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ボクのおなまえはターヤー。きょうはなにしてあそぶのかなぁ。
おんなの子「ねえねえ、ターヤー。きょうはおてんきもいいから、おそとにあそびにいきましょう。」
うん。きょうはおそとであそぶんだね。おんなの子はボクをかかえておかあさんにごそうだん。
おんなの子「おかあさん。ターヤーとおそとであそんでもいいーい?」
おかあさん「おそとで?どこへ?」
おんなの子「こうえんでみんなにターヤーをしょうかいしてあげたいの。いいでしょう?」
おかあさん「そうね。こうえんならいいわよ。」
おんなの子「ありがとう、おかあさん。それじゃあ、いってきまーす。」
ボクとおんなの子はいっしょにこうえんまで、あるいていきました。でも、こうえんってなんだろう。ボ
クはしらないなぁ。でもおんなの子がうれしそうなえがおなのだから、きっとたのしいところなのかな?
たのしいところならうれしいなぁ。
おうちからすこしあるいたところに、こうえんはありました。
うわぁ。たくさんのこどもたちが、たのしそうにあそんでいるのをみると、ボクまでたのしくなってきま
した。
おんなの子とボクは、みんなのなかにはいっていきました。そしておんなの子が、ボクのことをごしょう
かいをしてくれました。
おんなの子「みんな。この子はわたしのおともだちのターヤーっていうの。みんなといっしょにあそんで
あげて?」
みんなはボクをみて、おおきなこえをだしてよろこんでくれました。
『うわぁ、かわいい。よろしくね、ターヤー。』
『いいよー。いっしょにあそぼうよ。』
『わたしにもだかせてー。』
ボクもみんなとおともだちになれて、たくさんうれしいよ。
みんなにだきあげられていると、みんなのわのそとに、ひとりのおとこの子がつまらなそうにぽつんとい
ました。こちらをじーっとみているのに、なんでみんなといっしょにあそばないのかなぁ。
みんなとすべりだいであそんだり、おすなばであそんだり。でも、あのおとこの子はつまらなそうにこち
らをみているだけ。おんなの子もそのおとこの子にきづいきました。おんなの子はみんなにききました。
おんなの子「ねえねぇ。なんであの子はみんなといっしょにあそばないの?」
みんなのえがおがすこしくもってしまいました。
『だってあの子、おはなししてこないもん』
『なにがしたいのかわからないし。』
『そういう子とあんまりおともだちになりたくないよ。』
おんなの子「そうなの?ふぅん」
おんなの子はボクのかおをみながらおはなしします。
おんなの子「ねえねえ、ターヤー。あの子もみんなといっしょにあそびたいのかなぁ。」
ボクはあの子がずーっとこっちをみているのをしっているよ。あの子もいっしょにあそびたいんだよ。
おんなの子「でも、わたしがおはなししても、おはなししてくれないかもしれないね。」
おんなの子のえがおもすこしくもってしまいました。えがおでおはなしすればきっとだいじょうぶ。おと
うさんとおかあさんがおんなの子にくれた、ボクのだいすきなえがお。そのえがおでおはなしすればきっ
とだいじょうぶ。だから、そのえがおをくもらせないで。
おんなの子「うん。そうだね。わたし、えがおでおはなししてくるね。ターヤー。あの子とおともだちに
なってもどってくるからちょっとまっててね。」
おんなの子はまたボクのだいすきなえがおをつくって、おとこの子のほうへあるいていきました。
おとこの子は、はじめはうつむいてたけどおんなの子をみあげ、おんなの子のえがおにもまけないぐらい
のえがおになりました。おんなの子はおとこの子とてをつないでこちらにはしってきました。
おんなの子「ターヤー。みんな。あたらしいおともだちだよー。」
そうだよ。きみのそのえがおは、おとうさんとおかあさんからもらったえがおはみんなをしあわせにして
くれるんだよ。そのえがおでもっともーっと、おともだちをつくろうよ。
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