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今日は質問の仕方についてのお話です。





最近色々相談を受ける事が多いね。
僕は大学一、二年時に塾講師をやっていた経緯もあってか、実は根が結構世話好きなのだ。
受ける相談の内容もバッラバラ。
就職について、勉強について、資格について、恋愛について、まぁホントに色々ですわ。
こんだけジャンルがバラバラな質問が来るんだけど、おもしろいもんで、質問者が全員共通して持っているパターンてのがあるんだな。それは何かって言うと、質問の仕方ね。

大体僕は相談を受けたら、まず彼らの直面している問題点を明確にしてあげる。
相談者は、自分でも何が問題なのか見えていないケースがままあるからね。
「ここと、ここが上手くかみ合っていないから最後が駄目になっちゃってんだろうね〜」みたいな感じで。すると最後は大体どの質問者も、「じゃぁどうすればよいの?」と聞いてくる。
そこで僕は質問者にこう言う。


「質問に対する答えの前に、まず君の価値観そのものを変えた方が良いよ」と。


21世紀を迎え、僕らの暮らす社会は大きく構造を変えている。
今をときめく人たちを見てみればわかるけど、21世紀の社会、絶対解なんて存在しません。
大手企業の重役とか、財閥の息子とかではなく、平民出の堀江さんみたいな人でも金持ちになれる。
三菱って凄まじい威力を持つブランドを持っていても、リコールの嵐に遭い死にそうな会社もある。

ともかく、何かをすれば何かが得られる、といった単純な図式が崩れているわけだ。
一次方程式が無くなったんだよね。絶対解だけじゃない、別解が無数にある社会が生まれた。
この事象をもう少し専門的に言うと、社会そのものが複雑化しているともいえるのだ。
社会の複雑化とは、社会学においてはカオス化、なんてもいわれたりする。
皆様も聞いたこと位はあるのでは?
僕の専門は社会学ではないので、詳細な解説は避けるが、単純化して分かりやすく説明すると、
カオス理論とは、「前提条件が少しでも違えば、結果はどうなるかわからない」とする理論である。

例えばここにスーパーボールがあったとしよう。
このスーパーボールの重さが50グラムだったとする。
この、50グラムのスーパーボールを時速30kmのスピードで地上から500メートル離れた高層マンションの一室から落としたら、どのくらいの時間がかかるだろうか。
これは、簡単な算数を知っているモノであれば誰でもすぐに導くことが出来る。
しかし、落とした瞬間に風が吹いたら何が起こるだろうか。
スーパーボールは風が吹いてきた方向によって、右、あるいは左にぶれて、地面に落ちるまでの時間が若干遅くなるかもしれないし、早まるかもしれないだろう。
つまり、予定では30秒で地上に着くだろうけど、風が吹いたらどのくらい時間がかかるか途端にわからなくなるわけ。これがカオス理論の基本的な内容である。


ちょっと難しい話をしたけどさ、結局何が言いたいかって言うとね。
「AをすればBが起こる」なんて社会じゃないのよもう。
Aをするときの幽かな条件の違いによって、結果はB’にもCにもなりうるわけ。


だから僕はこう思うのよ。
ゲームを禁止にするなと。
映画を禁止にするなと。
小学生がバトルロワイアル見たって良いじゃねーかと。


ゲームや映画ってのは、あくまで犯罪という結果を導き出した一条件にすぎない。
環境、教育、両親などといった条件に加えて、ゲームが加わったから、そいつは犯罪を犯してしまったのかもしれないけど、だからってゲームって条件そのものが悪いってのはおかしい。
他の子供がゲームって条件を加えたからって同じ行動をするわきゃないわけだろ?
そもそも仮想と現実の区別も付かんガキなんて、ゲームって条件が勉強だったとしても同じことやるだろ。要はゲームって条件がまずかったんじゃなくて、他の条件がまずかったんだよ。
ゲームに加えて虐待って条件も存在したからやっちゃったのかもしれないわけだ。
教育って条件の質が悪かったのかもしれんしね。


社会が複雑化すればする程、なんで政治家ってのは皆馬鹿になっていくのかね。
そんな訳のわからん理由でゲームを禁止したところで、犯罪が無くなるはず無いでしょうが。
そんな簡単に犯罪をなくすことが出来るわけないでしょ。
つーか禁止にされればされる程人間の好奇心ってのが高まって、
なんとしてでも見ようとする子供は増えるだろ。かえって逆効果何じゃないのかね。


(一条件とはいえ、事件を引き起こした責任を取って企業が自主回収を行う姿勢はよくわかります。そういう企業のマインドはすばらしいですな)


大分話が飛んでしまいましたが、ま、ともかく。
今僕らが生活している社会は、著しいスピードでその構造を変えている。
もう何かをすれば、欲しいモノが手に入る社会じゃないのよ。
経営者になりたい、という崇高な夢を持っている若者へ。
大学出て、大手企業入って、MBA取ったからって経営者になれるとは限らないからな?
それはあくまでも一成功者の、一経営者のキャリアパスなんだから、その通りやったって夢が叶うとは限らないのよ?
将来年収一千万稼ぎたいとか考えている君へ。
大企業にはいるのが全てじゃないよ?
ベンチャーみたいな小さな会社に入って若いうちから経営幹部になるってのも一つの手段だ。
繰り返しになるけど、僕らが生活している社会においては、もう一次方程式は存在しない。
A=Bなんて図式もなけりゃぁ、A→Cなんて図式もない。
解なんて無数に存在するわけ。あるのはビジョンですよ。何をしたいのか。ただそれだけ。
それを達成するための手段なんて無数にあるの。
結果は一つ、でも道は無数みたいなね。
その道ってヤツを見つけ出すことは、自分にしかできないわけだ。
だから道に迷ったからってそう簡単に「どうすればいいんですか」なんて聞くもんじゃないよ。
ああすればこうなる、なんてもう通じないんだから。
そんなこと聞かれたって、こっちは「知るかそんなもん、自分で見つけな」と答えるしかないんだからさ。

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年齢制限や年相応、ってな不必要だとお考えですか?(テレビ番組にもゲームにも年齢制限のついている国に住んでいますが今のところ不都合に感じたこともありません)1保護者として気になったので、ご意見伺いたいです。

2005/3/16(水) 午前 11:08 [ fee's ma ]


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