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いたたた・・タイ
2016・12/16−100万アクセス突破”皆さま感謝★★★★★★★★★☆

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10年前の記事タイ(シャム)とシャム猫が突如脚光を浴びたようで、イチローやタイ選挙を押し退けて過半を占めていた。

理由は不明だがアクセス解析を見ると当日は私の読者層の大半を占める60代以上より304050代が過半を占め、他の番外記事「タイの国名<シャムとタイ>」も多いことからシャム猫よりもタイ国名が関心を集めたようである。

ところで先日書いたタイ民政復帰総選挙・軍政継続を選択?」であるが、そのネタ元である選挙結果集計にミスが指摘されたためネタ元は削除され、選管は正式な選挙結果は1月半以上も後の59日に延期すると先送りされたのである。

でネタ元の「プラユットの軍政新党がタクシン派プアタイ党を抑えて第一党に進出」を報じた先日の報道は、選挙結果でなく「出口調査を元にタイの公共放送PBSが軍政にヨイショして発表したフェイクニュース」だったそうである。

ちなみに選管が暫定集計した小選挙区(定数350)の政党別獲得議席数は①位タクシン派プアタイ党137・②位プラユット軍政新党 97・③位タイ名誉党(右派)39・④位タイ民主党(右派)33・⑤位新未来党(反軍新党)30で、過半数には届かないもののタクシン派プアタイ党が軍政新党に大差をつけて第一党の座を守り、総選挙では5連勝を果たしたのである。

しかし、首相選出は上下両院議会と定められているため、プラユット首相の続投は確実だが、首相不信任案など法案の議決は下院が中心のため過半数に満たない軍政には不利である。

つまり今回の選挙では決定的な勝者は不在で、軍政新党・タクシン派とも他党との連立が不可欠であるが,投票数と獲得票のつじつまが合わないなど選管の不正を指摘する声も根強く、59日の結果発表を含めタイの政治混乱は尾を引きそうである。

イメージ 2■左写真は総選挙後プアタイ党の新しい顔として脚光を浴びているスダラット女史(57歳)、タクシン時代の副党首で、インラック前政権時代の元保険相である。
 
スダラット氏は「選挙ではいくつか不正があり、われわれは受け入れられない。この結果は国家としての信認や国民の信頼に悪影響を及ぼす」と現政府を批判する一方で、

タイ国民の分裂を回避するため軍政新党にも連立を呼び掛け、挙国一致内閣を提唱するなど、軍政には出来ないしたたかな手腕にオッサンは注目している。



































ちゃんちゃん

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イメージ 1

20145月のクーデター以降プラユット軍事独裁政権の続くタイで昨日24日民政復帰に向けた総選挙(下院定数500)が実施された。

その結果は上の本日のバンコクポストの見出しのように
Prayut return’likely’プラユットが戻ってくる可能性高い・と何だか歯切れの悪い見出しで歓迎している風には見えず、選挙結果を見てたぶん呵々大笑しているであろうプラユットの顔写真すらなく、選挙のために急ごしらえの軍政新党の職員が合掌している写真のみとはとても勝者には見えない。

しかし実際は事前の新憲法の改定に代表されるキーコン(ขี้คน=汚い人の隠語)のからくりもあって、パユット軍政新党は圧勝したのである。


イメージ 2首相の選出はそれまでの下院多数党党首から上下両院議員(750人)の過半数(376票)で選出されると改定され、

選挙無しの上院軍政任命議員250人は全てパユット票のため下院の4分の1126議席獲得すればOKカップとなったのであるが・・・、
パユット軍政新党は現時点(開票率95%)で20人も多い146人を獲得して第一党に躍進したのである。

