|
今日は、このところブログの記事が少ない言いわけをすることにした。 最近は、ブログに手が回らないほど忙しい。1日の労働相談が終了すると、疲れきってしまって、文章を作る気力がない。それだけ繁盛している。こう言う仕事が繁盛するのは良いことではない。風太郎の、もともとあまり良くは無い頭をフル回転させて、その人に合った解決策を一緒に考える。疲れる仕事である。 最近、一番深刻な事件は、レイプ事件である。若い女性社員が出張先のホテルで、上司からレイプされた事件である。あまりにも深刻で、ここに書くのは憚られる。私の神経がもう少し図太くなければ無理である。私が取扱ったレイプ事件は、この3年間で3件ある。そのうちの1件は、レイプまでは至らなかったので何とか力を振り絞って以前記事にした。 ● レイプ未遂事件の記事「送り狼」→http://blogs.yahoo.co.jp/huchisokun/34755160.html このところ深刻な事件が多く、弁護士に説明するための資料を作ってあげるなどしているので、ブログどころでは無くなっている。ブログの記事も大事だけれど、現実に困っている労働者のために何かするのは、待ったなしである。
|
セクハラ、強制猥褻
[ リスト | 詳細 ]
全1ページ
[1]
|
【近況を知らせる手紙】 風太郎のもとに“1年前にはお世話になりました。”と、ある女性労働者から手紙が届いた。1日5人から10人ほどの相談にのっていると、その内容は数日で忘れてしまう。また、そうしなければ自分の身がもたないとも思っている。 しかし、中には一生忘れられないだろうと思う相談もある。特に強烈な印象を受けたものや風太郎がアドバイスした内容に失敗がある場合がそれにあたる。手紙を受け取って、差出人の名前を見たとき、相談に来たときの状況がリアルによみがえってきた。それほど、強烈な印象を受けた事案だった。 手紙には、お礼の言葉とともに近況が綴られていた。“まだ、子どもと一緒に暮らせる状況ではないが、新しい職場で希望を捨てずに働いている。”と書かれていた。“前の職場での出来事は、弁護士の先生の仲介で裁判にせずに和解した。”とあった。 【異様な匂い】 ちょうど1年前、1人の女性労働者が訪ねてきた。年は30代後半だろうか。しっかりした感じの良い女性である。身なりは、高級品は着ていないがキチットしている。しかし、目の前に座った女性からは異様な匂いがしている。明らかにお風呂に入っていないのではないかと思われた。 彼女は警察に上司からの暴力を訴え、警察は現場検証をしたと言う。ここに来たのは、警察署の帰り道だ。目の周りにあざがあり、殴られたことは明らかだ。彼女は、下町にある小さな飲食店で働いている。いや、昨日まで働いていた。暴力を受けたことで辞める決断をしたという。 彼女には2人の子供がいる。2人共施設に入っている。立ち入って聞くわけにもいかないが、恐らく辛い経過があったであろうことは想像できた。半年前までは、普通に働いていたらしい。残業は多く、残業代は出ていなかったが、今の状況と比べると、はるかにマシだった。月に1日か2日は休ませてくれたと言う。 【何でもありの状況に】 半年前に経営者が入れ替わり、状況は一転した。3店舗あった中華料理店の2店舗はつぶした。残された1店舗で彼女を含む5人が働いていた。まず、休みが全く取れなくなった。休みたいと言えば、怒鳴られた。1ヶ月が31日であれば31日働いた。 朝は9時から夜はオーナー店長のOKがでるまで、午前1時か2時まで毎日働くこととなった。給料が遅れ始めた。時給も950円だったものが、苦しいと言うことで850円にされた。時々、手渡しで払われる給料もいつからいつまでのものか、1日何時間分として払っているのかも分からなくなった。 彼女はアパートの家賃を滞納し、追い出され、仕方なく漫画喫茶に寝泊りするようになった。漫画喫茶に泊まれない時はインターネットカフェに泊まっていると言う。 オーナーが代わるまでは、食事は3食食べさせてくれた。しかし、今度のオーナーは気分しだいで、食事をさせてくれないことも多くなった。お金が無いし、全ての時間が拘束されているので外で食べるわけにもいかなかった。お腹がすいて胃が痛くなった。 【食事も与えられず、罵倒され強制猥褻を受ける】 食べさせてくれというと罵倒された。そればかりではなく、オーナー店長とシェフは、たまたま客の居ないときを見計らって、強制猥褻行為を行うようになった。次第にエスカレートし、客が居るときにも触ってくるようになった。 逃げたくてもお金が無く、給料を押さえられている状態では決断ができなかった。お風呂にも行けず、洗濯もできず、下着を買うお金も無かった。 生理の際、熱が出て出勤できなくなった時、滞在していた漫画喫茶に押しかけてきたので、止む無く、深夜まで働いた。 【彼女はしたたかだった】 彼女は、以前に勤務していた飲食店でも、これほど酷くは無いが不当な扱いを受け、弁護士と相談し争ったことがあった。だから、証拠を残すことの重要性を知っていた。