たいまつ

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静かな伝説





「わたしは、わたしにできることをしているだけ」。

 
ハチドリのひとしずく」という、南米アンデス地方の先住民に
古くから伝わる民話で、その中に以下のような逸話がある。
 
多くの動物たちが暮らす自然豊かな山奥の森で、火事が起こる。
燃え盛る山火事になすすべもなく動物たちが逃げまどう中、
黙々と山へ水を運ぶ、翡翠色をした一羽の鳥がいた。
 
鳥はハチドリで、名は「クリキンディー」と言い、
底なしの流砂の中の一粒の砂のように無力な水滴の雫を、
それでも、一滴ずつ運ぶクリキンディーの姿を見た動物たちは、笑う。
「そんなことをして何になるのだ」。
 
クリキンディーは、答えた。
「わたしは、わたしにできることをしているだけ」。
 
 
ご無沙汰しています。
そこそこ不本意に暮らしています。
 
ブログ休止中、持病である慢性疼痛の治療のため、
九州の福岡にある、とても優秀な病院へ行き、
とても優秀な外来で知られる、とても優秀な医師に診て頂き、
医師の言葉とその内容に、僕はとても釈然とせず、沖縄へ舞い戻り、
“身体的に”そこそこ不本意に暮らしています。
 
とても優秀な医師には「もう会うことはないだろうな」と思いつつ、
身体を横たえても治らぬものならば、これまで以上に仕事で身体を酷使して、
いっそ前のめりに倒れて、割れたひたいと引き換えに、わが身の生きた痕跡を
少しばかり大地に刻む方が「自分らしいな」と思い定めた今、少し記事を書こうと。
 
また、ブログを再開したとは言え、依然、体調が不安定なだけに、
リコメや訪問がマイペースになってしまうことをご容赦ください。
 
 
列島の西の大きな島が揺れ続けている間、被災地から遠く離れていても、
例えば、ブログやツイッターを通して有益な情報を拡散したり、
各地の募金窓口へ各々の身の丈に見合うお金を添えたり、支援物資を送り届けたり、
大事な仕事を投げ捨てて様々なボランティア活動に我が身を投じたり…
それら、「わたしにできることをしている」人たちの存在を知った。
 
言わば、被災地が、僕らの踏みしめている大地と地続きで繋がっていること、すなわち、
同じ大地の西に根を張った毛根の痛みは、自らの痛みにも連なっていることを、
見栄も衒いも力みもポウズも、義務や使命すら感じることなく、ごく自然体で知っている人たち。


そういう知性を備えている人たちの心には、「他者が幸福でなければ、自分も幸福にはなれない」という、
恐らく、人間の宿し得る”最も美しい感性”の一つが、あらかじめ組み込まれているのかもしれない。
 
もし、心も大地も一つらなりの地続きと感じられるなら、「都道府県」という境界もないはずであり、
例えば、「がんばろう!どこどこ」という、ある地域に限定された善意のスローガンは、むしろ、
「恵まれたもの」と「そうでないもの」という“上下かんけい”の線引きを、
とりわけ、「上に立つもの」の側の心に植え付けやしないか。
そも、たいていの人たちは、いつだってどこだって、それぞれなりに、がんばっている。 

生きて来た過程での屈折ゆえか、僕には、「無邪気な善意ほど手ごわいものはない」と
感じられる時がある。
 
 
ハチドリのクリキンディーが言う、「わたしは、わたしにできることをしているだけ」とは、
「わたしにできることしかしない」と否定的に読み替えることもできるけれども、
「自分の役割の限界を知った上で、今の自分にできることには最善を尽くす」と、
その意を汲む方が正しいだろう。
 
僕は、そこに感動する。
「わたしにできることも、徒労だからしない」という人間の合理的判断と、
「わたしにできることは、しないでは済ませられない」というハチドリの愚直な発想には、
言うまでもなく、大きな隔たりがある。
山火事に、“ひとしずくの水”が、投じられたか否かの違いほどに。

 
とても優秀な医師に、とても優しい口調で、
「ここは日本全国から、重度の難病患者が集まる病院。あなた程度の症状なら、自分で何とかしなさい」
と宣告された後、身体や荷物以上に重い心を引き摺るように、福岡の街を少し歩いた。
万事、安泰。至って、平穏。

「わたしは、わたしにできることをしているだけ」。
“安泰”の中では、言葉は冴え冴えと脳裏に澄み渡る。
“決意”は、シンプルなものの中から芽生えるのかもしれない。

「わたしは、わたしにできることをしているだけ」。
この言葉に含意はない。これ以上でも以下でもなく、単純明快、意味は一つだ。
意味に、個人的な”解釈”を与えたとしても、ただ一つ。

つまり、「讃えられ支えられ、決意を促されているのは、今日の困難を生きる僕の方だ」、ということ。
無駄を笑う者たちよりも、被災地で自分にできることを、ただ営々と積み重ねている、
無数で無名の微力で、勇敢なハチドリたちの存在に…
 

そして、“山火事”という人生の岐路に立たされたとき、
何度でも、リフレインしよう。
 
「わたしは、わたしにできることをしているだけ」。




 
 





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静かな伝説
 
 
詞/曲/唄:竹内まりや
 
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語ってくれ 彼の生きざまを
 
歌ってくれ 彼女の栄光を
 

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険しい道選んだ 彼らのその物語(ストーリー)
 
明日を生きる僕らの 希望となる

 
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伝えてくれ 彼の優しさを
 
讃えてくれ 彼女の勇気を

 
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人知れず尽くした 彼らのその愛が
 
今日を生きる私の 救いとなる
 

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教えてくれ 彼の足跡を
 
話してくれ 彼女の悲しみを

 
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涙に耐え忍んだ 彼らのその強さ
 
未来を生きるあなたの 力となる…

 
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祝ってくれ 彼の勝利を
 
祈ってくれ 彼女の幸せを

 
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夢追い続けてきた 彼らのその笑顔
 
共に生きる僕らの 指標となる

 
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語ってくれ
 
彼の思い出を

 
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歌ってくれ
 
彼女の人生を

 
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語り継がれてゆく 
 
静かな伝説(レジェンド)は
 

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時を超えて みんなの
 
誇りとなる

 
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時を超えて みんなの
 
誇りとなる

 
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LaLaLa…

 

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