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====ナレーター==== 深沢君は30歳です。彼は大学卒業後数年間パラサイトをしていましたが、彼が25歳の時父親が定年になり、親から尻をたたかれるようにして、就職活動を始めました。しかし、状況は厳しく、アルバイトを転転とする生活が続いています。 父親は一部上場企業のライン職でしたが、最後の数年間はリストラ対象となったこともあり、帰りも遅く、自分のことで精一杯で息子と会話を交わすことはありませんでした。父親はそのことを悔いていますが、遅きに失したようです。 今日の私は北風です。深沢君のあとを追って県の労働相談窓口に来ています。彼は、つい先ほどハローワークへ行って事情を話したけれど、適当にいなされてしまいました。彼の気持ちの中にどうしても納得のいかないことがあり、県の労働相談センターに来た次第です。 まず、ハローワークでの彼の話に耳を傾けましょう。 ====ハローワークにて==== ☆深沢君 「2ヶ月前、こちらの紹介でアルバイトに採用されました。求人票には“週5日以上働ける人募集”となっていましたが、実際働き始めると、確かに週5日働くこともありますが、殆どの週が2日か3日しか働かせてくれません。これって、おかしいですよね。」 ★ハローワーク職員 「いまどき、いろいろ要求すると働く場所がありませんよ。」「アルバイトなんだから嫌なら辞めるしかないじゃないですか。」 ☆深沢君 「一応、金曜日になると翌週のシフトが決まるんだけど、前の日に電話がかかってきて『明日は来なくていいから』とキャンセルされるんです。求人票にはそんなこと書いてありません。」 ★ハローワーク職員 「その程度のことは、仕方ないんじゃないかなあ。アルバイトなんだから別を探したらどうです。」 ====ナレーター==== 深沢君は反論もせず、「そうですか。」と言って、ハローワークを後にしました。 私はヒューッと吹いて、急いで彼の後を追いました。そして、県の労働相談センター卓上の切花の意識の中に潜り込みました。 ====県の労働相談センターにて==== ★センター職員 「それで、社長にはクレームしたの?」 ☆深沢君 「いえ、何も言ってません。」 ★センター職員 「まず、自分で言わなきゃあ仕方が無いよ。」「雇用契約なんだから、面接の時、必要なことはきちっと聞いて、説明に納得すれば就職するし、納得しなければ就職しない。」「条件をはっきり説明しない会社もいけないけど、聞かない君にも責任はあるよ。」 「まだ、2ヶ月で怪我は深くないから、社長に時間を作ってもらって、まず話し合いをすること。いい?自分が知りたいことは全部聞くこと、できますか?」 ====ナレーター==== 県の相談センター相談員の話はもっともな話でした。しかし、深沢君は社長に言えるだろうか。彼の性格では無理な気がしてなりません。仮に、言えたとしても、『明日からもう来なくて良い。』などと言われるがおちでは無かろうか。 彼の将来を考えると、暗い気持ちになります。一体誰の責任だろう。これを自己責任というのであろうか。一つだけ言えることは“社会的弱者の居場所が無い。”と言うことです。彼のための効果的な解決方法を見出せないまま、別の労働現場へ向かうことにしました。 ============================================================================================ ●労働相談はどこへ&労使トラブルの六つの解決方法→http://blogs.yahoo.co.jp/huchisokun 憲法を守ろう憲法違反の人権侵害が横行しています。過労死と言う言葉は外国で翻訳せずに通じる言葉となりました。憲法が改定されて、日本が米軍に協力して一緒に世界中で戦争をする国になった時、労働者の人権はどうなるのでしょうか。戦争というものはマスコミなど全てを動員します。自衛隊員が世界のどこかで血を流して戦っているとき、日本の労働者の人権などどうでもよいことになるような気がしてなりません。 更に、憲法が改正され、日本が外国で戦争できるようになれば、軍事費は急速に増大するでしょう。アメリカから人命の提供と戦費の更なる支出を求められます。社会福祉に廻す金は無くなると思います。税金も上がるでしょう。格差はもっともっと拡大するに違いありません。
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曖昧な雇用契約、口頭での契約など
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