労働相談奮闘記

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世界一の債権大国日本

「通貨」はこれからどうなるか (浜矩子著)の読後感想
著者の浜 矩子(はまのりこ)氏は最近メディアに登場することが多くなったエコノミストです。
経歴はウィキペディアにあったのでクリックしてみてください。→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%9C%E7%9F%A9%E5%AD%90

浜氏はこの本の中で「1ドル50円時代は必ず来る」と主張し、「ユーロ危機の結末」を予測し、日本の「財政問題と増税の行方」を論じ、「地域通貨の可能性」について書いている。

国と地方で800兆円もの借金があるのに「それでも円は強い」という彼女の根拠に挙げた数字はなるほどと思わされた。

政府や企業など国全体が保有する資産から負債を差し引いた残高は2712兆円(2009年度末)
負債の中には国と自治体が保有する公債800兆円が含まれるわけなので、この数字から逆算すると、主として民間が保有する資産は2712兆円+800兆円=3500兆円強となる。
浜氏は円の強い理由の一つとしてこの数値を使っている。なるほどと思うが、私は、民間が3500兆円も貯めこまなければ国と自治体が800兆円もの借金を背負い込むことにはならなかったということではないかと思った。
対外債権残高−対外債務残高=251兆円(2010年末)
浜氏はこの数字を示し、日本は世界一の債権大国だとしている。これも円高の理由としている。なるほどとただただ納得である。

2010年度の経常収支は17兆1000億円のプラス
浜氏の説明によると
国の経常収支=貿易収支+サービス収支+所得収支+経常移転収支
となる。
貿易収支は円高になれば厳しいが、それでも2010年度では8兆円のプラスである。サービス収支は1兆5000億円のマイナス。所得収支は11兆6000億円のプラスである。海外からの配当金などで儲けていることがわかる。経常移転収支は、その性格から当然マイナスとなり1兆円のマイナスである。2010年度のトータル(経常収支)は17兆1000億円のプラスでsる。

サービス収支とは・・・・・・・・旅行や通信等のサービス関係の収支
所得収支とは・・・・・・・・・・・・配当や証券投資の収支
経常移転収支とは・・・・・・・・・・政府間の援助の収支
震災で日本中が大変な状況下でも海外からの配当金などでの儲けは膨らんでいる
円高で輸出が厳しい状態となり中小企業などは大変な状況にあるので、そのことに目を奪われて不景気を実感するが、海外からの配当金などで大儲けをしている人たちが沢山いることがわかる数字である。2011年度は東日本大震災の影響で貿易収支が1兆6000億円のマイナスになったが、配当金などの取得収支では14兆円の黒字と逆に儲けが膨らんだ。日本中が震災で大変な状況でも儲けている人たちはキチット儲けていることがわかった。
高所得者への優遇がなされてきた
浜氏は、小泉政権が高所得者への優遇策を採ってきたことを述べているのでその部分を紹介することにする。
「日本で言えば小泉純一郎首相時代、特に所得税に関しては異様なほどにフラットな租税体系が指向された。これはつまり高所得者への優遇であり、国として『金を沢山稼ぐ人こそ重要』というスタンスを示したことでもある。『税金が高いと金持ちの投資意欲を削ぐからお金が回らなくなる』『沢山稼ぐ人を優遇することで、彼らのやる気がアップするので景気が上向きになる』まさに旧来型のレーガノミクス的な価値観であった。

この発想に全く正当性が無いとは言わない。やる気のある人々からやる気の全てを奪うような統制経済下に封じ込められている、そんなところから出発するのであれば租税体系のフラット化も意味はある。要は、どのような経済状況、社会状況の下で、租税体系の考えるかということだ。

では、小泉改革の時はそうだったか。税をフラット化するなら、一方でそれに伴って発生する格差問題への対応があってしかるべきだった。すべては時代状況と関わりがある。
そこを忘れてはいけない。」

浜矩子さんのこの文章を読んでジャーナリストの斎藤貴男さんの「消費税のカラクリ」の一節を思い出した。こう書いてあった。所得税がフラット化した結果「かくて所得税の再配分機能は消失し、1991年度のピーク時には26兆7千億円あった税収も2009年度は12兆8千億円へと半減した。

1974年最高税率が75%あった所得税の税率は1999年には37%となり、2007年度から40%となっている。高額所得者に大幅な減税を実施したことで税収が大幅に落ち込んだことになる。
「通貨」はこれからどうなるか(浜矩子著)http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_ss_i_0_3?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Daps&field-keywords=%95l%8B%E9%8Eq&sprefix=%95l%8B%E9%8Eq%2Caps%2C544

