たいまつ

体調不調により、ブログをお休みします。

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

ふたり



 
アジサイの咲く季節になると、
今でも、頭にこびりついて離れない“あの日”の記憶が蘇る。
 
確か、小学校6年生の時の「美術」の時間でのこと。
当時、他の科目は”からっきし”なのに(笑)、「美術と体育」だけは成績が良く、
僕自身、「絵を描く」という“行為そのもの”が好きだった。
 
その日の「美術の時間」は、担任の先生が、前回の授業の折り、
皆で写生した「アジサイの絵」の中から幾枚かをピックアップして、
「選ばれた絵」について、クラスの生徒で評価を語り合うというものだった。
 
「“良い絵”を見せて、どこがどんなふうに良いのかを、生徒たち自身に考えさせる」
というのが、その授業での先生の主な意図だったと思う。
その数枚の中に、僕が描いた「アジサイ」の絵も含まれていた。
そして、僕は内心、そのことに困惑していた。
 
 
次々に披露される絵が、各々に褒められて行き、
ついに僕の絵が、机の上に、コトンと置かれた。
その音に、僕はドキリとする。
先生は、問うた。
「この絵について、みんなはどう思いますか?」
 
幾人かの生徒たちから、ポツリポツリと手が挙がり、申し合わせたかのように、
彼や彼女はみな口々に、僕の絵を褒めるようなことを言った。
体育祭などのイラスト担当は、必ずと言えるほど僕に任され、
当時の僕は、クラスメイトから「絵が上手い人」と見做されていた。
 
けれども、僕の顔は、もぎたてのりんご色にサッと染まり、
不正がバレた大臣のように(笑)、力なくうなだれた。
僕には、先生の“もう一つの意図”がよく分かっていたし、それ以上に、
誰にも増して、「絵の出来栄え」を分かっていたからだ。
 
僕の「絵」は、“全体”を見ず、花びら一枚という“部分”にこだわり過ぎたため、
一次元のように単調で、アジサイらしい柔らかな雰囲気がなく、まるで、
冬枯れの木立のように貧寒として、内部の輝きを見ようとしない心幼き手によって、
花ほんらいの生気を奪われていた。
 
 
先生は、言った。
「君たちの意見はよく分かった。では、この絵に良くない所を感じた人はいますか?」
誰一人の手とて挙がらず、静かな沈黙が流れた。
「では、今日の授業はここまでにしましょう。」
 
先生に、悪意は感じなかった。
そうではなく、先生の意図が、僕の“不出来な絵”を通し、
「固定観念に捉われてはいけない」という普遍的なことを、
幼い生徒たちに、やんわりと教え諭すことだったことを、
「つまらない絵」と知っていた僕自身が、誰よりも知っていたからだ。
 
僕は、その先生が、「教師」という公職を離れている時間を割いて、
障がい者施設に関わるボランティア活動を寡黙に続けておられたことを、
どこからか伝え聞いてもいた。
つまり、“ほんとうのやさしさ”を知る先生だった。
 
「絵」が“失敗作”であることは、前述の通り、誰の目にも明らかなほどだったし、
心の中で、はっきりと、そう認識した友だちも沢山いたに違いない。
けれども、「友」たちは、“言わない”ことで、僕の心と技の拙さを庇ってくれたのだ。
 
 
“熟した心”から、何かとても大事なことが問い告げられると同時に、
“未熟な心”から、とても重大なことが見逃されたにも関わらず、
先生の厳しい優しさと、クラスメイトの甘い優しさが、どちらも、
“いつわりのないやさしさ”として、今は、好ましい懐かしさで思い出される。


イメージ 19


 
少なくとも、そんな時代を、敬愛に値する先生や個性豊かな愛すべき「友」たちと
共有できたことは、今思うに、“渦中”にいた当時には気づくことのできなかった、
僕にとっての幸せの一部なのだと。
 
たとえ、それが、今を彩る艱難の刹那に蘇る、
ひと時の思い出であったとしても…










..::.::.*゜ .+:(*´`*).+:。 ..::.::.*
 

ふたり
 
 
詞/曲/唄:BEBE
 
..::.::.*゜ .+:(*´`*).+:。 ..::.::.*
 
 
 
 
 


 


 
ねぇ…
 
側にいるだけで 何ができるのだろう


暗闇を抜け出すルートもまだ


一つも見つけられない私は

 
イメージ 1


   
 
ねぇ…
 
側にいるだけで 何ができるのだろう


肩を抱くことしかできない私を


君はいつも

 
イメージ 2



 
友達と呼んだ…


 
イメージ 3

 

光を失う君を


見守るしかできないよ 

 
イメージ 4


 
無力さばかりが横たわるよ


君を見つめながら

 
イメージ 5

 

ねぇ…


側にいるだけで


何ができるのだろう

 
イメージ 6


 
同じ気持ち ずっと分け合えないほど


いつの間にか変わってゆく ふたり

 
イメージ 7


 
ねぇ…
 
側にいるだけで


何ができるのだろう

 
イメージ 8

 

並ぶ二つの影 昔のままだよ


変わらない


ものがきっとある…

 
イメージ 9



それぞれの道を歩く
 
恐れた弱さを越えて

 
イメージ 10


 
見えないこの強い糸を


今は 繋ぎたいから


 
イメージ 11


 
ねぇ…
 
側に行きたいよ


長い長い夜には

 
イメージ 12


 
振り返ってもいい


立ち止まっていいよ


私が何度でも 背中を押すから

 
イメージ 13


 
ねぇ…


遠く離れても


ふたり 寄り添うように

 
イメージ 14


 
側にいれないほど


信じてみようよ

 
イメージ 15


 
変わらない


ふたりがいること

 
イメージ 16


 
そんな ふたりを


 
イメージ 17



 
友達と呼ぼう…


 
イメージ 18















全1ページ

[1]


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

CMで話題のふるさと納税サイトさとふる
毎日お礼品ランキング更新中!
2019年のふるさと納税は≪12/31まで≫
数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事