労働相談奮闘記

労働者の悲痛な叫びを伝えたくて、そして解決に役立てて頂く為に

ブラック企業

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ブラック企業をどうやって見分けるか
就活中の学生にとって、
ブラック企業を
どうやって見分けるかは悩ましい問題だ。
この問題に対して学識者が協力してどうやって見分けるかについて解説した冊子を作った。
読んでみたが納得の冊子である。


関連する東京新聞の報道

冊子を発表した

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ブラック企業を見分けるのは困難だが・・・・
 ブラック企業を見分けるのは極めて困難だが・・・
 いまやブラック企業という言葉を知らない若者はいないだろう。ブラック企業の見分け方を質問してくる若者が増えてきた。しかし、外から見てもなかなか見分けることは困難だ。私が良く利用する衣料品店もブラック企業らしいが社員は快活に動いているしサービスも良い安くて品ぞろえも豊富。外からは良いところしか見えない。しいて言えば、離職率の高い企業はヤバイ。その企業の入社後2,3年の離職率がわかれば参考になるだろう。ブラックな労務管理は外から見えないところで行われている。

 大企業だから大丈夫とも言えない。最近は大企業である家電メーカーなどもでも退職の強要が行われている。国会でも取り上げられマスコミでも報道されている。職種変更や地方への異動、長時間労働と引き替えに終身雇用制度が定着していた(事実上そうなっていた)はずである。過酷な労働条件はそのまま残って終身雇用制度は切り崩されつつある。

 IT業界は決まって長時間労働である。大企業からの受託事業や派遣先での仕事が多く、上司だけでなく客先の不当な要求で労働条件が厳しくなりがちだうつ病も多い業種だろう。

 外資系企業の特徴は人事部に事実上人事権がなく直属の上司が絶対的な人事権を持っていることだ。直属の上司に嫌われたらお仕舞いという面がある。改善目標なるものを作らされることもある。リストラのターゲットになったと言うことだ。上司は気に入らないと平気で仕事をとりあげる観的で合理的な理由は無く恣意的にやられることが多い。やむなく自宅待機状態となる。しかし、日本の企業とちがって自宅待機でも賃金がそのまま払われることが多い。退職が迫られる。パッケージといって退職条件が提案されることがある。なにがしかの金を払えば自由にクビ切れる制度を日本でも導入しようとの動きがあるが、外資系企業ではこれを先取した感がある。

 介護関係の職場では決まって低賃金だ。小さな事業者が多い。その地域の不動産屋や土建屋がオーナーであることが多い。小さな事業者が多いためか管理体制が杜撰である。しわ寄せはそこで働く労働者だけでなく利用者にも及んでいる。

 最近のマスコミの報道で気になることがある。日本は外国と比べて解雇がしにくい国であるとの論調である。労働関係の弁護士でさえそれを否定していない。しかし、労働相談の現場ではこの報道に違和感を覚える。日本ほど解雇が理不尽にまかり通っている国は少ないのではあるまいか。退職の強要は日常茶飯事である。労働組合もなく泣き寝入りして辞めていく労働者の何と多いことか。労働組合があっても正社員のベースアップ交渉をするためにあるだけで、個別の労働者の解雇や不当な退職勧奨には無力なことが多い。それでも日本は解雇し難い国と言えるのだろうか。退職を強要されているにもかかわらず「自己都合退職」させられた事例は枚挙に暇がない。確かに解雇の4要件なるものがある。しかし、裁判での話である。多くの労働者にとって裁判など高根の花だ。

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『ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪』(文春新書)を著して
 
*すでに、いくつかのブログで取り上げていただきました。
 
BLOGOS:「ブラック企業とブラック公務の「民事的殺人」が若者を壊し日本を食いつぶす 」
http://blogos.com/article/50239/
 
hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-bd5e.html

 
 
1、            この本を著した動機
 20121119日、文春新書より拙書『ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪』が刊行されました。今回は、私がなぜこの本を著したのかを、そして、この本から皆様に何を読み取っていただきたいのかを、申し上げたいと思います。
 ブラック企業はネットスラングとして世の中に広がりました。若者の間で、「違法な企業」を意味する言葉として流行しているのです。労働相談の中では、「就職先がブラック企業だという噂がある。どうしたらよいか」という、学生からの相談や、両親から「子どもがブラック企業に勤めているようだ」という相談も寄せられており、社会的な広がりが見られます。
 ブラック企業の典型的なパターンは、長時間労働やパワーハラスメント、セクシャルハラスメント、退職強要などが横行するということであり、これによって若年性社員の早期離職率が上昇しています。
 最近では厚生労働省も「ブラック企業」という言葉を意識するようになっているようです。
 
