ここから本文です
フクロムシ&コブクロムシ怪獣なんでも研究所
地震、噴火、核ミサイル いつ現れるのか プルガサリ…

書庫古今東西映画の小部屋

記事検索
検索

祈りの幕が下りる時

イメージ 1

今年1月に全国公開された東野圭吾原作、阿部寛さん主演のミステリーサスペンス映画「祈りの幕が下りる時」デッス

小菅のアパートで滋賀県在住の40代女性・押谷道子の腐乱遺体が発見された。アパートの住人は越川睦夫と名乗る男性で、現在越川は消息を絶っていた。捜査一課の松宮は殺害時期や現場が近い新小岩での河川敷で発生したホームレス焼死事件との関連性を感じながらも、道子の住む滋賀県での捜査で道子が中学の同級生で演出家の浅居博美を訪ねに上京したことを突き止める。しかも博美は松宮の従兄で日本橋署の刑事・加賀の知り合いだった……

私が今までに観た映像作品のほとんどは特撮怪獣映画、SF、ファンタジー、ホラー映画ばっかです〜邦画のミステリー・サスペンスというと横溝正史の金田一耕助シリーズや京極夏彦の京極堂シリーズくらいしか思いつきませんですゥ〜
でも、もろもろ観た邦画の中で一番深く感動して忘れられない作品は、なんと言っても野村芳太郎監督の不朽の名作「砂の器」だったりします

さて、この物語の原作「新参者」シリーズは小説を読んだこともなく、TVドラマも観たことなかったし、もちろん2編スペシャルドラマも知らないので、ゆいいつ観てるのは前作の劇場版「麒麟の翼」だけでした。そんなもので、物語のベースをよく理解できていないのですが、この原作、評論家のあいだでは東野版「砂の器」と呼ばれてる作品なんだそうです

この映画の監督は「半沢直樹」「下町ロケット」等TVドラマ出身の福澤克雄さんです。2004年に放映された中居正広さん主演のTV版の「砂の器」も福沢さんが監督されてましたですね
原作の類似性はさておき、演出手法が野村監督の「砂の器」にところどころうりふたつなのに驚きました。冒頭のナレーションなしのテロップからしてもう「砂の器」の世界です。ストーリー的には原作を読んでないのでどの程度脚色されてるのか判りませんが、少なくとも演出は「砂の器」をかなり意識されていると思います
でもそれは、パクリとかじゃなくて野村作品を純粋にリスペクトしたオマージュなんだと思います。そういう意味では東野さんの原作はすごく演出しやすい題材だったんでしょうねェ〜

もちろんストーリーはぜんぜん別物ですし、加賀刑事というヒーローチックな主人公は、「砂の器」のシブくて地味な今西刑事とはずいぶんキャラが違いますゥ〜
「砂の器」の犠牲者は三木 謙一ひとりですが、「祈りの…」の方は複数殺人ですね
最後には犯人自身も絞殺されてしまいますし〜
でもどちらのお話も親子の深い愛情がテーマであることには変わりありません
そして繊細なストーリー展開、旅情豊かな風景、悲しい運命に翻弄される親子(娘)の末路に思わず涙がこぼれてしまいます

TVの連続ドラマ10話、SPドラマ2本そして劇場版2本と続いた阿部寛さん主演の「新参者」シリーズはこれで完結だそうです。最後を飾る「祈りの幕が下りる時」はほんと名作と呼ばれる価値のある作品だと思いますよ〜まだご覧になってない方はぜひGEOってきて観て下さいませ〜とくに「砂の器」ファンの方は必見ですよ〜デヘヘ

映画『祈りの幕が下りる時』予告

アンダルシアの犬

イメージ 1

ルイス・ブニュエルとサルバドール・ダリによって制作され、1929年に公開された
シュールレアリスムの傑作と言われる実験映画「アンダルシアの犬」デッス

ほとんどストーリーのないイメージ映像の羅列で、20分あまりのショートムービーですから、あれやこれや考えている間に終わってしまいます
なんと言っても冒頭の女性の目玉をカミソリで切り裂くシーンがショッキングです

イメージ 2

ほかにも、切断され路上に転がった右腕を杖でつつく青年、手のひらに群がる蟻、部屋に積まれた牛の死骸など脈略のない、謎めいたイメージ映像が断片的に綴られています
戦前のサイレント映画ですが、BGMに流れている音楽がやけに明るいのがかえってアンバランスで不安をかきたてます

先日、レビューしたケネス・アンガーの「ルシファー・ライジング」に比べるとずいぶんとクラシックで、より前衛的…観る人の感性によって評価がまったく変わってくる作品だと思います〜

