川崎エムブレム

心理カウンセラーとカラーセラピストとお好み焼き検定資格を取得しています。

伊達メガネから見える世界

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「じゅるるるる」
運ばれてきたオレンジジュースを飲み干すと、
「じゃ、帰ろうか?」
ミストのその言葉に待ってましたの表情を浮かべるヨファ。
「ねぇ彼女〜。俺達とちょっとお話しない〜?」
そこに二人組みの男が話しかけてくる。ミストが
「もう帰るから、ゴメンね〜」
軽くあしらう。と、
「あ、君は帰っていいから」
男達も軽くミストをあしらう。男達はヨファに話しかける。
「君さ、一緒にお話しない〜?」
ヨファはうつむいて顔を隠す。
「そんな可愛い顔を隠さないでさ」
そんな光景を見てミストの中に沸々とわきあがる感情が。
『私は帰っていい!?それってどういうことよ!?むしろ私でしょ
!?私に来るべきでしょ!?なんかムカツクぅ!?』
ヨファの後ろに回りこんで男達に言う。
「あんた達ねぇ・・・これを見てもそんなこと言えるかしら・・・」
そう言うとミストはヨファのカツラに手をかける。
ヨファはハッとして、
「ちょ、ちょっと!ミストちゃん!?何する気!?」
「ええい、うるさいわよ!」
ヨファを制止して男達へと顔を向け、
「これでも見なさい!!」
ヨファのカツラがとられる。




「へ〜。カツラよりこっちの方が可愛いじゃん」


男達は歓声をあげる。
「お前等は馬鹿か!!!」
ヨファが突っ込む。がそんな言葉を無視して男達は尚も話しかけてくる。
「ね?いいじゃん。一緒に少しだけお話しようよ〜」
「あ、後ろの君は暗くなる前に早く帰りな」
カツラが取れた状態であるのに女と見られているヨファ。
そしてカツラを取った状態のヨファに負けたミスト。






・・・二人はそれぞれ心に傷を抱きながら砦に帰還する・・・

結局連れてこられたクリミア城下町。
ミストのニコニコの表情とは対照的な顔をするヨファ。
ちなみに彼の格好は・・・
頭は黒髪のカツラを付けられて、それをポニーテールにされている。
顔には黒ぶちの伊達メガネ。服装はピンクのフリフリ付きドレス。
ミストが普段着で歩いている隣にそんな格好で歩かされている。
明らかに浮いている。
町の人たちからは遠巻きに見られている。
町からも浮いている。
ズンズン歩くミストに話しかけるヨファ。
「ミストちゃん・・・なんか見られてる気が・・・」
ミストはハッキリ言う。
「当然じゃないの。見られてナンボでしょ?」
「何でだよ!!」
ヨファが鋭く突っ込む。
『おお・・・』
町中がざわめく。
ヨファはその反応に顔を下向けて隠そうとする。
「あ!」
ミストが不意に声を上げる。そしてヨファを見て言う。
「そういえば、髪の毛が黒なのに眉毛が緑って変なの〜」

・・・ヨファに絶望の二文字が浮ぶ・・・

その後は今日という日を諦め、ヨファはショッピングに付き合う。


「じゃ、お茶でもしようか」
そういい、見覚えのある店に入っていくミスト。ヨファはその店を見て・・・
「て。ここ、カリルさん達の店じゃんか!!」
ミストはキョトンとして言う。
「そうよ?」
「いや、そうよ?じゃないよ!!ばれちゃうじゃんか!!!」
ミストはう〜んと考えて・・・
「よし。じゃ行こうか」
「なにが良しだよ!!!」
そのまま店に連れて行かれていく。
「いらっしゃ〜い」
店に入るとカリルとラルゴがこちらに声を掛けてくる。
「どうも〜」
ミストが手を上げて答えるのに対し、顔を見られまいと伏せたままのヨファ。
空いているテーブルにつくと、カリルがお冷を持ってくる。
「久しぶりねぇ。元気してたかい?」
「もちろんですよ〜」
ミストが返事をする。がヨファは答えない。
カリルがそのヨファを見てミストに聞く。
「ところで、こっちの子は誰だい?」
「こっちの子は・・・」
ヨファは神経を集中させる。名前に関して聞かれたらどんな名前で
話すかなんて打ち合わせをしていない。そのため、ミストがアドリ
ブで話す名前が今の自分の名前になるからだ。
集中してミスト口が紡ぐ名前を聞く。