本書の目次は下記の通りです。

1 ブラック企業の実態
2 若者を死に至らしめるブラック企業
3 ブラック企業のパターンと見分け方
4 ブラック企業の辞めさせる「技術」
5 ブラック企業から身を守る
6 ブラック企業が日本を食い潰す
7 日本型雇用が生み出したブラック企業の構造
8 ブラック企業への社会的対策
 
(1)ブラック企業問題への対応の遅れ
 私がこの度本書を著したのは、「ブラック企業問題」の広がりにもかかわらず、これについて政治家やメディア、労働運動家がまともに取り上げようとしないからです。
 私はブラック企業問題を、「派遣切り」以上の社会問題としての広がりと重大性のあるテーマだと考えていますが、多くの労働組合関係者や研究者はそうではなく、一時の「流行」に過ぎず、「すぐに廃れてしまう」と思っているようです。
 ブラック企業問題は、正社員となった若者の問題です。また、重要なことは、「派遣切り」も「偽装店長」も労組やマスコミが生み出した言葉であるのに対し、「ブラック企業」は若者自身が生み出したものだということです。
かつて問題となった、非正規雇用問題であれば、それは「正社員化」という「模範解答」が存在しましたが、ブラック企業は正社員の問題であるため、解決策が見えません。
 むしろ、非正規から「正社員になれ」と煽られ、競争されられた結果、「どんな会社でもいいから就職したい」という気持ちにつけいれられ、ブラック企業は増えています。
「正社員のブラック化」には先がありません。これまでは「自己責任」を受け入れてきた若者が、ついに自分たちで問題提起せざるを得なくなりました。競争に勝ち抜いた「正社員」の若者たちが、労働の辛さに耐えかねて、この言葉を生み出したのです。
したがって、この言葉は、若い正社員の待遇が根本的に改善されない限り、広がりを持ち続けるでしょう。
 この言葉の背景を探り、有効に社会批判・社会運動へと結び付けていく視座が求められているのです。
 
(2)ブラック企業問題の難しさ
第二に、私がこの本を著した動機は、「ブラック企業」について、だれも理論的・体系的に理解しようとしないことに、強い危機感を抱いたからです。
そこには、先ほども書いたように、「若者自身が生み出した言葉」を軽視しているようにも見えます。「たかがネットスラング」だという意見をよく耳にするのです。ですが、むしろネットで労働問題・社会問題が流行しているのだとすれば、これは重大問題です。
社会運動家が「貧困」や「格差」を説くのは当たり前のことですが、普通の若者がネット上で社会批判を行うということは、より状況が深刻で、しかも広がりを持っているということです。
 確かに、「ブラック企業問題」は、「使い捨て店長」や「派遣切り」に比べて難しいテーマではあります。もしブラック企業を「違法企業」だといったとしても、それは昔からあるからです。なぜ「今」若者が「ブラック企業」という問題を提起しているのか、これを理解する必要があります。
 「ブラック企業問題」に真剣に取り組もうとすると、ただ具体的な「違法行為」に対する批判を展開するだけではすみません。この問題の背景や社会構造まで十分に踏まえた上での考察や、戦略的な言説が求められるのです。しかし、運動家の多くも、こうした労力を払おうとしていません。
 だから、社会運動が取り上げる場合にも、「ブラック企業」の本質を捉えずに、「違法企業」に対するただの「キャンペーン」、「レッテル」になりがちです。 
 しかし、本当は、今、若い正社員が何に苦しみ、どこに活路を見出せばよいのかを、この言葉を切り口にして、考える機会になると思います。これまでの賃上げや解雇問題だけではなく、労働時間や生活(結婚や育児など)を含めた問題提起を、もっと広範に共有していくチャンスだと、私は思っています。
 
(3)論理性と、戦略の提示
 こうした問題意識から、本書は、拙著『ブラック企業に負けない』から内容を大きく発展させ、背景となる社会構造の説明や、この問題がただの個別企業の問題ではない「社会問題」であることの説明に多くの紙幅を割きました。
 特に、この問題は「ただ違法企業を取り締れ」と騒ぎ立てるだけでは解決できないということが重要です。日本の労働・社会構造のひずみが生み出している問題であること、さらに、放置すると日本の産業社会全体が危機に陥ることを示しました。
 
