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名古屋大学環境医学研究所の錫村すずむら明生教授らの研究グループが、アルツハイマー病や、悪化すると全身がまひする「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」などの進行を抑えるたんぱく質の生成に成功したと、21日付の米科学誌プロスワン電子版に発表した。

 発表によると、生成に成功したのは、漢方薬の原料である「甘草かんぞう」の主成分から化学合成した新たなたんぱく質「INI0602」。研究グループは、甘草の主成分が、脳内で多くなるとアルツハイマー病などを引き起こす「グルタミン酸」の大量放出を抑える効果があることを発見した。

 この成分が、末端の血管から脳内に行き渡りやすくするために化学合成し、マウスの実験でも、効果が裏付けられたという。錫村教授は「これまでの治療法と違い、症状を根本的に抑えられた。新薬の開発につながる成功で、今後は、薬になじみやすいよう改良したい」と話している。

 グルタミン酸はアミノ酸の一種で、脳内に侵入したウイルスを免疫細胞が“退治”する際、副産物として放出される。量が多くなると、神経細胞を傷つけ、アルツハイマー病などの原因になることが知られている。


(2011年6月22日 読売新聞)
 九州大病院先端分子・細胞治療科の高橋淳講師(血液腫瘍内科学)や同大生体防御医学研究所の谷憲三朗所長らの研究グループは14日、ほとんどのがんに共通して存在し、がんの進行を後押しする働きがあるとみられる「腫瘍促進たんぱく」を発見したと発表した。

 一部のがんではこうしたたんぱくが見つかっているが、今回は10種類以上で共通して確認されており、がんの早期発見や治療・予防につながる可能性があるという。

 英国の科学電子雑誌「サイエンティフィック・リポーツ」に14日掲載された。

 高橋講師によると、肺がんや大腸がん、前立腺がんなど7種類のがんの患者約170人について検査したところ、通常、精巣以外の正常な組織ではほとんど検出されない特定のたんぱくが、がん細胞で異常に増加していることが分かった。
昨日6月12日の「NHK特集」は、”あなたの寿命はのばせる〜長寿遺伝子発見〜”
という特集でした。

見る積りでしたが、20時からウトウト、気が付いたら23時でした!。
仕方がないので、ネットで検索しました。

NHK特集「あなたの寿命はのばせる」、長寿遺伝子サーチュイン発見
http://tomzakki.blog117.fc2.com/blog-entry-2550.html
に、詳しく記載していました。
以下全文を載せます。・・・tomzakkiさん。どうぞお許しください。

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寿命を延ばす遺伝子が発見されたというレポートです。

この遺伝子は誰でも持っていますが、普段は眠っています。その長寿遺伝子はある
方法でスイッチオンできるということです。

そもそも老化の原因の大きな要素は、ミトコンドリアの弱体化と免疫細胞の暴走
だそうです。どちらもそれら自体の劣化(老化)が原因です。

ミトコンドリアは、細胞内のエネルギー工場で、それが数多く活発なら身体も
若々しく活動できますが、老化すると活性酸素を多く出すようになり、身体を傷つけ
ていきます。

免疫細胞も老化すると敵味方の区別ができなくなり、正常な細胞を攻撃するように
なります。その標的になりやすいのが血管内の細胞で、そのため年をとると動脈硬化が
おきやすくなります。

では、長寿遺伝子をスイッチオンする方法とは何か?

それは”カロリー摂取を制限すること”です。

アメリカ・ウィスコンシン大学の実験で、アカゲザル(平均寿命26年)で実験した
ところ、普通に餌を与えたサルは20年以上たつと毛は薄くなり皮膚も皺が多くなりい
ましたが、30%のカロリー制限をずっとしてきたサルは、毛もフサフサで艶があり、
皮膚も張りがあり若々しさを保っていました。

脳を調べても、カロリー制限をしたサルの神経細胞はビッシリと詰まっていたのです。

このようにカロリー制限をすると、ミトコンドリアは活性酸素を抑制する物質を
出すようになります。

これはサルの場合の話ですが、では肝心の人間ではどうか?

この医学的な事実から、アメリカには「カロリー制限協会」という団体があり、
30%のカロリー制限に取り組んでいます。

そこでは果たして、血管年齢は一般の人に比べて平均で30歳は若いという結果が
でているそうです。血管年齢は若さのバロメータですから、カロリー制限の効果は
あったといえるでしょう。

日本でも、100歳で陸上の100メートル走の記録保持者の男性は、若い頃から
腹八分目を心がけ、小食を通してきたそうです。

そして、今回は金沢で4人の人がカロリー制限の実験に取り組みましたが、3週間
過ぎると、ミトコンドリアが31%増えた人が出て、7週間で全員が「長寿遺伝子」
のスイッチがオンになったと確認できました。

