五重の相対

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先日、ブロ友さんと五重相対についてお話することがありました。その中で私があらためて感じたことなどを今回書いてみたいと思います。

五重の相対というのは、日蓮大聖人が立てた思想・宗教の優劣を示す理論のことです。
みなさんご存じの通り、鎌倉時代は仏教的には「末法」という時代に入り、
釈尊の仏法がその効力を失うということで、当時の人々は不安にかられていたと思います。

実際には、多くの種類の仏教が日本にはあふれており、
人々は、心の安寧を求めて、それぞれの教えに救いを求めていきます。
大聖人は、「諸教の中で一番優れているものは何なの――」と長い修行の中で探求され
法華経が第一という結論に達します。
そして末法のこの時は、諸法ではなく、真髄の法華経のみによって社会は救われるという
闘いを始められます。

つまり、法華経が一番優れているんだ!ということを示すことによって、人々を帰依に導くことを
目的としております。
図にするとこんな感じです。

イメージ 1



理論の部分を割愛してますので、簡単な図になっております。
これは、思想・宗教の優劣をもって段階的に絞り込んで、最後に残るものが日蓮大聖人の法華経である――
そんな感じを示しています。

先に書きました、ブロ友さんとは五重の相対とはどういう考え方なのか――ということを説明することだったのですが、お話をしながら自分の中に疑問が湧き上がりました。

この考え方はもちろん正しいけど、現代社会においては違う考え方をするんじゃないのかな…と

例えば、今の社会において他宗教を 破折でもって、打ち負かして大聖人の法華経に帰依させる…なんてことをもしやったとしたら、これはもう犯罪ですよ。
また、この法が絶対正しいんだから、この法に則って生活していきなさい!などと半強制的に管理すれば
まさにカルト宗教です。
とにかく、強引な方法は、まさに信教の自由に抵触します。
つまり、法の優劣、高低をもって五重相対を「現代」に展開することは、無理がある――と私の中では結論に至りました。

そして「なら逆じゃね?…」あらためて考え始めました。

つまり、大聖人の法華経が世界に流布している実情を鑑みると、法華経にはすべての思想・宗教を包含する力がある――という見方の方が、より五重相対を理解しやすいのではないかと考えた訳です。

つまり、図で示すと…

イメージ 2



こんな感じです。

思想・宗教の優劣を示すものではなく、包含する優位性を示しています。

池田SGI会長が、宗教の違いを超えて多くに国々で、対話を重ね、学術称号を数多く貰われていることも
こうした法華経の懐の広さ、深さに説明がつきます。

言葉があったんですよね…法華経がその地域に流布するにあたっては、少しぐらい法に違うことがあっても
現地の法に従って広めていきなさい…みたいなヤツ…忘れた!!ヽ(;▽;)ノ

   ※追記――随方毘尼(ずいほうびに)といいます。

まぁこれも、観念上の話なものです。

法華経の平和思想の精神が広がるのは、所詮は人に力にたよるしかありません。



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