「ヨファよ」




「まんまかよ!!!!」
ヨファが立ち上がりツッコミを入れる。
カリルはそれを見て言う。
「へぇ・・・傭兵団のあの弓使いの子と同じ名前なんだ・・・」
カリルは立ち上がってヨファをまじまじと見て、
「この子可愛いわねぇ」
そういうとオーダーを受けてカウンターへ去っていく。
「・・・なんでバレないの・・・」
ヨファはイスに脱力して座り込む。
「へ〜。バレたかったんだ〜」
ミストがニコリと言う。
「いや・・・そうじゃないけど・・・」



仮にも何回も一緒に戦ってきた仲間に見抜かれないと言うのはなん
となく悲しいような・・・でもバレなくて良かったような・・・非
常に複雑なヨファの心情だった。

「はぁ・・・」
盛大なため息をつくミスト。
「私さ・・・最近欲しいものがあるんだぁ・・・」
独り言のようにつぶやく。
「それはね〜?妹が欲しいんだ〜!」
と目をキラキラさせながらシノンを見る。
「・・・」
今いる場所は砦近くの草原。そこで一人寝転がっていたシノンだっ
たのだが、何故かミストが近寄ってきて二人だけになっていた。
なかなかありえない二人だけの絵である。
そして先ほどのミストの発言。シノンは無視を決め込もうと思って
いたのだが、余りにもミストのキラキラ目がうっとおしいため、し
かたなく口を開く。
「頭でも打ったか?強烈に?」
「違うわよ〜」
なんていいながらシノンのボディに重い一撃を入れる。
「ぐふっ・・・」
悶絶するシノンを横目にミストはニコニコと続ける。
「そうじゃなくて〜・・・」



「なんでだよ!!」
ところ変わってここは砦の中。ミストは非難の声を無視して目をキラキラさせて言う。
「ほら〜。ね、やっぱりかわいいじゃないの〜」
「そ・・・そうだな・・・くくく・・・」
隣でその非難の声を上げた人物を直視出来ないで腹を抱えているシノン。
「あとは〜これをつけて〜」
と、イヤがるその人物に伊達メガネを掛けさせる。
ミストはそれを見て
「きゃ〜〜〜!!カワイイ〜〜〜!!」
黄色い声を上げる。
「・・・もう・・・ダメだ・・・」
シノンは壁をたたきながら爆笑中。
ミストはその人物の手をとって外に出ようとする。と、
「ちょっと!どこ行くの!?」
そのカワイイ子がミストに質問する。ミストはニッコリと答える。
「決まってるじゃないの〜。街にショッピングよ。」
「え?」
カワイイ子は固まる。そしていろいろ想像して・・・
「イヤだ〜〜〜!!!」
頑なに拒否の姿勢をとる。
「いいからいいから〜」
ミストに腕を引っ張られるが、ドアノブをがっちりと握って外に出ることを拒む。
「別にいいじゃん〜」
「何一つ良くない!!!」
そのがっちり握ったドアノブをシノンが蹴る。
「あっ!!!」
かわいい子がその瞬間に手を離す。その隙を逃さず、凄まじい速さで引っ張っていくミスト。
「さ、いきましょうね〜」
それを見送るシノン。
「頑張ってこいよ〜〜」
普段見せない満面の笑みで手を振るシノン。カワイイ子はそれに対して怒りの声を上げる。





「師匠の裏切りもの〜〜〜!!!!!」

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