誰でも長寿遺伝子を持っているというのは本当だと確認できたわけです。

さて、この「長寿遺伝子」の正体とは何か?
それは、『サーチュン遺伝子』と呼ばれる遺伝子です。
サーチュンとは指揮者の意味らしいです。

カロリー制限をすると、このサーチュン遺伝子が働き始め、「サーチュン酵素」という
物質を出すようになります。

すると、他の遺伝子に作用し、ミトコンドリアや免疫細胞、インシュリンの働きなど
100以上もあるといわれる様々な老化促進の原因を抑えるように働くのです。

このスイッチをオンにするのは、30代40代の若い年代ほど効果的だそうですが、
難点はカロリー制限をやめると、すぐに『サーチュン遺伝子』は働かなくなること
です。

そこで、現在ではカロリー制限なしで、この遺伝子を働かせる方法が考えられ、
ある物質が注目されています。

それは『レスベラトロール』という赤ブドウの中に存在する成分です。

サーチュン酵素とほぼ同じ働きをするらしく、錠剤の薬品という形まで開発研究が
なされています。

しかし、一般的な使用はまだで、サプリメントという形でアメリカなどでは流通しているようです。

1ヶ月分で2千円〜3千円程度の価格らしいですが、効果の保証はないとのことです。

日本では認可されていないのでしょうか、私もこのサプリメントの名は聞いたことが
ありません。

今後さらに研究が進めば、本当に飲むだけで寿命をのばせる薬も登場するかもしれない
と、今日の番組を見ていて思いましたね。

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iPS細胞の話題2つ

<安全なiPS細胞、効率よく作製(1)>
iPS細胞作製にがん遺伝子を使わない方法で、がん化の危険性が少なく、iPS細胞になり損ねた危険な細胞も排除されるという。9日付の英科学誌ネイチャーで発表する。

 iPS細胞は、皮膚などの細胞に3、4種類の遺伝子を組み込んで作る。がん遺伝子を含む4種類の遺伝子を使えば効率よく作れるが、がん化の恐れが高まる。一方、がん遺伝子を除くと、安全性は改善するものの、作製効率が100分の1以下になるため、作製効率と安全性の両立が課題となっていた。

 グループは、がん遺伝子の代わりに、別の遺伝子を組み合わせることで効率を上げられないか検討。1437種類の候補遺伝子を一つずつマウスの細胞に導入。卵子でよく働く「Glis(グリス)1」という遺伝子を組み合わせると、効率が最大で約100倍まで向上することが分かった。グリス1がないと80%がiPS細胞になり損ねた不完全な細胞になったが、グリス1を加えるとすべてが正常なiPS細胞になった。

<安全なiPS細胞、効率よく作製(2)>
iPS細胞の作製には、体細胞に4種類の遺伝子(Oct3/4、Sox2、Klf4、c-Myc)を導入する必要があり、これまではレトロウイルスやレンチウイルスなどのウイルスベクターに4遺伝子を組み込み、体細胞に注入していた。ただ、レトロウイルスは宿主細胞の染色体に組み込まれるため、ゲノムに挿入されたc-Mycレトロウイルスが再活性化したり、それ以外のゲノムが組み込まれた挿入部位近傍で遺伝子発現の変異が起こる可能性があり、癌発生などのリスクもあった。また、ウイルスベクターは実験のたびに厳密に管理された実験室で作製する必要があり、iPS細胞技術の普及の障害ともなっていた。

 iPS細胞の樹立に向けて、ゲノムに外来遺伝子の挿入がない遺伝子導入方法としては、アデノウイルスベクターを用いる方法が報告されているが、山中氏らはウイルスベクターではなく、プラスミドを用いても可能なことを見出したもので、iPS細胞を応用する上での安全性がさらに高まった。プラスミドは輪状のDNAで、細胞のDNAには取り込まれず、役割が終わるとプラスミドは消滅するので、より正常な細胞が期待されている。

<マウスでラットiPS細胞から、すい臓作製>
マウスにラットの人工多能性(iPS)細胞を注入することで、ラットの膵(すい)臓を持つマウスをつくり出すことに東京大学と科学技術振興機構の研究者たちが成功した。
iPS細胞から臓器作製の一歩が始まった。今は、豚から人間のすい臓を造る実験を開始中。
年齢を重ねるにつれて、体内の水分の量が減少し、代わりに脂肪組織の量が増えてきます。
そのため高齢者では、薬を希釈する水分が不足しがちで、水溶性の薬は濃度が濃くなります。そして薬を貯蔵する脂肪組織が比較的多いため、脂溶性の薬は体内に多く蓄積するようになります。
また、年齢を重ねるにつれて、腎臓は薬を尿中にうまく排泄できなくなり、肝臓が薬を代謝する能力も衰えます。
こうした加齢に伴う変化のため、多くの薬は若い人に比べて高齢者の体内にとどまる時間が長くなり、薬の作用を長びかせ、副作用のリスクを高めます。
これらの理由から、高齢者ではある種の薬について、1回の用量を減らすか、1日量を減らす必要があります。また、より安全な他の薬に変更することもよくあります。

高齢者は薬によるさまざまな作用に敏感です。
たとえば睡眠補助薬や抗不安薬を使用すると、眠くなりがちで、錯乱を起こしやすくなります。
動脈を広げ、心臓の仕事量を減らすことで血圧を下げる薬を使うと、高齢者では若い人に比べて血圧が劇的に下がるようです。

一部の抗うつ薬やジフェンヒドラミン(不眠症の治療に用いられる薬)など、一般的に使用される多くの薬は、抗コリン作用があります。
高齢者は特にこの作用を受けやすく、錯乱、眼がかすむ、便秘、口の渇き(口渇)、ふらつき、排尿困難、膀胱の制御喪失などを伴います。
抗コリン作用の中には、ふるえや吐き気の軽減といった好ましいものもありますが、多くは望ましいものではありません。

薬は、治療対象疾患以外の病気との相互作用、薬と別の薬との相互作用、薬と食品との相互作用、薬とサプリメントやハーブとの相互作用などによる副作用を引き起こすことがあります。
高齢者は病気にかかりやすく、若い人よりもたくさんの薬を服用するので、薬と病気、薬と薬の相互作用を起こす可能性もそれだけ高くなりがちです。

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