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漫画で解説したすぐれもの

「ホームレス総合相談ネットワーク」が発行した「路上からできる生活保護申請ガイド」(改訂版)を読みましたがかなりの優れものです。

一般的に解説書はかたくて読むのが嫌になるのが相場ですが、ほとんどすべて漫画で物語風に解説しているので読者をして惹きつける力を持っています。

ホームレスの当事者が読んで役に立つように作られていますが、支援する立場の人たちにも十分に役立つ本です。

私の場合、念入りに読みましたが、2時間半ほどで読み終わりました。

福祉事務所でなかなか渡してくれない「生活保護申請書」などの申請に必要な書類が切り取り線で切って使えるように付いていますし、その書き方の見本も付いています。

漫画の力を再認識する一冊でした。

○アマゾンの購入ページ↓
路上からできる生活保護申請ガイド

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【以下は宣伝文です。】

消費税のUPは中小企業の経営を直撃し大量な失業者を生み出します。その理由↓

http://blogs.yahoo.co.jp/huchisokun/60156968.html
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このブログのメインページ↓

http://blogs.yahoo.co.jp/huchisokun

金持ちしか法律家になれない?

労使紛争が起きた時、組合の団交や労働基準監督署の行政指導、労働局の紛争解決制度などを利用して解決の努力をするが、どれも判決を突き付けるわけではないので決定打にはならない。最後に頼りにするのが裁判所。裁判所の利用には弁護士を頼ることになる。

その弁護士が金持ちの味方しかしないとなればどうだろう。今は、労働弁護団など労働者の味方になることを旗印にした弁護士集団が有るが、そういう奇特な弁護士が少なくなる仕組みが作られようとしている。この制度改正で、なりたての弁護士は600万円から1500万円の借金を抱えて弁護士を始めることになりかねない。そうなれば、弁護士は儲かる仕事しかしなくなる。

「週刊金曜日」に日弁連会長の宇都宮健児氏がこの問題に関して寄稿している。
以下、「週刊金曜日」から転載します。
【金持ちしか法律家になれない。】
司法試験に合格して弁護士・裁判官・検察官になるには、司法研修所で一年間の司法修習を受けなければならない。司法修習生には、修習に専念する義務が課され、アルバイトは禁止されている。このため、修習生に対しては、国から国家公務員の大学卒初任給相当額の給与が支給されてきた。

しかし、今年の11月からは、この給与が打ち切られ、生活費等が必要な修習生には一定金額を貸し付ける「貸与制」に切り替わることになっている。

日本弁護士連合会(日弁連)が2009年11月、新63期司法修習生1528名の法科大学院在学時の奨学金利用の実態を調査したところ、52.81%が奨学金を利用しており、平均額は318万8000円、最高額は1200万円であった。今年11月から司法修習生の給与が貸与制になれば、法科大学院時代の借金に加えて、約300万円の借金が付け加わることになる。そうなると、新しく弁護士・裁判官・検察官になった人の二人に一人が平均600万円近くの借金を抱え、多い人は1500万円近くの借金を抱えることになる。法律家になった途端に多重債務者となってしまうわけである。

このままでは、経済的にゆとりのある家庭の子どもしか法律家にならなくなってしまうおそれがある。その結果、市民感覚からかけ離れた法律家が数多く輩出されることになりかねない。
実は、私は、司法試験に合格した後、大学を中退して司法研修所に入っている。司法修習生になれば、公務員の初任給相当額の給与がもらえるので、経済的に苦しい親に迷惑をかけなくて済むと思ったからである。今のような法曹養成制度では、私自身果たして弁護士になれたかどうか分からない。

山口二郎北海道大学教授は、『東京新聞』のコラムでこの問題について、「借金を背負ってキャリアを始めた弁護士が、儲かる仕事に専念し、弱者の権利擁護には背を向けるということが起こるかもしれない。正義感を持った法律家の卵が、後顧の憂いなく勉強に励めるように、社会全体が支援すべ
きである。その成果は、社会正義の実現という形で、戻ってくるはずである」と述べている。
現在、日弁連は、緊急対策本部を設置し、貸与制を阻止し、給費制を維持する運動を展開している。

「週刊金曜日」
大企業の宣伝などが載らない週刊誌なので、言いたいことが言える週刊誌なので、少し割高だけれど信頼できるので風太郎は愛読しています。

ホームレス中学生

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/d9/f2/starstory60/folder/1272857/img_1272857_38331356_1?20071215104904

たまたまこんな記事をみつけた。ホームレス中学生
記事のタイトルは「ホームレス中学生 格差の時代にさわやかな夢」

[[attached(1,right)]]
人気お笑いコンビ麒麟(って知らない。。。)の田村裕って人が書いた本で、9月の発売からわずか2ヶ月でミリオンセラーとなり、今年の年間ベストセラー第二位に選ばれたそうだ。映画化も決定したそう。

