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【近況を知らせる手紙】 風太郎のもとに“1年前にはお世話になりました。”と、ある女性労働者から手紙が届いた。1日5人から10人ほどの相談にのっていると、その内容は数日で忘れてしまう。また、そうしなければ自分の身がもたないとも思っている。 しかし、中には一生忘れられないだろうと思う相談もある。特に強烈な印象を受けたものや風太郎がアドバイスした内容に失敗がある場合がそれにあたる。手紙を受け取って、差出人の名前を見たとき、相談に来たときの状況がリアルによみがえってきた。それほど、強烈な印象を受けた事案だった。 手紙には、お礼の言葉とともに近況が綴られていた。“まだ、子どもと一緒に暮らせる状況ではないが、新しい職場で希望を捨てずに働いている。”と書かれていた。“前の職場での出来事は、弁護士の先生の仲介で裁判にせずに和解した。”とあった。 【異様な匂い】 ちょうど1年前、1人の女性労働者が訪ねてきた。年は30代後半だろうか。しっかりした感じの良い女性である。身なりは、高級品は着ていないがキチットしている。しかし、目の前に座った女性からは異様な匂いがしている。明らかにお風呂に入っていないのではないかと思われた。 彼女は警察に上司からの暴力を訴え、警察は現場検証をしたと言う。ここに来たのは、警察署の帰り道だ。目の周りにあざがあり、殴られたことは明らかだ。彼女は、下町にある小さな飲食店で働いている。いや、昨日まで働いていた。暴力を受けたことで辞める決断をしたという。 彼女には2人の子供がいる。2人共施設に入っている。立ち入って聞くわけにもいかないが、恐らく辛い経過があったであろうことは想像できた。半年前までは、普通に働いていたらしい。残業は多く、残業代は出ていなかったが、今の状況と比べると、はるかにマシだった。月に1日か2日は休ませてくれたと言う。 【何でもありの状況に】 半年前に経営者が入れ替わり、状況は一転した。3店舗あった中華料理店の2店舗はつぶした。残された1店舗で彼女を含む5人が働いていた。まず、休みが全く取れなくなった。休みたいと言えば、怒鳴られた。1ヶ月が31日であれば31日働いた。 朝は9時から夜はオーナー店長のOKがでるまで、午前1時か2時まで毎日働くこととなった。給料が遅れ始めた。時給も950円だったものが、苦しいと言うことで850円にされた。時々、手渡しで払われる給料もいつからいつまでのものか、1日何時間分として払っているのかも分からなくなった。 彼女はアパートの家賃を滞納し、追い出され、仕方なく漫画喫茶に寝泊りするようになった。漫画喫茶に泊まれない時はインターネットカフェに泊まっていると言う。 オーナーが代わるまでは、食事は3食食べさせてくれた。しかし、今度のオーナーは気分しだいで、食事をさせてくれないことも多くなった。お金が無いし、全ての時間が拘束されているので外で食べるわけにもいかなかった。お腹がすいて胃が痛くなった。 【食事も与えられず、罵倒され強制猥褻を受ける】 食べさせてくれというと罵倒された。そればかりではなく、オーナー店長とシェフは、たまたま客の居ないときを見計らって、強制猥褻行為を行うようになった。次第にエスカレートし、客が居るときにも触ってくるようになった。 逃げたくてもお金が無く、給料を押さえられている状態では決断ができなかった。お風呂にも行けず、洗濯もできず、下着を買うお金も無かった。 生理の際、熱が出て出勤できなくなった時、滞在していた漫画喫茶に押しかけてきたので、止む無く、深夜まで働いた。 【彼女はしたたかだった】 彼女は、以前に勤務していた飲食店でも、これほど酷くは無いが不当な扱いを受け、弁護士と相談し争ったことがあった。だから、証拠を残すことの重要性を知っていた。タイムカードや勤務表などは無いが、記録を作っていた。そして、常連の客が何時でも証言台に立つと言ってくれていた。 風太郎は、賃金未払いは労基署を通じて解決する方法。その他の損害賠償は労働局の斡旋といった方法もあるが、明確な証拠が無いので時間の無駄になる可能性があると考えた。たまたま、以前に相談した弁護士の先生がいると言うことだったので、弁護士を代理人として交渉するよう提案した。弁護士費用は自由化されているので、この内容を話せば、費用と支払い時期については、相談に乗ってくれるかも知れないと付け加えた。 風太郎が驚いたことは、こんな状況下でも毅然としていて、しっかり生きようとする強さだった。子供がいる母親の強さを見た思いがした。 ============================================================================================ ●労働相談はどこへ&労使トラブルの六つの解決方法→http://blogs.yahoo.co.jp/huchisokun 憲法を守ろう憲法違反の人権侵害が横行しています。過労死と言う言葉は外国で翻訳せずに通じる言葉となりました。憲法が改定されて、日本が米軍に協力して一緒に世界中で戦争をする国になった時、労働者の人権はどうなるのでしょうか。戦争というものはマスコミなど全てを動員します。自衛隊員が世界のどこかで血を流して戦っているとき、日本の労働者の人権などどうでもよいことになるような気がしてなりません。 更に、憲法が改正され、日本が外国で戦争できるようになれば、軍事費は急速に増大するでしょう。アメリカから人命の提供と戦費の更なる支出を求められます。社会福祉に廻す金は無くなると思います。税金も上がるでしょう。格差はもっともっと拡大するに違いありません。
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セクハラ、強制猥褻
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[京さん党宣言]から入り、思わず読んでしまいました。24日は、いじめ問題で教育長に質問しますが、日本社会、世界全体のいじめも無くさないと、根本的には解決しませんよね。http://hitomi4.web.fc2.com/
2006/11/21(火) 午後 6:43 [ khb*n27* ]