分水嶺に咲く花

詩を愛する方に。著作権は放棄しておりません。感じた事を気ままに。

出逢いの時

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ひかり    #999

ひかり    #999





満ちる時にあわせて

細い糸を紡いできた


大地の紅い月から

寒風に磨かれて透ける月

つづり初めを照らして

いま言葉の幕を引く燦めき


ひとすじの光あたえて

至高の頂きに登るケルン




                阜可 忠

        平成二十三年二月十八日(金)



           御礼の言葉


約二年間、私の詩をお読み下さり本当に有り難うございます

お陰様で本日、九百九十九編の最終詩をUPすることが出来ました。

これもひとえにお読み下さる皆様方の後押しを頂きました上での事。

重ねて御礼申し上げます。

明日以降は一休みの上、また新しい時を数えることになります。

変わりませず応援の程宜しくお願いいたします。

                      阜可 忠

仕上げの時  #998

     仕上げの時  #998




     仕上げの時は今

     手のひらの中の脱力感

     散光となって虚空に入る


     二編の舞衣ひるがえし

     二年の歳月をへて

     君しるや一抹の寂しさ


     仕上げの時は今

     明日に繋げるゆめ

     ためてこころを放つ

                      阜可 忠

旅支度   #997

     旅支度  #997





   温かくなったら旅をする

   こころの中で旅をする

   旅の準備に過ごすとき

   昔の旅の片割れが

   身を乗り出して語り出す

   あなたは詩人と告げて去る


   昔を鞄からかきだせば

   詰めて埋まらぬ旅かばん

   読みかけの本は置いていく

   謎の時間も捨てていく

   少しのお金と時刻表

   こころの中の旅支度

                 阜可 忠

独り雲    #996

    独り雲  #996 




  命削れば詩が細る

  綴るこころに透ける風

  つないで流す独り雲

  命預けるあのきしに

  待ってくれるか白の人

              阜可 忠

命   #995

     命   #995





   命を照らす今宵の月は

   残す詩編にかかる月

   数えて過ごす春までは

   過去詩を辿れと言ってみる

   四半世紀の三重ね

   ゆめに遊んだ今宵の月は

   残す詩編の数え歌


                阜可 忠

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