添付した写真では読みにくいので以下に上野氏の文章を紹介します。
大阪府と市で教育基本条例と職員基本条例とが成立した。いいかげんと自由を愛する大阪人が、画一的な規律と同調を歓迎するとはとうてい思えないのだが、この事態は昨年11月27日の大阪府知事・市長同日選、別名「ふ・しあわせ選挙」のときから予想ができていた。
東京都民にとってはデジャビュなできごとである。わたしは大阪で話をするときには、「わたしたち東京都民は石原暗黒都政のもとにあえいでおりますが、このたびは大阪府・市民の方たちも、わたしたち都民と同じ苦しみを共有していただけるようになりましたね」と前ふりをするようになった。 石原都知事は四期目、後出しじゃんけんのような選挙でも勝ってしまう。1999年に初当選したとき、彼が一年目にやった政策に、東京女性財団の廃止があった。橋下府知事が誕生したとき、彼が初年度に決めたことに、大阪府立男女共同参画センター(ドーンセンター)の売却方針があった。 大阪市長になった今、彼は大阪市立男女共同参画センタ1(クレオ)のリストラに手をつけている。 いずれも予想されたことだ。行政改革の名の下に、男女共同参画行政、文化行政、それに福祉行政など、カネにならない事業をどんどん仕分けしていくという点で、石原都政と橋下府・市政は共通している。経済性と合理性を重視するネオリベ(ネオリベラリズム、新自由主義)路線かと思えば、 他方で職務命令に背く者は容赦なく処分するという全体主義者のようなふるまいをする点でも似ている。 石原都政が始まってから、公立学校の春は、現場に緊張の走る、暗くてつらい季節になった。日の丸に起立しなかった、君が代に唱和しなかったという理由で何十人、何百人の教員が処分されたことだろうか。職員会議は議論や意思決定の場ではない、管理職からの情報伝達の場だとされて、発言も挙手もなくなった。 政治からの教育の自由を保障しようとした教育委員会を、廃止しようとすら提案している。教師たちが管理下に置かれ、戦々恐々としている背中を、子どもたちは見ている。教師から自由が奪われた教育現場で、自由でのびのびした子どもたちが育つわけがない。 同じことを橋下大阪府・市政はやろうとしている。いれずみ刺青をしているからといって職務の遂行に障害があるわけではない。勤務時間外に政治的な集会に参加するのは、公務員であっても市民的な自由だ。それをいちいちチェックし、違反者は処分するという。監視と密告の猜疑心に満ちた職場が生まれるだろう。そんな職場で職員がモラルをもって働けるとは思えない。 大阪人のいちびりと反骨の精神はどこへ行ったのか。橋下人気にゃんやと喝采を送っているあいだに足もとが掘り崩されていく。こんな地方からの改革が全国に波及するのはごめんこうむりたい。 |
生活と文化にかかわる政治
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格差社会の拡大、不況、リストラ、ブラック企業内での労働者の人権無視が叫ばれる中「この日本社会がこのような状態で良いのか?」と考えの下、労働組合の活動に期待をしております。然し乍ら、「刺青」については、通常の感覚にもどってください。小生こどものころ、刺青をしている人を、お風呂屋さんでよく見かけました。彼らがこどもの私に、「俺はお天とう様の下では、かたぎとは違い、暮らせない。その証としての刺青だ。」こんな内容のことを教えてくれた。日本にはこういった文化がある。刺青を彫るなら、彫るで、それなりの自分の意思、覚悟があったはずだ。公の仕事に刺青職員がいる、というのはおかしい。そのことを労働組合が、「刺青職員の存在について養護する」というのでは、一般人は、組合から離れていってしまいますよ!
2012/6/24(日) 午前 9:51 [ こんな職場で働いていてよいの? ]