これが喜ばずにいられようかこれまで軍政党は親派党を含めて選挙の度にタクシン・インラック兄妹派に大差で連戦連敗、今回も当然ながら苦戦が予想されていたのである。

では今回最強のタクシン派は何故敗退したのであろうか、それはこの5年間政治活動禁止に代表される徹底的弾圧を受け、選挙の顔であるタクシン・インラックとも国外追放の上汚職嫌疑をでっちあげて資産を没収されて資金源を断たれ、軍政はタクシン派支持の貧困層P家などに新年のプレゼントと称して5001000バーツをバラマキ、今回の選挙でもP家の親父は1000バーツで買収された模様である。

しかし、、それよりなによりタクシン派が勝つたびに赤シャツVS黄シャツ騒乱が起きて国内が2分された挙句クーデターが勃発する動乱をこれ以上繰り返したくないというマイナスの国民心理が大きく働いた結果のように思われる。

つまり民主主義分裂騒動より軍支配下の平穏が第一と選択したのが今回の選挙であろう、すなわちこれぞタイ非民主主義人民王国の実情なのである。

ちなみに今日に至るタイ軍事政権の元祖は1938年のビブン首相の立憲革命以来80年間に20回のクーデターが勃発、タクシン・インラックなどわずかの例外を除いて軍事独裁政権が連綿と続いてきたのである。








































ちゃんちゃん

イメージ 2

■プール外周の紅葉が見ごろ・・本日は恒例の「タイ春の紅葉」でも紹介するかと写真を撮って一服とバンコクポスト一面を見るとご覧のような”Poltical earthquake(政治地震)“の大見出し!!!

こりゃあ「タイ春の紅葉」どころではない大ニュースだ!こっちゃにすっかと急遽変更した次第・・。

タイ紙は324日の8年ぶりの総選挙を前に連日政治ニュースが一面を飾っており、年頭の1.19には現軍政を批判した反軍ラップ「プラテート・クーミー」が流行っていることを紹介した。



イメージ 1■で昨年末世論調査では旧タクシン派のプアタイ党が27.5%とプラユット軍政新党の16.5%を大きくリード、総選挙となれば左図のようにタクシン派の圧勝だろうと書いた。

しかし、2016年に軍政が作った新憲法によればどんな場合でも軍政の天敵タクシン派は絶対に勝てないように仕掛けられていることが判明、それが今回軍政が選挙に踏み切った最大の理由なのであった。

即ち旧憲法では選挙は小選挙区と比例区の一人2票制であったが、新憲法では1票制で小選挙区で勝った政党は比例区の議席を減ずることが定められ、タクシン派のような大政党の出現を困難にしたこと。

さらに首相選出は従来総選挙による下院多数党から選出されたが、新憲法では選挙無しの軍政任命議員のみで構成する上院と合同で選出されるため、下院多数党党首は首相にはなれないことになったのである。

これを日本に置き換えれば議会多数派の自民党安部政権は成立せず、軍事クーデターで誕生×した田母神幕僚長率いる自衛隊政権が成立する按配となるわけである。

                                       +

ところで今回のタクシン派の弱点は軍政によって国外に追放されたタクシン&インラック兄妹といった絶大な人気を持つ「選挙の顔」を欠くことであったが、それを一変する大事件が今回の”Poltical  earthquake(政治地震)であった。

つまりタクシン派は2月8日、いまなお国民の敬愛するプミポン前国王の長女ウボンラタナ王女をプアタイ党の「隠し玉」首相候補として突如擁立したのである。

ウボンラタナ王女は不人気のワチラロンコン現国王と人気のあるシリントン王女の実姉で、何故高貴な王女が庶民派のタクシン政党と連携するとはこれ如何に?、特に国王派ともいうべき軍政にとっては選挙を左右する驚天動地の出来事であった。

ちなみにウボンラタナ王女(新聞の赤枠写真)は幼少時より聡明で知られ、アメリカの名門MIT(マサチューセッツ工科大学)およびUCLA(カリフォルニア州大ロサンゼルス校)に留学・卒業した王族随一の才媛であった。

