金田式アンプ・ファンのささやき

発展途上のブロガーです。ご指導の程よろしくお願いします。

全体表示

[ リスト ]

金田式試聴会 2012

イメージ 1

金田式アンプ試聴会 2012/10/13  13:00  @コール田無
今年は、開演30分前に到着したが、ほぼ満席の状態で端の席になってしまった。電流伝送、SiCの音を実機で聞きたいというマニアが殺到したためと思われる。結局、ステージ前と入口の脇側に席を増設したが、客席の後ろに立ち見の観客がいるような状態となった。
私個人としては今回はSiCの音を聞きたいというのはもちろんだが、サプライズ・ゲストがいらっしゃるという噂を耳にしていたので、期待して参加した。

使用機材
プレーヤー: マイクロ DD-10 金田式TTアンプ駆動
カートリッジ:       DL-103電流伝送タイプ

プリアンプ:
    既発表 半導体型電流伝送
    既発表 真空管型電流伝送 

DAC:
   既発表 電流伝送タイプ
   DCampBiz ES9018 DAC 金田先生公認版

DDconverter:
Stello U3 (?)

パワーアンプ:
 SiC Power IVC
既発表 40GK6A 電流入力型に改造したもの
      電圧増幅段の電源のみSiC SBDに変更。
 2SD218電流伝送型Power IVC (KM-1V試聴で使用)

スピーカ:
 オンケン 3way
 JBL 3 way
 レイオーディオ KM-1V

試聴メモ 第1部
試聴会はSiC+オンケンの構成でスタート。最初の曲はLPでフィンランディア(カラヤン、BPO)。聴き比べが無いが、楽器の分離、コントラストが従来に比較して格段に改善している。2曲目は、珍しくモーツアルトのアイネクライネナハトムジーク。弦楽器の分離が良く分かる。しかし、いつもながらの観客を試すかのような大音量である。春の祭典とラテン曲と続いた後は、中江さんの担当となる。
中江さんの1曲目はLPでデイブ・グルーシンGRPオールスターズで、マウンテンダンス。昔、よく聴いていた曲なので、今回のアンプの良さが分かり、早くSiC化、電流伝送化を進めなくてはと思った次第。女性ボーカル、ピアノトリオと続いて休憩に入る。
試聴メモ 第2部 サプライズ・ゲスト登場
第2部ではサプライズ・ゲストが登場となった。レイ・オーディオの木下正三さんであった。今回はレイオーディオの小型モニターKM-1Vを持参されて、この小型モニターを使って2SD218 PowerIVCとSiC Power IVCの聴き比べを行うという趣向。2SD218では、パワーが足りなくてダイナミックレンジ感が足りなく、歪感がある音に聞こえた。SiCではスケール感が出て、ダイナミックレンジも十分だが、音の傾向としてSPの奥に音場が形成されるような聞こえ方で、オンケン、JBLと音場の形成がかなり違って聞こえた。小型モニターをホールで大音量で再生するのは少し酷だったようだ。また、SPの能率も92dB/W・1mと高くないことからハイパワーなアンプを宛てがってやれば違った結果となっていただろう。
試聴曲は、アルプス交響曲とジャズビッグバンド。いずれも音の傾向として同じ。

その後、MJ元編集長の桂川さんの選曲で三輪明宏のシャンソンと、山下達郎の曲を2曲。シャンソンではレイオーディオKM-1Vの持つ再現性の良さが発揮されたが、山下達郎の曲では、一部クリップ感が感じられる部分もあり、パワーがあればともっとと思わせる場面があった。
試聴メモ 第3部
第3部は、JBL3Way + SiC + 真空管プリの構成で試聴。Jazzからスタートし、管楽器と弦楽器の八重奏曲を試聴。Jazz向きと言われるJBLであるがクラシックもここまで再現できますよとは金田先生の弁。
試聴メモ 第4部
第4部は昨年に引き続き角田郁雄氏による、ハイレゾ音源のセッション。機材はパワーは真空管式、スピーカはオンケン。
1曲目は村治佳織のアランフェス協奏曲。誰もが音が出た瞬間に空気感の違いを実感するような音だ。全体のSN比が改善し、ベールが何枚も取れたような音だ。96k24bit音源の効果だろう。その後、リンダ・ロンシュタット、エリックアレクサンダーと続いた後、圧巻はゲルギエフのマーラー3番の第一楽章。太鼓、ティンパニーなどの音に圧倒される。音的には◎だが、演奏の好き嫌いで言うと、ゲルギエフよりはマーツァルやメータの演奏が好きだ。リンダ・ロンシュタットのWhat's Newは秀逸。録音、演奏ともに◎。