今年の出版界最大の話題作かもしれない。壮絶な自叙伝の何が共感を呼んだのだろうか。
(中略)
14年前の大阪で中学生のホームレスが実在したことは驚愕(きょうがく)の一語に尽きる。少年は約1カ月で過酷な公園生活から脱するが、そこには少年を助けた友人やその家族のさりげない情愛があった。さらに少年の心を開いた教師の細やかな愛情、少年を最後まで支えた兄姉の深い絆(きずな)があった。大好きだった亡き母への思い、友人にも打ち明けられない思春期の葛藤(かっとう)が訥々(とつとつ)と語られるなかで、読者は現代社会が失ったものに気づくのである。
(中略)
所得格差は教育格差を生み、さらに就職、結婚と格差は格差を生み、固定化するといわれている。世相をみれば、セレブや三ツ星レストランがもてはやされ、あらゆる場面で「勝ち組」「負け組」に色分けされる反面、愛情や友情、人情を共有できないのが現実ではないだろうか。田村さんは自分を捨てた父親とすべての人に「感謝」の言葉を贈った。格差社会のなかで孤立する多くの読者は笑いと涙の中にさわやかな夢を見つけたにちがいない。

ベストセラーだから読みたくなるというほど元々素直でもないのだが、この書評を読むだけでこの本を読む気はなくなってくるのである。何が言いたいんだ?!格差社会は残酷だけど、その中でも「感謝」を忘れず笑顔で生きている人がいるんだよ、と言いたいのだろうか。「格差社会にさわやかな夢」ってどういうことなのか。読んでみればわかるのかもしれないけど、このキャッチコピーを読むと読みたくなくなる。


時折訪問するブログで、かつてアル中で精神を病んでいたという人が書いていたのだけど、障がい者にせよホームレスにせよ、「向こう岸」にいることを感じさせず、あっけらかんとその「壮絶さ」を綴るかぎりにおいて、彼等は「危険な存在」ではなくなり、私たちは「こちら側の岸」から拍手喝さいを送る、と。(この人の慧眼を私は尊敬している。)

何年か前に乙武ヒロタダが書いた『五体不満足』という本もベストセラーになったけど、「障がい者」であることのつらさとか悲しみとか社会にたいする怨恨とか抗議とかそんなことは何も書かれていなかった。「障がい者であることが僕の個性」、バスケットボールさえやっちゃうし、手足がないハンディはかえってわずかに残った腕で超低姿勢からのドリブルという得意技を生み出し、レギュラーに選ばれて試合出場さえした。早稲田大学に入学して小学校の先生にまでなった。(ってのは本出版後のことだけど。)究極のポジティヴ・シンキング。


こういう話がやっぱり万人に受け容れられるんだと思う。だけどやっぱり乙武さんは特殊な「障がい者」だ。手足がないことを除けばルックスはいいし、戸山高校から早稲田に入っちゃうくらい頭いいし、性格明るくて人に好かれるし。そして何より、よだれを垂らしたり、手足や口が麻痺して話すとき顔をゆがめて「へんな声」を出したりしない。乙武さんの本自体には感銘を受けた一人だけど、乙武さんのケースだけをもって、「障がいも個性。同情する必要もないし、前向きに生きるべきだ」と言うわけにはいかない。私たちの社会のあり方を問い直すことなく。個別支援急学級の生徒たちは卒業後、親の扶養なしに「自立」していくことはやはりできないでいるのだ。

同じように「ホームレス中学生」をもって、格差社会の弱者もさわやかに夢をもって生きろよ、と片付けるわけにはいかない。この記事を見つけたのはたまたまトヨタの過労死訴訟のニュースを検索したら、同じウェブページのgooニュースに載ってたのだ。この本が「読者の共感を呼んだ」って書いてあるけど、どういう人が共感したんだろう(ってベストセラーなんだから多くの人が共感したんだろうけど。)共感した人の中に「自動車絶望工場」で働いているトヨタの下請け労働者とか、会社がつぶれて失業したサラリーマンとか、破産して借金を抱えた中小企業の社長なんかもいるんだろうか。ところでまあ、読まないで云々するのもなんだから、今日教会の帰りに本買ってこよう。山積みされているのは見たから。読んで感想変わったらまた書きます。

ちなみに本の帯には「衆議院議員麻生太郎氏も推薦」と書かれている。


(加筆)
さっきこの本買って読み終えました。2,3時間でサラサラっと読んでしまえる本です。なんだか物足りないと感じるのは私だけだろうか。著者は自分を捨てたお父さんを恨まない。「お父さんにもお父さんの苦しみがあったんだろう」と想像する著者の人間の器が大きいのか、本を売るための戦略なのかわからないけれど、あまりリアリティを感じなかった。だから共感もしなかった。この本に出てくる著者を取り巻く人々は皆とびっきり温かい。実際世の中はこんなに温かくない。冷酷無情なグローバル経済が社会のセーフティネットさえ破壊している。地域社会もセーフティネットとしては機能しない。本の帯で「ここには、日本人として忘れてはならない何かがあります」と語る麻生太郎に「ケッ!」と思う私は、きっと著者より数倍性格が悪いのだろう。それがどうした?!
 

転載元転載元: キリスト者として今を生きる

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