川崎エムブレム

心理カウンセラーとカラーセラピストとお好み焼き検定資格を取得しています。

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平和の使者

俺達は地球の平和を守るため、遠い星からやって来た。

地球が危険に晒されているとの情報を得たからだ。

地球に降り立った俺達は戦った。

俺達の星から見ても綺麗な地球。

その地球を守るために。

苦戦もした。

仲間も犠牲になった。

それでも俺達は戦い続けた。

長い長い戦いの末…

俺達は戦いに勝つことが出来た。

そして俺達は自分達の星へ帰ることになった。

それから何年も経ち、俺は子供が出来た。

子供が空に見える星の中から、一際綺麗な地球を指差して言う。


「お父さんがあの綺麗な地球を守ったんだよね」

「そうだよ。お父さんと友達で、地球に蔓延るニンゲンを全て倒したからね。

 だから地球は平和になったんだよ」

羨望

A君とB君は仲の良い友達だ。


A君はB君に自分の事を話した。

A君の家は両親が忙しかった。

出張やらなにやらで、何かにつけて家にいることが少なかった。

A君は両親の意向で様々な習い事を習わされた。

家庭教師もついていたし、常に勉強もしなきゃいけなかった。

毎日毎日、仕事で忙しい両親に会うことはほとんど無かった。



B君はA君に自分の事を話した。

B君の家は両親がいつも家にいて、酒ばかり飲んでた。

仕事もしてるのかどうかわからないくらい、家にいて酒を飲んでた。

B君が目障りだからかそれとも酔ってるからなのか、殴られてばかりだった。

何かしても、何をしなくても両親に殴られた。

毎日毎日、両親の気分次第で決まっていた。




A君はB君が羨ましかった。

B君はA君が羨ましかった。

下らない理由

あるところに二つの国がありました。
この二つの国は仲がとても良く、国交も問題ありません。
ある時、1の国の王子が2の国の姫を妃にしたいと言いました。
1の国の王様は2の国の王様にそのことを伝えました。
2の国の王様は、それは良いことだと思いました。
しかし2の国の王子(姫の兄)が言いました。
「それならば、姫を差し出す代わりに何かを貰うのはどうでしょう」
2の国の王様はただ姫を渡すだけだと1の国も負い目を感じると思い、
それならば姫と交換にすれば互いに円満だろうと考え、1の王様にこういいました。
「姫を差し上げる代わりに、領土を少し貰うのはどうだろう」
1の国王は返答しました。
「姫と交換するのはいいが、領土を渡すのは流石に出来ない」
2の国王は新しい案を伝えました。
「それならば、そちらの国の財宝を一つ貰うのはどうだろう」
1の国王から返答が届きました。
「流石に我が城に伝わる財宝を差し出すのは憚れる」
2の国王は新しい案を更に伝えました。
「それならば、そちらの国にいる優れた鍛冶屋をこちらに頂くのはどうだろう」
1の国が返答しました。
「その鍛冶屋は国の宝とも言える人物。本人が行くと言えば良いが無理強いはしたくない」

この返答を聞いた2の国の”姫”が返答を書いて密偵に運ばせました。
「じゃあ何で私が1の国のキモデブ王子のとこに”無理して”行くことはいい考えだと思ったのよ!!」
この返答を見た1の国の国王がさらに返答。
「ウチの王子に対して何と無礼な!!そんな無礼な物言いが出来るような
頭が足らない姫を妃になんていらぬ!!」
この返答を見た2の国の国王がすぐさま返答。
「ウチの可憐な姫に対して…!許さん!後悔させてやる!戦争だ!!!」
1の国の国王からの返答はこうでした。
「どっちが後悔することになるか、思い知らされてやるわ!!!」










「と、言うわけさ…」

夜の野営中、寝静まったテントを出て、この戦争が始まった理由を兵隊長から聞いた俺。

俺は感想を素直に口にする。

「そんな下らない理由で、20年近く戦争してるんですね…」

「ホント、そうだよな…」

俺達の頭上で流れ星が申し訳なさそうに流れた…

次こそ

こじんまりとした小さな居酒屋。
客がみんなで見れるようにと、ビール瓶が入っている冷蔵庫の上にあるTVを
カウンターから眺めつつ酒を飲む。
TVから流れているのは、ナイター中継。
酒が十分回っているからなのだろう、ぼーっとしつつ
足元に置いた小さめのスポーツバッグをコツコツと軽く蹴りながら俺は考える。

”なんで上手く行かないんだろうな…”

ため息を吐いていると、

「兄ちゃんどうした、辛気臭い顔して」

全く面識の無いおっさんが話しかけてきた。
普段は知らない人に話しかけられても無視だが、酒の勢いもあってだろう、俺は話し出す。

「いや〜、ちょっと失敗しちゃって」

俺のこの言葉に、

「な〜んだ、失敗して落ち込んでんのか」

親父は右手のグラスビールを一気に飲み干し、

「んなもん、生きてりゃ失敗するのは当たり前だぜ」

がははと豪快に笑う。

「俺だってここまで生きてきて失敗ばかりだっつうの」

そこまで言うと、瓶ビールを傾けてグラスに注ぎつつ、

「でもな、失敗したならそれを糧にして、次に活かせばいいんだよ」

グラスのビールが溢れそうになり、急いで泡がもれないように口を持っていく。
ずずず〜っと溢れそうなビールをすすり、溢れなくなったのを確認して言う。

「失敗は成功の元って言うだろ」

俺は暫し考えて、

「…そうですよね」

そう言うと、

「そうだそうだ。そう考えりゃ〜いいんだよ!」

親父は俺のグラスにビールを注いできた。そして、

「よし!それじゃあ乾杯と行くか!」

「はい!」

俺は親父と乾杯した。

するとTVから、ニュース速報を伝える音(ピロン、ピロン)が鳴った。

TVに目を移すとこんなテロップが流れた。



”本日、○○ビルにて女性が殺害されているのを発見。調べによると頭部が持ち去れらている様子”



”次は上手くやろう。この失敗を糧にして…”

テロップを読み終えた俺は足元のスポーツバッグをチラッと見てから、
グラスのビールを一気に飲み干した。

思い出すとき

「今日から、こちらでお世話になります!よろしくお願いします」
就職した会社での挨拶。
とても緊張したけど、みんなの拍手は嬉しかった。

「学校生活も終わって、これからが始まりだぞ」
大学卒業した俺に親父が言った。
何気に親父のこの言葉は覚えているな。

「お母さんはいつでも味方だからね」
少し虐められて引きこもっていた俺にお袋が言った。
お袋の優しさを改めて思い出す。

「これ…」
中学の時、うつむき加減に女子から貰ったチョコレート。
バレンタインの本命だったのか、結局聞けなかったな。

「こっちこっち!すげぇぞ!!」
つまんない学校の授業が終わった放課後から、俺達の一日がはじまるようだった。
たまには喧嘩したけど、楽しかったな。

「それじゃあ、自己紹介出来るかな?」
初めての集団生活の始まりの幼稚園。
気恥ずかしさから、先生の後ろに隠れて何にも言えなかったな。

「お〜、すごいすごい。もう立って歩くのか!」
おじいちゃんとおばあちゃんが俺が立って歩くのを見て、興奮してたな。
初孫で嬉しかったんだろうな。


俺の思い出せた過去
どれもいい思い出だな。
でも、ちょっと思い出すのが遅かったな。




”…生きてるときに思い出せれば良かったのに…”





ゴッ!!!








「おい!誰か落ちてきたぞ!!!」

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