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歴史書というものは後世の歴史学者によって書かれるのもと思っていたが、どうしてどうしてといった感じである。この本は正に戦後史の正史と言ってよいほどの内容がある。戦後の歴史は日米関係の歴史と言ってよいが、1945年9月2日の敗戦(この日に降伏文書に調印)から2012年のTPPまでの日米関係を自主路線と対米追随路線のせめぎ合いをテーマとして書かれている。
意外なことに、戦後、保守政治家で自主独立を主張した首相が多いことに驚いた。重光葵、石橋湛山、芦田均等がアメリカと対立している。また、何らかの形で自主路線を歩んだ首相に岸信介、鳩山一郎、佐藤栄作、田中角栄、福田赳夫、宮澤喜一、細川護熙、鳩山由紀夫等の名前がでてくる。岸信介は意外だがなるほどと思った。これらの殆どの政治家がアメリカの意思によって退陣を余儀なくされている。
歴史を学ぶ目的は現在を理解し未来を選択することにある。特に戦後史を理解することは重要であれる。その意味で「戦後史の正体」が出版された意義は大きいと思う。
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