しかし、1972年にアメリカ人と結婚して王族離脱後は目立った活躍もなく、93年には米人と離婚、2004年にはスマトラ沖大津波で息子(21歳)を亡くしたことが知られる程度であった。

したがって国王や華やかな地位にある弟妹たちに比べると長子ながら不遇な身上であり、プアタイ党の首相候補を受けたのもここらで一発挽回という願望もあったと推測出来よう。

しかし、本日午後軍部に説得されたワチラロンコン国王が王女の首相候補に反対を声明したため、プアタイ党は王女の擁立を断念したと・本日夕刻7時のNHKニュースが報じていた。

さすが「タイ非民主主義人民王国」らしい決着であると感心。




























ちゃんちゃん


イメージ 1
20145月、19回目の軍事クーデターでインラック政権を打倒したプラユット軍政は、以来国会を閉鎖・5人以上の集会を禁止してタクシン派など反対勢力には徹底的弾圧を加え、20168月には軍政継続を狙った19回目の新憲法を制定して軍事独裁体制を構築してきた。

しかし選挙では敗北続きの軍政は総選挙の実施を先送りしてきたが、20178月依然人気のインラック前首相(右写真)を国外追放後は、有力な候補不在から軍部に総選挙実施の機運が高揚、20192月の総選挙実施が発表された。

バンコクポストやテレビなど御用マスコミによる総選挙予想は、タクシン・インラックなど有力候補不在の野党より軍政の有利を報じてきたが、予期せぬ異変が勃発してシナリオは一変した。

即ち20181022日にヒップポップグループRAD(反独裁ラップ)がYouTubeに発表したラップソング「プラテート・クーミー(俺の国には)」 ←クリック再生可(日本語訳ありである

イメージ 4

■歌の中身は「このクソみたいな国になにがあるのか/俺たち全員で教えてやるよ」で始まる超過激な反軍ラップソングで、
20145月から続く軍事独裁政権下で起きたできごとを痛烈に批判する歌詞が続き、各パーツの最後には「プラテート・クー・ミー、プラテート・クー・ミー(俺の国には、俺の国には)」というリフレインが繰り返される
2日目に60万回再生とヒットしたが、4日目に軍政の国家警察副長官が「このラップのアーティスト、MV制作者、さらにはSNS上でビデオをシェアした人間はコンピューター関連犯罪法」に照らして、罪に問われる可能性がある」と発言した。
しかし、これがTVニュースなどで大きく取り上げられたことで火に油を注ぐ結果となり、同日中にタイポップスチャート1位を獲得、その晩のうちに再生回数は一気に数百万回増加、公開から1週間後の1029日には再生2000万回を突破した
あまりの反響に慌てた軍政は警察副長官が再び登場、「法に抵触する証拠はない、歌っても、聞いても、シェアしても罪には問われない」と自身の発言を撤回、結果的に反軍ラップを公認する、ことになったのである。
その結果、再生回数はさらに増大、119日には3000万人、現在は国民の75%強の5200万人がシェアしている。
表面上は王様・軍隊万歳と権力には従順そうに見えるタイ人だが、選挙となれば手のひら返し、反軍反権力のタクシン派への根強い支持を改めて感じた反軍ラップソング事件であった。
他方、軍政は「プラテート・クーミー」に対抗するアンサーソングとして113「タイランド40ラップ・タイ人は頑張れる」を発表した。
一節を紹介すると♪朝のタイ おはよう/あくびばっかりしてないで 立って立って/座ってため息ばっかりついてないで/やりなおそう もっと元気出そう/タイ人もイノベーション(技術革新)で頑張れる/プラテート・クーミー、プラテート・クーミー(俺の国には、俺の国には……
・・と怠惰なタイ人を叱咤激励しているが、上から目線ラップへ
の反響はゼロ、逆に大きな反発と反感を買うのみであった

