労働相談奮闘記

労働者の悲痛な叫びを伝えたくて、そして解決に役立てて頂く為に

退職強要、執拗な退職勧奨

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自己都合退職を強要された。

その男性は、不動産の会社のセールスマンである。入社して半年強、上司から退職を強要されている。渡されたのは、一身上の都合で退職しますとの内容の退職願であった。

不動産の営業はセンミツヤと言われ、そんなに簡単に成果が上がるわけは無い。しかし、上がれば金額が大きいだけに利益も大きい。彼は入社以来、毎日ギリギリとネジを巻かれてきた。今までも不動産畑で働いてきたので慣れてはいるものの、何時間も罵倒されることもあり、頭をゴリゴリやられることもあって、もうこの会社にはいられないとは思い始めていた。そんな矢先の退職の強要である。

会社都合で有れば、渡りに船で直ぐに同意したところであるが、上司が示したのは「一身上の都合での退職」と書かれた退職願だった。

相談内容は、会社都合にする方法だった。失業給付が受けられればそれで良いというのである。風太郎は、交渉相手を直属の上司ではなく、本社の人事部長として、ことの経過を人事部長に話し、下のような合意書を人事部長あて送ってみたらどうかと提案した。プレッシャーを掛けるために「風太郎の事務所からのアドバイスに従っている。」と付けくわえさせることにした。結果は、予想通り、合意書の作成となって失業給付は会社都合となった。

                   合意書

株式会社××××(以降甲という)と○○○○(以降乙という)とは、乙の退職に関してつぎのとおり合意した。
1. 甲は、乙に対して人員整理の必要上、平成○年○月○日をもって退職するよう退職勧奨を行った。
2. 甲は、乙が速やかに失業給付を受給できるよう退職の手続きを早急に行うことを約束した。
3. 甲は、乙の退職日までの最終給与を平成○年○月○日までに乙の指定口座に振り込むことを約束した。
4. 乙は、上記1項から3項の条件によって平成○年○月○日をもって退職することに合意した。

甲と乙は,本合意書に定めるほか,何らの債権債務がないことを相互に確認する。

本覚書の証として本書を2通作成し,記名押印して各々1通を保管するものとする。

                                  平成  年  月   日
                   
        甲                             印                                                     
        乙                              印 


 

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会社都合で退職さしたら職安の助成金に影響するからでしょうね。

2010/11/9(火) 午前 0:21 [ RJ35 ]

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そうですね。助成金が大きく影響していることは事実です。
もうひとつは、自己都合の退職届を書かせれば、裁判所で不当解雇として争われる心配が少なくなるからだと思われます。

2010/11/9(火) 午前 6:10 [ 風太郎 ]


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