労働相談奮闘記

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7月21日、杉並公会堂で「人権と歴史認識を考える7・21集会実行委員会」主催による「子供たちに伝えたい『人権と歴史』」という集会が開かれ、風太郎も妻と参加した。参加した理由は、ここで蓮池さんが話をすると知ったからである。

杉並区教委と言えば過去の日本の戦争を正当化した教科書である扶桑社の中学校歴史教科書を採択した日本でも珍しい教育委員会として知られている。危ない内容の教科書ということで全国的には僅かに0.39%の教育委員会しか採択しなかった教科書である。残念ながら東京では杉並区のほか都教委の配下にある中高一貫校で使用されている。

今年は、教科書をどれにするか決める年に当たるので同実行委員会による集会が開かれた次第である。その集会に前拉致被害者の会事務局長の蓮池透さんが出席し、池田香代子さん(翻訳家・著書に「世界がもし100人の村だったら」がある。)と対談をすると聞いて、何としても聞きに行こうと思った次第である。

蓮池さんの話を聞きたかった理由は、風太郎が拉致問題に対して次のように考えていたからである。対談を聞き、蓮池さんの出版した「拉致」を読んで、疑問の殆どが解決した次第である。

拉致は国家の犯罪であり許すわけにはいかない。従って、風太郎もできれば拉致被害者の会に協力したいと思ったことがある。しかし、どうしても合点がいかないことが有り、そのような行動には移れなかった。

拉致被害者の会が、何故、日本軍による朝鮮人の拉致の問題に何も言わないのか不可解であった。同じ被害者ではないのか。それとも、右翼的人たちが言うようにそういう事実は無かったと言うのであろうか。事実を認め日本政府に謝罪と償いをさせるよう何故主張しないのであろうか。それが、日本人の拉致被害者を救い出す近道とは思わないのであろうか。

事実を認めるという点では、小泉首相が2002年に訪朝し、その共同宣言で「日本側は、過去の植民地支配によって、朝鮮の人々に多大の損害と苦痛を与えたという歴史の事実を謙虚に受け止め、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明したい。」という形で認めているが、補償問題は積み残されているのである。これを進展させるよう政府に求めた方が近道ではないのだろうか。

蓮池さんの「拉致」を読んで、いろんなことを知りました。日朝交渉をしてきた政府高官たちの交渉のやり方が如何にいい加減であったか。交渉で、日本側が何度も北朝鮮に嘘をついたということ。その為に日本政府は信用できないということになり、交渉が暗礁に乗り上げたこと。交渉が暗礁に乗り上げた責任が日本側にもあること等。

蓮池さんの著書である「拉致」は、今後の北朝鮮問題や外交を考える上でも非常に参考になる本だと思う。風太郎も数冊購入し、知り合いに配って読んでもらうつもりである。

本ブログの読者の方にもお薦めします。右からの激しいバッシングに耐えながら一人で運動を進めようとしている蓮池さんを素晴らしい人間性にただただ感動です。

●「拉致」の購入画面(セブン&ワイ)→http://www.7andy.jp/books/detail/-/accd/32248056


「拉致」の前文一部を以下に紹介済ます。

率直に言って、拉致問題をめぐる日朝交渉は行き詰っており、打開するのは簡単では有りません。その行き詰りの背景に、北朝鮮の体制打倒を主目的とする人たちの影響があるとしたら、それを一刻も早く克服しない限り、拉致問題を解決する展望も生まれません。

いま私は、かってとは異なり、右翼的な人たちから「あいつは変節した」「裏切り者」とバッシングを受けています。でも、繰り返しますが、私は右でも左でもないのです。

私が願うことは、この運動が、被害者の救出を第一とするようなものであって欲しいいうことだけです。右も左も垣根を越えて、被害者のために連帯しあえるような運動です。そういう運動がつくれたとき、拉致問題も大きく動くのではないかと、期待しているのです。

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この記事勉強になりました。なるほど、この本、読んでみようと思います。

2009/7/28(火) 午前 3:44 [ str**gle*nionc*nt*r ]


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