(ヒラ)フィールド手帖

個人メモ用の附抜けたブログです。テーマはありませんが、どうも写真ブログらしい。

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伊良湖の資料集め第2弾です。伊良湖はフィリピンのコロン湾で昭和19年9月24日に米艦載機の攻撃で沈没しましたが、水深約40mのところに水平に沈んでいることから、現在は秋津洲などと共に沈船ダイビングのスポットとなっております。場所はこちら。
イメージ 1

Irako wreck で画像検索すると、大体こんな感じの素朴な見取り図が出てくる。お約束のように左を向いているのが不思議。
イメージ 2

見比べて、この図面にリアリティ賞を差し上げたい。
イメージ 3

http://www.submariner-diving.com/?page_id=710

艦中央部が大破し、船尾にも破口が見られるようです。ジブクレーンは全部脱落、絵に描かれていないことから銃砲もそれと分かる形は残っていないのね。ただし、全体としてはかなり原型を留めていると言えましょう。

伊良湖の沈没に至るまでの経緯は下記のサイト辺りから把握するのが良いかも。変な記述もあるけれども、3回目のアタックで艦中央に爆弾を受けたと云うことが分かる。このサイトに載っている米軍写真のシリーズは番号と船名の対応関係が諸説ばらばらですが、艦形から11番と番号が振ってあるのが伊良湖だね。wikiなどでは大破着底の後、いつの間にか沈没とされていますが、どう見ても湾の中央に浮かんでいるし、現在の位置と水深から着底説はにわかに信じがたいなぁ。
http://www.aqua-dive.net/History/History_of_the_Coron_Wrecks.htm
(5/23追記)伊良湖の行動記録やらを色々調べたところ、爆撃後も船体が水面上にあったことは間違い無く、火災が酷くて修理を断念したようだ。沈船ビデオを見るに本来あるべきものが色々見当たらないので、船体放棄後に色々パーツを取り外したことも視野に検討する必要がありそうです。

ということで、外人さん達が一杯ダイビング動画をアップしてくれているので、机に居ながらにして潜水調査を行うことが出来るのだ。でも、皆さん内部が好きで直ぐに船艙に入ってしまうので、欲しい情報を得るためには辛抱が必要です。しかも、外人さんはアバウトなので、IRAKOと表示されていても別の艦の動画だったりする。水深40mなので軽装で潜っていたり、とても明るかったり、艦が斜めに傾斜しているのは別物よ。

比較的情報量の多い動画をいくつかご紹介。

Irako wreck Dive Coron island philippines (2008年6月撮影)

この動画は比較的画質が良く分かりやすい。前マストから伸びるロープを伝って艦上に降り立ち、艦首まで行って、その後中央部辺りを映している。中央構造物の外舷支柱が映っているのは珍しい。

001〜 前マスト先端(先端の構造の詳細が分かる)
018〜 1番ジブクレーンレスト
018〜 1番ジブクレーン台座(完全に丸形でございます)
023〜 ?
028〜 方位測定室
034〜 一番艙口
036〜 船首楼甲板(艦首先端が一段上がるところが分かる)
049〜 弾薬供給所〜第一兵員室
102〜 前部砲台(砲座から後ろ方向を見ている)
108〜 艦首錨孔
115〜 前部砲座下のリール
123〜 中央右舷上甲板ハウス支柱(最初に見える3本の柱は外板が飛んでいる)
132〜 右舷舷梯出口(舷梯部分にもブルワークがあり、扉が内側に開くことが分かる)
144〜 ボート架台(位置不明)
148〜 キノコ通風塔(位置不明)
157〜 前マスト
211〜 前マストトップ

The Irako Wreck (2010年9月撮影)

