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「じゅるるるる」
運ばれてきたオレンジジュースを飲み干すと、
「じゃ、帰ろうか?」
ミストのその言葉に待ってましたの表情を浮かべるヨファ。
「ねぇ彼女〜。俺達とちょっとお話しない〜?」
そこに二人組みの男が話しかけてくる。ミストが
「もう帰るから、ゴメンね〜」
軽くあしらう。と、
「あ、君は帰っていいから」
男達も軽くミストをあしらう。男達はヨファに話しかける。
「君さ、一緒にお話しない〜?」
ヨファはうつむいて顔を隠す。
「そんな可愛い顔を隠さないでさ」
そんな光景を見てミストの中に沸々とわきあがる感情が。
『私は帰っていい!?それってどういうことよ!?むしろ私でしょ
!?私に来るべきでしょ!?なんかムカツクぅ!?』
ヨファの後ろに回りこんで男達に言う。
「あんた達ねぇ・・・これを見てもそんなこと言えるかしら・・・」
そう言うとミストはヨファのカツラに手をかける。
ヨファはハッとして、
「ちょ、ちょっと!ミストちゃん!?何する気!?」
「ええい、うるさいわよ!」
ヨファを制止して男達へと顔を向け、
「これでも見なさい!!」
ヨファのカツラがとられる。
「へ〜。カツラよりこっちの方が可愛いじゃん」
男達は歓声をあげる。
「お前等は馬鹿か!!!」
ヨファが突っ込む。がそんな言葉を無視して男達は尚も話しかけてくる。
「ね?いいじゃん。一緒に少しだけお話しようよ〜」
「あ、後ろの君は暗くなる前に早く帰りな」
カツラが取れた状態であるのに女と見られているヨファ。
そしてカツラを取った状態のヨファに負けたミスト。
・・・二人はそれぞれ心に傷を抱きながら砦に帰還する・・・
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