イメージ 2
■こうした中で軍政は2018
 1211日、192月の総選挙を前に集会の自由など政治活動を解禁するとともに、プラユット軍政の継続を目指した軍政新党「パランプラチャーラット(国民国家の力)党」を設立


P家など年収10万バーツ以下の低所得者(約2割)には一律500バーツの「新年の贈り物」を配布、通院高齢者には同1000バーツ支給などのバラマキ政策を発表した。
しかし、タイ国立開発行政研究院が122426日に18歳以上のタイ人を対象に実施した「国民が必要とする新年の贈り物をプレゼントすることができる政党」の世論調査結果は・・!!!
1位は反軍タクシン派のプアタイ(タイ貢献党)で277と、軍政新党の165%を大きくリード、3位は反タクシン派民主党164%、4位反軍新党の新しい未来党59%であった。

タクシン派は28%と3割に満たないが政府実施の調査ゆえで選挙となれば倍増は確実、実施すればタクシン派の過半数獲得と軍政新党の少数派転落は確実視されている。


イメージ 3
なお、総選挙は224日実施予定であるが、軍政は現状では不利と判断、ワチラロンコン新国王の戴冠式がある5月以降に延期されるとの観測も遡上している。

しかし、総選挙は下院のみで、万が一負けても軍政派任命議員が独占する上院優位と改定した新憲法があり、

それでもだめなら20回目のクーデターと奥の手が控えている―それがタイ非民主主義人民王国の実態である。

(⁂上写真はジャングルアパートの独裁者トッケー総理である。)




































ちゃんちゃん

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いやあ「ニジェール内陸デルタと黄金郷トンブクツー」・・これほどまでにドン引かれるとは想定外でしたなあ。

ところで前々回の記事「いつまで続くタイの軍事独裁政権」でバンコクポストは、プラユット首相が約束した今年11月の総選挙公約を着実に履行させるため、今年元旦から選挙日までのカウントダウン日数を連日新聞一面に表示してきたことを書いたが・・

だが何をやっても聞く耳を持たない軍政には“蛙の面にションベン”、1月末傘下の暫定議会に早々と選挙日の3ヶ月延期(来年2月実施)を出させたが、バンコクポストは首相自身の言葉でないとこれを無視してカウントダウンを継続、226日にはあと273日と表示されたこところまで紹介した。

ところがそれから一週間も経たない(正確には2日後)内に大きな紙面の変動があったので急遽続報!!!・それが下記228日のバンコクポスト一面である。

イメージ 2つまり一面中央にあった選挙日までのカウントダウン数字(タイでは「カウダウ」と略称)が消えて・・

"Prayut’s new poll vow   met with scorn"の大見出しとともに演説するプラユット首相の大写真が貼られてあった。

で見出しには何と書いてあるかと見れば「プラユットの新選挙日の公約は、Scorn(嘲笑・軽蔑)に直面した」である。



イメージ 3■つまり右表の→→→→
BROKEN PROMISES(破られた公約一覧表)を見れば分かるように、

20151月から昨年10月まで総計5回も選挙日を延期し続けたプラユットの言葉は全く信用できず、

現在6回目の来年2月実施だって本当にやるかどうかは極めて疑わしく、国民から「ウソつき」と軽蔑され嘲笑されているとクソミソである。

したがってバンコクポストが一面に掲示してきた今年11月(5回目)の「投票日カウントダウン」も周知のようにとっくに破られており、本日より選挙リマインダ(予定通知)アイコン(表示)を削除することにしたと発表したのである。

つまりバカバカしくてこれ以上ウソつきパユちゃん(タイではrやtは発音せず、プラユットはパユッと呼称している)には付き合ってらんないてえこと見たいですナ。

さあてどうなりますか?バンコクポスト発刊停止か・・それよりウラを取らず推測と憶測のみで掻き立てて現政府を批判している当ブログも、痛い目に遭わない保証はないかも知れませんなア・・



てな訳でしばらくはタイの政治記事は遠慮いたします。


























ちゃんちゃん

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