前にもカキコしましたが、学生の頃芸大へ行った友人に感化されてこういった映像作品や前衛音楽をよく見たり聴いたりしていました
「アンダルシアの犬」も初めて観たのは、東京でその友だちに連れられていったどこかの美術館の上映会でした。当時はVHSもLDもDVDもない時代ですから、こう行った催し物を探して観に行くしかなかったですねェ〜
都会ならまだしも四国の田舎ではとうてい観ることのできないレアな作品でした
「マジック・ランタン・サイクル」に続いて、当時心酔していた映像作品をもう一度再見したくてDVDをGETしてみました

このアイテムは今年再発されたリマスター盤デッス。映像はずいぶんクリアになっていて経年劣化による映像の痛みは最小限に修正されています。でもモノクロだし、内容が内容だけに難解なのは変わりませんねェ〜妙に陽気なBGMを暗黒プログレ系のROCKに変えたら、映像と音楽のマッチングがよくなるかもしれませんね

youtube探してみると全編UPされてました。わざわざDVDをGETする必要無かったかも〜トホホ

Un Chien Andalou (1929), de Luis Buñuel
イメージ 1

「GODZILLA: KING OF THE MONSTERS」
トレイラー第2弾が解禁されました〜
この映像観ちゃうとアニメギドラなんかミミズ程度にしか思えません
とにかく大迫力に圧倒されちゃいマッス
ラドンモスラもめっちゃかっけ〜ッ
来年の公開日が待ちきれないですゥ〜デヘヘ

『ゴジラ2: キング・オブ・ザ・モンスターズ』 予告編2
イメージ 1

ゲゾラ・ガニメ・カメーバのイメージ確認のため久々にDVDをテーブルに乗せました
1970年公開の東宝特撮怪獣映画「ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣」デッス。先日、講談社の”ゴジラ全映画コレクターズBOX”の記事をUPしたんですが、その時はオマケの紙モノの話題だけで、DVDは観てませんでしたwwwダハハ

木星調査に旅立った無人ロケット・ヘリオス7号が宇宙空間でアメーバ状の宇宙生物に寄生され、消息不明となった。数か月後、カメラマンの工藤太郎は太平洋に落下するヘリオス7号を目撃し、その謎を調査するために落下地点付近の孤島セルジオ島の宣伝写真撮影依頼を受注した。セルジオ島では「アジア開拓」による観光開発計画が進められていたが、同社の社員・佐倉と横山は釣りをしている最中に巨大な怪獣の襲撃を受け、佐倉が捕食されてしまう。怪獣の正体は宇宙生物に寄生されて巨大化したカミナリイカだったが、島の祈祷師はそれを島に伝わる伝説の怪物ゲゾラと呼んだ……

円谷英二亡き後、本編監督が本多猪四郎、音楽が伊福部昭という東宝怪獣映画の王道をいく作品で、新怪獣が3体登場する意欲作でしたが、いかんせん3大怪獣が怪獣と言うよりはイカ、カニ、カメがそのまま巨大化した生物だったのと、物語の舞台が南海の孤島で、都市破壊のスペクタクルや防衛軍の新兵器等が登場しない地味な印象の薄い作品でした

私はこの頃は怪獣映画から離れてた時期で、リアルタイムでは観ていません。だいぶ後にレンタルビデオで観たのが最初だと思います。よくよく考えてみるとチャンピオン祭りになってからは映画館へは足を運んでないように思います。もっとも地元の映画館が廃業しちゃった時期で、映画を観ようと思うと徳島市内まで行かないと観ることができない不便な時代でした

南海の孤島が舞台の特撮怪獣映画は「南海の大決闘」「ゴジラの息子」を思い出しますが「決戦!南海の大怪獣」はその2作品ほど陽性で低学年向けに割り切った作品ではありませんね。その分ますます地味に感じるのかもしれません。チャンピオン祭りの作品としてターゲットが中途半端だったのが残念です

怪獣自体の造形はほんと繊細ですばらしいんですが、あまりにもリアルすぎてかえって華がありません…なんせイカ、カニ、カメそのものですから〜ネーミングもストレートでそのものですけどwww
ゲゾラガニメも人が入ってることを意識させない造形が秀逸です。モーターを使ってモゾモゾ動くガニメの口や目玉はほんと生きてるみたいにリアルでした
ゲゾラは少々無理がありましたが、カメーバの造形もすばらしいデッス。伸び縮みする首のギミックや表皮の質感複雑な体色等ていねいに造形されてました。3体の中で他の作品に登場したのもカメーバだけですね。残念ながら骸で、「GMMG」の作品世界の中で、カメーバという直球なネーミングが少々滑稽に感じましたけど〜