タイムカードや勤務表などは無いが、記録を作っていた。そして、常連の客が何時でも証言台に立つと言ってくれていた。 風太郎は、賃金未払いは労基署を通じて解決する方法。その他の損害賠償は労働局の斡旋といった方法もあるが、明確な証拠が無いので時間の無駄になる可能性があると考えた。たまたま、以前に相談した弁護士の先生がいると言うことだったので、弁護士を代理人として交渉するよう提案した。弁護士費用は自由化されているので、この内容を話せば、費用と支払い時期については、相談に乗ってくれるかも知れないと付け加えた。 風太郎が驚いたことは、こんな状況下でも毅然としていて、しっかり生きようとする強さだった。子供がいる母親の強さを見た思いがした。 ============================================================================================ ●労働相談はどこへ&労使トラブルの六つの解決方法→http://blogs.yahoo.co.jp/huchisokun 憲法を守ろう憲法違反の人権侵害が横行しています。過労死と言う言葉は外国で翻訳せずに通じる言葉となりました。憲法が改定されて、日本が米軍に協力して一緒に世界中で戦争をする国になった時、労働者の人権はどうなるのでしょうか。戦争というものはマスコミなど全てを動員します。自衛隊員が世界のどこかで血を流して戦っているとき、日本の労働者の人権などどうでもよいことになるような気がしてなりません。 更に、憲法が改正され、日本が外国で戦争できるようになれば、軍事費は急速に増大するでしょう。アメリカから人命の提供と戦費の更なる支出を求められます。社会福祉に廻す金は無くなると思います。税金も上がるでしょう。格差はもっともっと拡大するに違いありません。
|
|
【プロローグ】 今日の私はやはり蜜蜂になって、眞由美を追っている。眞由美が部長との会話を録音したのは友人の勧めがあったからだった。眞由美は部長に会った翌日、辛い気持ちに鞭打って出勤し事業部長に事実を話した。事業部長は、部長を連れて会議室に入り1時間ほど話していた。そして今度は、事業部長に眞由美が呼ばれた。私はカーテンにとまって、耳を傾けた。 【眞由美と事業部長の会話】 ★事業部長 「辛い思いをさせたね。私からもお詫びしたい。部長には厳しく注意をした。」 「そこで、相談したいんだけれど、本人も猛省しているので許してやって欲しい。」 「なんとか穏便に済ませられないだろうか。会社として部長は必要な人材なんだ。」 ☆眞由美 「ただ、それだけですか。」 「私はもう会社には来られません。」 「私が、泣き寝入りして退職したら、それで終わりということですか」 事業部長との話し合いは1時間ほど続いた。どうどう巡りだった。眞由美はその日、体調がすぐれないと早退し、予約していた弁護士事務所に直行した。私も眞由美を追って弁護士事務所に来た。労働弁護団の有名な先生だった。 【眞由美と弁護士との会話】 ☆眞由美 「事情は以上の通りです。私としては部長に対する人事的措置を要求したいと思います。そして、私は会社を辞めるつもりです。辛くて会社には行けませんから。損害賠償と慰謝料の請求をしたいと考えています。」 ★弁護士 「辛い思いをしましたね。」 「証拠もあるし、妻子ある部長だから問題が外に出るのは困るだろうし、社長が親会社から来ているとなると、裁判しなくても交渉で何とかなるかも知れないね。」 「約束は出来ないけれど、会社に行って交渉することにしましょう。」 【エピローグ】 交渉は数日後、会社の社長室で行なわれた。弁護士の想定どおり、社長は要求のすべてを即座に受け入れた。和解金は180万円だった。部長に対する人事的な措置は約束され、その内容は会社に任せることになった。和解金の180万円は多分、部長の負担と思われる。 【第27話完結】
|
|
【プロローグ】 今日の風太郎は蜜蜂に変身し、都心の高級ホテルのラウンジにいる。広いラウンジはゆったりとしていて、何人かはコーヒーを飲んだり、新聞を広げたりしている。時間は午前11時、眞由美が入ってきた。私も近くのゴムの木にとまって、成り行きを見ることにしよう。少し遅れて部長が入ってきた。 眞由美(仮名)は大学をこの春卒業し、電子部品や半導体を扱う商社に就職した。大手電気メーカーの子会社で、社員数は200名程度、社長は親会社の役員を兼務している。眞由美はスラリとした背の高い美人である。しかし、今日の眞由美は顔色が悪く、いつもと様子が違う、かなり緊張しているようだ。 数日前、新入社員歓迎会があったが、そこで眞由美はいささか飲みすぎた。誘われるまま数人で二次会に行き、そこで吐いた。帰りは上司である部長がタクシーで家まで送ってきた。眞由美は相当に酔っていたのでタクシーへは抱きかかえられるようにして乗り込んだ。その時、様子がおかしいとは感じていた。 自宅に着いた時、眞由美は「有難うございます。ここで結構です。」と挨拶した。部長は「まあ!