労働相談奮闘記

労働者の悲痛な叫びを伝えたくて、そして解決に役立てて頂く為に

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【社宅完備の言葉に誘われて】
浩は高校を卒業し、地元、島根の小企業で働いていたが、半年も経たずして整理解雇されてしまった。島根には良い就職口が無かったため、大都市での就職を考え、就職情報誌などをとって調べていた。

大都市での就職に夢を抱くと同時に、家探しや家賃を払って生活できるだろうかとの不安も持っていた。そんな時目にしたのが、“地方出身者歓迎”のキャッチコピーだった。給料は安いけれど、社宅が完備していて、家探しの手間は省けるし、何よりも取り敢えず生活できるとの安心感があった。

就職情報誌だけでは不安もあって、ハローワークへ行き、そこから紹介されて就職することとした。話はトントン拍子に進み、社長からは直ぐに出てきてくれと言われた。やはり、リストラされ失業状態の父とパート勤めをしている母に別れを告げて東京へ出発する朝となった。父と母は玄関の外まで出てきて見送ってくれた。母は「体に気をつけてね」と言った。口下手な父は何も言わなかった。

駅に向かうバス停で待つ間、しばし眺める朝焼けはいつになく眩しかった。しかし、何故か涙で直ぐに見えなくなってしまった。これが巣立ちと言うものかとも感じた。島根で就職したときは、感じたことの無いものを感じていた。もう、父母を頼らずに生きようとの決意もあった。

【私生活侵害は許されるんですか】
風太郎のところに浩から電話が入ったのは、浩が島根を発って7日目の夜だった。浩の最初の言葉は「私生活侵害は許されるんですか」だった。浩の就職した会社はビルの清掃会社の下請けだった。高層ビルの窓をゴンドラに乗って清掃する危険な仕事だった。
★ 風太郎
「どうしたんですか」

☆ 浩
「社長が社宅の近くに住んでいて、毎日部屋に入って来て叩き起こされるんです。社長の下着を洗わされたり、酒を買いに行かされたり、時には部屋でそのまま飲み始めます。」「休みの日は一日中家事の手伝いです。」「文句を言ったら、『俺はお前を雇ったんだ。命令には従え。』と怒鳴るんです。」

「就職情報誌には一般事務となっていました。まさか、ゴンドラに乗るとは思いませんでした。『辞めます。』と言ったら、『契約違反だから50万円払え。』と言われました。社宅は無料だと思っていましたが、5万円と言われました。面接の時は何も言われていません。確認をしなかった私にも責任はありますが・・」

★ 風太郎
「酷い話ですね。酷すぎるから辞めたほうが良いと思うけれど、これからどうしたいですか。」

☆ 浩
「辞めるつもりです。本当は今日にでも逃げ出したい気持ちです。心配なのは『契約違反だから50万円払え』と言われたことです。家賃も如何したら良いか分かりません。給料は実質ゴンドラに乗ったのが3日だから要りません。」

★ 風太郎
「早く決断して、怪我が少ないうちで、良かったですね。契約違反で50万円は心配しなくて結構です。契約違反は社長の方でしょう。約束した労働条件と違うんだから、即刻契約破棄の権利が生じています。社長にそう言って辞めても良いけれど、社長に会えば何されるか分からないから、逃げても良いと思いますよ。本当はキチッと話をして辞めるのが筋だけど、相手が酷すぎるから、そのぐらいの仕返しは当然ですよ。社長は実家の電話は知ってるの?」

☆ 浩
「携帯電話しか教えて無いから大丈夫です。」
「しかし、今日は逃げられません。社長が朝来て、一緒に出社して、社宅の鍵を社長が持っています。逃げると思ったのかも知れません。社長を安心させて、機会を待ちます。」

★ 風太郎
「取り敢えず、国に帰るのかな?」

☆ 浩
「親から多少の生活資金はもらってきました。他の就職先をハローワークで探します。」

★ 風太郎
「偉いなあ!」「今度の事は、良い勉強になったと思えばプラスにもなる。そう思うしかないよね。」
「面接した後、労働条件を書いた書面をもらうようにしなさい。出さないと言うことは、約束を守るつもりが無いと言うことだから。」
「賃金とその支払い方法、所定労働日と所定労働時間、それに契約期間があるのか無いのかなどは最低限の条件だから・・」

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●労働相談はどこへ&労使トラブルの六つの解決方法http://blogs.yahoo.co.jp/huchisokun

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/88/7b/huchisokun/folder/1448013/img_1448013_36313164_1?2006-07-17

憲法を守ろう

憲法違反の人権侵害が横行しています。過労死と言う言葉は外国で翻訳せずに通じる言葉となりました。憲法が改定されて、日本が米軍に協力して一緒に世界中で戦争をする国になった時、労働者の人権はどうなるのでしょうか。

戦争というものはマスコミなど全てを動員します。自衛隊員が世界のどこかで血を流して戦っているとき、日本の労働者の人権などどうでもよいことになるような気がしてなりません。

更に、憲法が改正され、日本が外国で戦争できるようになれば、軍事費は急速に増大するでしょう。アメリカから人命の提供と戦費の更なる支出を求められます。社会福祉に廻す金は無くなると思います。税金も上がるでしょう。格差はもっともっと拡大するに違いありません。

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風太郎
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