角田セッションの第2部は、DCampBIZの萩尾さんに依頼した米国ESSのES9018DACを使っての試聴。1曲目は、角田氏の知人の録音による新潟芸術大学のパイプオルガンのハイレゾ録音。2曲目はオランダのハイレゾ配信会社のチャンネルクラシックスからの音源で火の鳥。192kHz,24bit。
最終曲は、ビクターエンターテイメントの鬼太鼓座の録音。ハイレゾ再生環境を整えなければという気にさせるセッションであった。PCM1794に比較して、ES9018はアナログ再生に近い印象を受けた。
試聴メモ 最終セッション
最終セッションは金田先生と、中江さんによる音楽鑑賞を主体としたセッション。1曲目はドラティの火の鳥(LP)。演奏としては、先ほどのハイレゾ音源のものより個人的には好きだ。LPだがダイナミックレンジ感ではハイレゾに負けていない。ビッグバンド、女性ボーカル、ピアノトリオ、PPMと続いた後、マーラの8番で大団円を迎えた。

いつも最終セッションになると、観客数がぐっと減ってしまうのだが、今年は最後まで残った観客数が多かった。最後の挨拶で金田先生が強調されていたのは、発表のスピードが早く、記事についてこれないという意見も良く聞くが、私としては着いてこれるように配慮して発表しているつもりだ。「新たにアンプを作らなくても、簡単にトライできるところから始めて欲しい。先ずはパワーアンプの電流入力の改造をして、電圧出力プリに1Kをプラスすることでも良い。」と助言されていた。

感想
参加して、我が家の環境のハイレゾ対応と電流伝送化が急務と感じた。既存のパワーアンプの改造は、読者には以外と障壁としては高いのである。記事通り作るのは簡単だが、部品のコストを考えると一挙というのは予算的に難しく、段階を踏んでいくことになろう。
SPとの組み合わせであろうが、あの名石の2SD218もSiCに比べると霞んでしまった。SiCの価格がこなれてきたら、是非製作すべきだと強く思った。

木下正三さんは私にとっては正にサプライズ・ゲストだった。パイオニアのPAXシリーズやTADシリーズの設計者でもあり、私も木下さんの設計された製品(残念ながらパイオニア製品)を愛用していたこともあった。個人的にはサインを貰いたくなった位だが、私のようにミーハーな人間はいないようだったので、サインは諦めた。いつかはクラウンでは無いが、いつかはレイオーディオという少年スーパーカー・マニア的な憧れは今も、心の片隅に持っている。また、その設計者である木下氏は尊敬と憧れの対象であった。今回は、製品の実力が発揮できないような環境でのデモになってしまいファンとしては非常に残念に思っている。普通のオーディオルームで、適正な音量で聞けば製品の良さが発揮できたのではと思う。

この記事に

閉じる コメント(6)

顔アイコン

お久しぶりです。
まさか、コール田無でKM-1Vと遭うとは思いませんでした。
比較視聴というより私にはKM-1Vの悲鳴… そんな感が強く
あの印象でレイオーディオを語る御仁も現れるのでしょうね。

私はSiC暫く静感します。UHCも当時鳴物入りで現れ熱暴走事件等々
なんだか悪夢が… そんな自己暗示で衝動を回避しております。

2012/10/15(月) 午後 10:29 はこにわ 返信する

顔アイコン

ご無沙汰しています。
会場にいらっしゃったのですね。
バッテリドライブアンプでは、出力的に厳しい感じでしたね。アンプもスピーカーも悲鳴を上げているように聞こえました。

静観される気持ちは良く理解できます。音研の小泉さんからのメッセージで、しばらく修理ができないので大事に使ってくださいとあったことですし、理解できます。はい。

2012/10/16(火) 午前 1:40 へいぞう 返信する

顔アイコン

小泉さんの近況お教えいただけませんか?

2012/10/16(火) 午前 9:11 [ t71** ] 返信する

顔アイコン

申し訳ないですが、小泉さんの近況はよくわかりません。オンケン会の方にお聞きすれば分かるのかもしれません。
試聴会の終わりの方の、オンケン関係者の方の挨拶の中で、前日の9時位に訪問したところ、試聴会へのメッセージとして「しばらく修理業務の対応ができないので、製品を大事に使用してください」を託されたとのことでした。
修理に対応できない理由については、何も説明がありませんでした。

2012/10/16(火) 午前 11:58 へいぞう 返信する

顔アイコン

へいぞう様
ありがとうございます。以前私も、安曇野の音研会に行ったものでその時小泉さんの話で、当時の無線と実験の小川編集長とオルガンの録音をしに行った話が、思い出されます。もうお年なのでお体が心配です。座間さんがお見えみたいでしたね。

2012/10/16(火) 午後 5:52 [ t71** ] 返信する

顔アイコン

うろ覚えなので自信はありませんが、上記のオンケン関係者のお名前は確か座間さんだった思います。

2012/10/17(水) 午前 11:35 へいぞう 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


みんなの更新記事