら散るたびに 届かぬ想いがまた一つ
 
涙と笑顔に消されてく 
 
そしてまた 大人になった
 

イメージ 14

    
 
追いかけるだけの悲しみは 
 
強く清らかな悲しみは
 
いつまでも 変わることのない
 

イメージ 15

  
 
君の中に 僕の中に
 
咲く Love…
 

イメージ 16

    
 
名もない花には 名前を付けましよう 
 
この世に一つしかない

 
イメージ 17

 

冬の寒さに 
 
打ちひしがれないように

 
イメージ 18

 


誰かの声で
 
また起き上がれるように…


 
イメージ 20


    




 





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