毎月70から80時間の不払い残業労働者の妻からの匿名での電話相談があった。「匿名での相談でもよろしいでしょうか」という前提で夫の労働時間についての相談を受けた。もう少し詳しく言うと、夫の労働時間が極めて長く、また残業代もでていないので収入も低く、生活が破綻しそうで、困りかねて電話したとのこただった。更に詳しく内容をまとめてみると、毎日、家を出るのが7時ごろ、帰りが午前1時ごろ、社会保険と労働保険と税金を差し引かれて、毎月の手取りは判で押したように21万円弱。土日祝が休みのはずだが、社長に命令されて殆ど休めない。月に1〜2回休みがあれば良い方。夫婦の年齢は30歳台なかば、子供が一人いて未認可の保育園に預けている。 妻は、パートで働いていたが、先月で雇止めになり、家の近くでパートの仕事を探しているがまだ見付かっていない。ご主人には、もう少し早く帰れないのか、残業代ぐらいもらって欲しいと言うのだが、社長がすごく怖い人で、とてもそんなことは言えない。転職も考えているが、仕事を探すゆとりなど全くない。 若い社員は次々に辞めるか辞めさせられている。辞めた社員の訴えで労基署が来たことがあるが、タイムカードも無く、監督官も社長に騙されて、何も改善されない。何人か社長に盾突いた社員もいたが、「帰れ!」と怒鳴られて、それっきり来なくなる。 ご主人にはそんな勇気はない。仮に、勇気が有っても、首になったらやはり困る。だから、このまま泣き寝入りしかないのだろうか。妻は泣き声だった。 どんな仕事をしているのか聴いてみた。医療機器の販売をする営業マンであることがわかった。朝、会社へ出勤して、営業に飛び出す。夕方帰ってきて、深夜までデスクワークという繰り返しだ。会社に出勤し、また会社に戻るので、事業場外のみなし労働制ではないことが確認できた。 私は、問題の解決はなかなか大変で、ある程度の勇気は必要だし、リスクも有るけれど、転職まで考えているのなら、争うための準備はすべきでしょうとお話しした。最悪、辞める際に、2年間遡って不払い分を支払わせる方法もあるし、辞めなくても済むかも知れないから、ご主人から直接の相談が欲しいと伝えて、電話をきった。 震災で亡くなった方と不明者を合わせると約3万人だ。しかし、3万人以上の人たちが毎年毎年、自ら命を絶っている。こんな理不尽な世の中で良いはずがない。
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賃金未払い、サービス残業、賃金全
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おっしゃる通り理不尽すぎます、頑張ってください。
2011/5/13(金) 午後 5:12 [ 婆娑羅 ]
こういった会社は存在してほしくない。今後存在し続けた場合、当然新卒、中途入社の募集をかけていくであろうが、入社した方々にとっても災難である。事業主を是非、追いつめてもらいたい。「精神的に不当に拘束させ、ただ働きで働かせているのが実態。」という判断で、最も重い罪を事業主に与え、懲役刑が望ましい。従業員にとっても、日本社会にとってもこのような会社を潰すことを望みます。
2011/5/14(土) 午前 7:32 [ こんな職場で働いていてよいの? ]
その通りですね。労基署は、なかなか書類送検をしようとしません。書類送検しても検察が不起訴にする。検察にしてみれば、殺しなどの犯罪を扱っているので、賃金不払いなど事件ではないとの考えなのかも知れないが、納得がいきません。労働者が、労基署に告訴することはできるけれど、送検するための資料作りに協力しなければならず、これがバカにできない苦労となり、諦めるのが実態です。
交通違反の切符切りのように簡単にする方法も必要ではないでしょうか。
2011/5/14(土) 午前 10:09 [ 風太郎 ]