いずれにせよ東宝特撮怪獣映画の中では「大怪獣バラン」と同じく、あまり話題にならないガラパゴス的作品ですが、けっこう面白くて、個々のクオリティの高い作品だと思うんですけど〜
そうそう島民の祈の歌がファロ島のコングの歌とまったく同じだったのは笑えましたです〜でもちゃんと歌詞は変えてあったですねwwwドラマ的には島の娘サキ役の小林夕岐子さんの純朴な美しさと、産業スパイ佐原さんの怪演も見逃せないかも〜ダハハ

そんなこんなで今年納めのカメーバ製作がんばりマッス

ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦! 南海の大怪獣 予告篇  
イメージ 1

2017年公開された米国製ストップモーションアニメ「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」…観たい観たいと思ってたんですが、やっとこさWOWOWで観ることができました

三味線の音色で折り紙に命を与え、意のままに操るという不思議な力を持つ少年クボ。 幼い頃、闇の魔力を持つ祖父にねらわれ、クボを助けようとした父親は命を落とした。その時片目を奪われたクボは、最果ての地まで逃れ母と暮らしていたが、更なる闇の刺客によって母さえも失くしてしまう。 父母の仇を討つ旅に出たクボは、道中出会った面倒見の良いサルと、ノリは軽いが弓の名手のクワガタという仲間を得る。やがて、自身が執拗に狙われる理由が、最愛の母がかつて犯した悲しい罪にあることを知り…。かつて母と父に何があったのか?三味線に隠された秘密とは?祖父である<月の帝>と相対したとき、全ては明らかとなる……

原題は [Kubo and the Two Strings] アニメーション製作会社スタジオ・ライカの
CEOトラヴィス・ナイトの初監督作品デッス
物語の舞台は封建時代の日本、三味線弾きの少年クボの冒険ファンタジーです

米国で日本を描いた映画は「47RONIN」だったり「ラストサムライ」だったり…
日本人が観たらなんじゃこれはと思うような、時代考証や風俗設定がしっちゃかめっちゃかな作品ばかり思い出しますが、この「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」はアニメながらしっかりと日本観が表現できていてまったくといっていいほど違和感がありません
基本ファンタジーですから、幻想的な風景や異国的シチュエーションもあったりしますが、なによりその絵図等の美しさに圧倒されてしまいます
お盆の灯籠流しのシーンとか夕焼けに映える森のシルエットとか…ほんとすばらしいヴィジュアルで心が洗われるようです
監督のトラヴィス・ナイトが日本文化にめっちゃ造詣が深いことがうかがえます

物語の進行に重要なファクターが三味線と折り紙なのも日本的ですね。登場する妖怪もガシャドクロや目玉妖怪とめっちゃジャパニーズです。でもラスボス月の帝が変化するモンスターは安直に東洋的な竜なんかじゃなく、まるで古生代の甲冑魚類のような不気味な巨大キャラなのは監督のセンスの良さを感じますねェ〜

私は吹き替え版でみたんですが、オリジナルの声優はシャーリーズ・セロンやマシュー・マコノヒー、レイフ・ファインズ、ルーニー・マーラといった蒼々たるハリウッドスターが演じています。それだけでもすごい作品なんだと痛感しますね

それにこの作品は全編ストップモーションで制作されているというのも驚きデッス
ちょっと観あまりにも動きがスムーズなので、CGアニメかと錯覚しそうですが、やっぱよく観ると人物や背景の質感が違いますね
ストップモーションというと一連のハリーハウゼンの作品が思い浮かびますが、あの独特のコキコキしたぎごちない動きは当然ですがまったくありません
おそらくCGで補正してるんだろうとは思いますが、基本膨大なアナログ的作業で成り立っている作品です。それだけでもCGでは表現できないぬくもりを感じます

映像のクオリティといい、ストーリー展開といい、どれをとってもパーフェクトな文句のつけようのないすばらしい作品です
子どもの頃夢中になった東映アニメの「わんぱく王子の大蛇退治」「ガリバーの宇宙旅行」を思い出しました。最盛期のジブリ作品に雰囲気が似てるようにも思います
それになんといっても、いちばん心に残るのは溢れんばかりの親子の愛情ですね
涙腺のゆるい熟年オヤジは涙が止まらなくなります。ほんと家族でいっしょに観てほしい素敵な作品です
お正月にコブクロムシが帰ってきたらいっしょに再見したいと思いマッス

『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』本予告  
フクロムシ
フクロムシ
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

ブログバナー

検索 検索

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る
本文はここまでですこのページの先頭へ

[PR]お得情報

話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン
ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン

みんなの更新記事