いいから」と言って、眞由美の腕を肩にかけて家まであがってきた。眞由美は自宅のトイレでもう一度吐いた。部長は帰らなかった。その先を、風太郎は書きたくない。でも、眞由美は抵抗し、追い出すことには成功した。 眞由美はショックで翌日から休んでいる。眞由美は今朝、部長に電話し、「話がしたいので、ホテルのラウンジに来て欲しい」と頼んだ。眞由美はICレコーダーを洋服のポケットに隠してホテルに向かった。 【眞由美と部長の会話】 ☆眞由美 「送り狼とはどういうことですか。」 ★部長 「ごめん。酔っていたんで、つい。反省している。」 (5万円が入った封筒を出して)「お詫びのしるしだ。」 ☆眞由美 「こんなもので誤魔化そうってことですか」 【エピローグ】 眞由美と部長の話しは1時間ほど続いた。そして、会話はすべて録音された。眞由美は辛かったけれど翌日出勤し、事業部長に事実を話した。 この続き(第27話の2)は右をクリック→ http://blogs.yahoo.co.jp/huchisokun/34853220.html ============================================================================================ ●労働相談はどこへ&労使トラブルの六つの解決方法→http://blogs.yahoo.co.jp/huchisokun 憲法を守ろう憲法違反の人権侵害が横行しています。過労死と言う言葉は外国で翻訳せずに通じる言葉となりました。憲法が改定されて、日本が米軍に協力して一緒に世界中で戦争をする国になった時、労働者の人権はどうなるのでしょうか。戦争というものはマスコミなど全てを動員します。自衛隊員が世界のどこかで血を流して戦っているとき、日本の労働者の人権などどうでもよいことになるような気がしてなりません。 更に、憲法が改正され、日本が外国で戦争できるようになれば、軍事費は急速に増大するでしょう。アメリカから人命の提供と戦費の更なる支出を求められます。社会福祉に廻す金は無くなると思います。税金も上がるでしょう。格差はもっともっと拡大するに違いありません。
|
|
====ナレーター==== 今日の私は北風になって、通勤電車の中にいます。私の朝は通勤電車の中で、新聞記事の覗き見が日課となっています。今日は、小さな記事だけど重要な記事を見付けました。早速、今度は新聞になりすますことにしました。こうすると瞬時に何が書いてあるか理解できてしまうので実に便利です。 1月13日の朝日新聞の朝刊。小さな記事だから殆どの人が見落としてしまうが、私は重要だと感じました。これで何人もの女性労働者が救われるかもしれないと感じたからです。 ====記事をそのまま転載しましょう。==== 『“セクハラ労災”一転、認定決定』函館労基署 「北海道の函館労働基準監督署は12日、職場のセクシャル・ハラスメントで健康障害を起こした女性の労働災害申請について、不認定とした従来の決定を取り消し、認定したことを明らかにした。 厚生労働省が昨年12月、『職場のセクハラで病気になった場合は労働災害になりうる』との統一見解を全国の労働局に通知したことを受けた措置で、通知後、初の認定とみられる。女性は上司に言葉などによるセクハラを約2年間繰り返され、不眠や食欲不振に追い込まれて数年前退職。今も働きに出られない状態という。」 ====ナレーター==== 私は女性がセクハラで体調を崩し、退職し、泣き寝入りしている事実をどれほど見てきたか数えることさえできない。セクハラ被害は当然労災とすべきです。しかし、昨日まで認定は無理と思っていました。 これは本当に朗報です。早く、職場のセクハラで苦しんでいる女性に知らせなければならない。 辞める必要がなくなります。治るまで手厚い補償が受けられるのです。 ============================================================================================ ●労働相談はどこへ&労使トラブルの六つの解決方法→http://blogs.yahoo.co.jp/huchisokun 憲法を守ろう憲法違反の人権侵害が横行しています。過労死と言う言葉は外国で翻訳せずに通じる言葉となりました。憲法が改定されて、日本が米軍に協力して一緒に世界中で戦争をする国になった時、労働者の人権はどうなるのでしょうか。戦争というものはマスコミなど全てを動員します。自衛隊員が世界のどこかで血を流して戦っているとき、日本の労働者の人権などどうでもよいことになるような気がしてなりません。 更に、憲法が改正され、日本が外国で戦争できるようになれば、軍事費は急速に増大するでしょう。アメリカから人命の提供と戦費の更なる支出を求められます。社会福祉に廻す金は無くなると思います。税金も上がるでしょう。格差はもっともっと拡大するに違いありません。
|
全1ページ
[1]