この動画は後部のツインポストからスタートして、艦の中央を移動して前甲板に移動している。後甲板の様子が分かる動画は数が少ないのだ。
035〜 後部ツインポスト先端
123〜 ツインポスト基部
146〜 6番ジブクレーンレスト
146〜 3番艙口
154〜 6番ジブクレーン台座
158〜 舷梯用ダビット(これ映っているの珍しい)
210〜 不明:中央ハウスの破壊箇所の周辺っぽい。よく分からない。
315〜 右舷煙突横の清水タンク(2ヶ)
359〜 3番ジブクレーン台座
415〜 冷蔵小出庫
427〜 1番ジブクレーンレスト
431〜 右舷ブルワーク
446〜 1番ジブクレーン台座
500〜 船首楼後端
610〜 前部砲座
619〜 船首楼甲板
624〜 錨孔
630〜 艦首先端の3つのキノコ通風塔(これは結構印象的で、図面の通りだ)
637〜 前部高角砲架台(砲身はないけど架台は鎮座したままだね)
648〜 方位測定室
721〜 前部マスト先端

時間のある方はこちらも見てね。
Technical Wreck Diving - Iraku Maru, Coron(2015年5月撮影)

018〜 でいきなりレストに紐くくりつけているよ。
そこから破口に突入して結構内部までずんずん入っている動画
426〜 大鍋があるどこか(豆腐・蒟蒻製造室か餡製造室のどちらか)
550〜 石炭庫

Irako 2013(2013年11月撮影)

比較的画質が良く内部も良く分かる。現在位置が丸で示してあって親切ですが、ダイバーに全く追随してなくて結構適当です。
主に前甲板付近をうろうろしています。最後の艦首の画像は印象的ですなぁ。

色々動画を見ましたがどうしても酔ってしまうので、長時間耐えられません。
本当は、艦の後半部分(特に後部の高角砲座)の辺りが見たいのだが、誰もこっちには行ってくれないのだ。つまり後部高角砲に砲座があるかどうかが知りたい。
沈没船の見取り図は上に添付した図面では珍しく後部構造物が描いてあるが、ほかの多くの図は構造物を省略して円形砲座だけが描いてあるのだ。これが、増設機銃なのか、後部高角砲の砲座なのかが何とも判断しかねる。

ヒントとなる画像は意外にもサンガット島リゾートさんのサイトにて発見しました。
http://www.sangat.com.ph/index.php?cmd=01.05.02.01

イメージ 4 おぉっ、後部の増設機銃台ではないか!。4本足のトラス構造であることが完全に分かります。これは大収穫だ。

イメージ 5 これは明らかに後部構造物。ブリッジもそのまま残っているので、爆撃による破壊を受けていないことは確定。もうちょっと浮上して俯瞰で撮ってくれ!

 模型界と全く別の世界で、知らない間に色々な情報が取得されていることにビックリでした。いや、頼むから艦尾にも行ってよ。

(4/27追記)
ついに艦尾の画像を発見したぞ!

Wrecks of Coron, Dived May 2010(2010年5月撮影)


236〜360の3カットが伊良湖の映像で1カット目は艦尾の先端、2カット目は艦尾構造物側面、3カット目はいきなり飛んで前部砲座へorz。あと、誤解するのでトラック空襲のフィルム挟むのやめーや。画探しはまだまだ続く。
ただし、艦尾に爆雷投下台を増備しているのは新発見だヽ(・∀・)ノ。

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こんにちはです。
以前お教えいただきました動画ですね。
今回どの箇所か解説いただき、製作に大変参考になります。
判らないところが確認できるのはある意味やっかいなのですが、出来るだけ表現したいと思います。
それにしましてもネットで沈船とはいえ実艦が見ることが出来る…。
良い時代になりました。

2016/4/24(日) 午前 8:49 [ いしぽ。 ] 返信する

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モデラー視点とダイバー視点では興味の対象が違うので、なかなか難儀です。
まだまだ大量の動画がありますので、ご協力お願いいたします。

2016/4/27(水) 午前 2:14 HSN5656 返信する

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