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MJ2014/10

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DCアンプシリーズNo.234
SiC MOS-FETモータードライブアンプ、SiC MOS-FETレギュレーター、
SiC SBD整流回路採用、テクニクスSP-10Mk1用
ターンテーブル制御アンプ [前編]  金田 明彦
概要
SiC版のターンテーブル制御アンプの設計編である。いままでのTTアンプシリーズとの違いは、AC電源前提で設計されていることだろう。いままではバッテリ電源の方が音が良いといった理由で、AC電源は補助的な位置づけであった。MOS-FET構成にするには電源電圧を高くする必要があり、電池だと本数が多くなってしまうため、それを避けたのだろうか?あるいは、AC電源+レギュレータで十分との結果であろうか?いずれ明らかになるだろう。

冒頭からイキナリ、本機の音はという説明が掲載されているのも今までと違うところだ。

肝心の音だが、結論を先にいうと、実に音楽密度の高い音である。音楽の主旋律以外の楽器の活躍ぶりが極めて鮮明になり、音楽の奥の深さが何倍にも増した。
 演奏の充実感と説得力がいっそう増し、音楽の感動と満足感が数倍増えたのである。もっと早く、少なくともバッテリードライブパワーIVCの次に着手すべきだったと思われるほどだ。


電源回路
従来もAC電源のTT制御アンプは出ていたが、今回は全ての電源についてレギュレーターが搭載されている。+5Vについては2SK214, -5Vは2SJ77, +30Vと+12Vと-12VについてはSCT2080KEが出力TRとして採用されている。+/-5Vレギュレーターに関しては、差動増幅1段が入った高速タイプ、他のレギュレーターはSiCの標準タイプの構成となっている。

速度検出回路
フォトインタラプタではなく、赤色LED HBR5066Xとフォトトランジスタ TPS601で、検出結果を2SA970でLEDの正帰還を掛ける構成になっている。赤外LEDを使ったフォトインタラプタでは、反応しないストロボパターンもあるので、それを嫌ったものだろう。

位置信号発振器、位置検出器、ゲインコントロールアンプ
従来のTT制御アンプから大きな変更はない。

ボルテージコンパレータ
ボルテージコンパレータは、TT制御アンプの世代いよって、ディスリートでの構成であったり、ICになったり、無しになったりしているが、今回は、初段FET、2段目PNPの2段差動構成のディスクリートアンプである。

モータードライブアンプ
初段2SK117BL,2段(電圧電流変換)2SA970, 終段は2SC2230+SCTMU001Fのダーリントン構成。初段定電流は、2SK246BLのよる。入力は、ゲインコントロールアンプからの差動入力となる。

制御回路
従来のTT制御アンプの基本的な構成を踏襲している。タッチSWとするため、4011によるRSーFFが入っている。
加算アンプ
加算アンプも、世代によってICだったりディスクリート構成となっているが、今回はディスクリート構成となっている。初段2SK246BL,2段目2SA970,終段2SC2240という構成。初段定電流は2SK246BL.

電源トランス
テクニカルサンヨーのRコアトランスTK58Bを使用している。1次側巻線が海外対応版になっているので、
115V、200V系の対応も可能。国内で使うだけであれば、巻線が冗長のような気がする。

その他
次号は、後編と真空管式ポータブルヘッドフォンアンプ。
表紙は、遅れて掲載します。

閉じる コメント(2)

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へいぞうさん
こんにちわ
すばやい情報提供ありがとうございます。
いきなり本機の音という感想が述べられていると言う事は
結構気に入られたのでしょうね。
私はドライブアンプまではSiCにしていませんが、それでも
SiC SBD,SiC MOS FET制御レギュレーター使用AC駆動の音がLIB駆動の音を凌駕しているように感じています。
何時もの事ですが、ターンテーブルの電源で音が変化するのは体験しても信じられません。
モーターを定速で回転できればACだろうがLIB駆動だろうが大した変化は無いはずなのに、現実にはかなり違って聴こえます。・・・

2014/9/10(水) 午後 4:44 [ LA4 ]

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LA4さん、
今晩は、定電圧化したらACだろうがバッテリだろうが同じに見えますが、違うのがオーディオの面白さですね。

2014/9/10(水) 午後 11:03 へいぞう


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