 
2、本書の特徴
 本書の特徴は、下記の四点です。
 
(1)実態を論理的に整理
(2)対処法も、体系的に提示
(3)社会問題としての提示
(4)対抗する「戦略」を、政策、運動、個人のレベルでそれぞれ提示
 
 特に強調しておきたいのは、(4)「対抗する「戦略」を、政策、運動、個人のレベルでそれぞれ提示」した点です。
 すでに、「個人がどうやって見分けるのか」や、裁判で訴える方法などについては類書が出されています
 しかし、ブラック企業の社会的背景を分析し、個人、運動、政策のそれぞれのレベルで対案を示したものは少ないだろうと思います。
 ブラック企業の特徴は、長時間労働など、業務命令に限定がかからず、とにかく「働き続けられない」ほどの働かされるところにあります。
 これまで非正規雇用で問題となってきた「賃金格差」や「解雇」という問題とは異なり、正しいとされた「日本型雇用」のあり方が問われています。
 こうした問題の次元の変化の中で、有効な政策論や対案を出す必要があります。私がもっとも伝えたかったことも、こうした「戦略の変更」の必要性なのです。
 
 
3、本書を通じて伝えたいこと
 本書を通じてお伝えしたいことは、この問題が社会問題であり、若者だけではなくすべての市民が取り組むべき問題であるということです。
 そして、これまでの問題とは異なり、日本の雇用システムのあり方全体を問い直すことが迫られているのだということです。
 そして、特に、教育関係者、子どもを持つ親の方には、ご一読願いたいと考えています。私たちの世代から世の中をよくしていくために、ぜひ多くの方にご覧頂、問題意識を広げる一助となれば、幸いです。

転載元転載元: NPO法人POSSE(ポッセ)代表・今野晴貴

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体調を崩し、しばらく記事の投稿ができませんでしたが、再開することにしました。
今年の最初の記事は優良書籍の紹介です。私は、この書籍を特に就活をしている学生に読んでもらいたいと思っています。

文春新書「ブラック企業」
著者
今日、紹介するのは文春新書の「ブラック企業」です。著者はNPO法人POSSEの代表・今野晴貴氏です。
今野晴貴氏については氏の「ツイッター」又は「ブログ」をご覧下さい。

ブラック企業とは
ブラック企業という言葉が最近若者の間で使われています。イジメやセクハラがあり、残業代など払わない、長時間労働、理不尽な労務管理で人権侵害が常態化している企業という意味です。この書籍は、増加するブラック企業の実態を明らかにし告発しています。ブラック企業は一部の特殊な企業では無く、学生があこがれる巨大な有名企業も名を連ねています。良い商品が多くサービスも良いので私も利用したことのある衣料品大手X社もブラック企業でした。

ジャーナリストのように
今野晴貴氏も私も労働相談に携わっています。私も、労働者の悲惨な状況は知っているつもりですが、この本を読んで改めてブラック企業がどのようなものであるかを知ることがでました。今野氏は労働相談でブラック企業と思われる相談があると、相談者から、その企業を辞めた人を紹介してもらうなどしてジャーナリストのように、その企業の労務管理の実態を調査し分析しています。

ブラック企業の指標
こんな企業で働いて人生をメチャメチャにされたくはない。こんな企業をのさばらせてはならないのだが、現実には争うことが難しく、泣き寝入りして自主退職に追い込まれるケースが多い。当面、自己防衛しかないが、どうやって見分けるべきか、「ブラック企業」では8つの指標を提案している。具体的には書籍を購入し読んで頂くしかないが、見分けるポイントの一部を紹介することにします。

新興成長企業で大量採用、大量退職
「ブラック企業の指標は、何といっても大量採用・大量離職の実態にある。(中略)若者は働き続けることができない。そして場合によっては精神疾患をきたし」と書いている。私も同感である。有名企業であり学生があこがれる企業であることをいいことに大量に採用するが1,2年で大量な退職者のある企業はヤバイ企業です。これは労働相談を通して著者に同感するところです。入社後の2,3年で何割も退職している企業かどうか調べる必要があります。

異常な長時間労働
「ブラック企業]では異常な長時間労働を指摘しています。この点については私も同じように感じています。ブラック企業で共通することの一つが長時間労働です。また、休日に出勤することが多いのも共通しています。上司を始め先輩が残業していて帰れる雰囲気ではない。先輩や上司が休日も出勤するので出勤せざるを得ない。土日が休みで祝日が休みなら1ヶ月の平均出勤日数は20.5日のはずです。逆に言えば、1ヶ月に9日か10日の公休日があるはずです。現実にどのぐらい休めるのか調べてみるべきです。1ヶ月の所定の労働時間は平均20.5日×8時間=164時間ぐらいのはずですが、過労死ラインといわれる80時間以上の時間外労働があるようであれば要注意ということになります。
 
このようなブラック企業を野放しにはできません。わたしもブログに「ブラック企業」という書庫をtるくりました。告発していくつもりです。
 
 











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