秘密な京都

コメントをいただければ調子に乗ります♪

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奈良ホテル(6)

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明治42年(1909年)開業。 今年創業107年の歴史あるホテル。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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ほぼ毎日、「館内案内ツアー」がホテルスタッフによって行われています。
 
 
それを知って、すぐに参加をお願いしました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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ご案内いただけるのは、
 
株式会社 奈良ホテル
  執行委員
  営業本部 副本部長
 
   辻 利幸さん
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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ロビー「桜の間」からスタート。
 
辻さん、とっても気さくな方でした。
 
「ここのソファに座ったら、すぐに高い飲み物の注文を聞かれると思われる方が多くて、利用される方が少ないのですが、そんなことはありません」と(笑)。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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(この写真は拾い物です)
 
確かに、うっかり座ろうものなら、お飲み物の注文を聞かれそうです(笑)。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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辻さんの案内にもどります。
 
 
ロビーに置かれたハリントン社製のこのピアノ、数奇な運命をたどった話しが大変興味深かったです。
 
帰ってネット検索していて、2013年3月27日付けの日経新聞の記事を見つけましたので、以下にコピペします。
 
 
 
 
古都・奈良は宗教美術の宝庫。「神さびた文化財ばかり」と思われがちだが、モダンなものもある。相対性理論で知られるアインシュタイン博士も弾いたピアノだ。数奇な運命をたどり、64年ぶりに古巣に舞い戻った。 
 
 奈良市高畑町の閑静な一角にたたずむ奈良ホテル。博士が弾いたピアノはいま1階のロビーにある。米国の1902年製アップライト(縦型)で、ことし111歳だ。ホテル開業の1909年には備品としてあったようだ。あいにく製造元のハリントン社は、すでに廃業してない。 
 
 戦後の混乱の中、奈良ホテルは連合軍に接収された。その間際に、当時の従業員がピアノの行く末を案じて、ホテルから避難させた。その後長らく大阪の倉庫に眠っていたのを、私どもが探し出して“本籍”を証明、2009年、奈良ホテルに里帰りした。
 
♪ ♪ ♪
  写真が「本籍」証明 
 
 アインシュタイン博士が奈良ホテルに宿泊したのは1922年12月17日と18日。外出から戻り暖炉脇のピアノに向かって腰掛けると、博士はおもむろに試し弾きをしたという。あいにく、曲名はわからない。長旅に出るときは愛器のバイオリンを携行するほどの音楽好きだった博士。くつろいで弾くピアノは、旅先の疲れをほぐすのにちょうど良かったのだろう。 
 
 この時に撮られた写真が、ピアノの“本籍”を証明するのに役立った。というのも、ピアノ自体は92年には見つかっていたが、はたして奈良ホテルにあったものと同一であるかどうか、裏付ける証拠がなかったからだ。
 
 写真ではアインシュタインが弾くピアノの右手に、現在と同じ暖炉が写っている。さらにピアノの支脚に、特徴ある意匠のキャスター(車輪)がついている。動輪をデザインしたもので、当時ホテルを運営していた旧鉄道院の目印でもある。
 
 奈良ホテルは52年には接収が解除されたが、ピアノは戻ってこなかった。旧国鉄・大阪鉄道管理局庁舎の地下倉庫に眠っていた。その後、建物の解体に伴い、大阪・港区の交通科学博物館に移送されていた。 
 ♪ ♪ ♪ 
 通訳は西堀栄三郎 
 奈良ホテル開業100年となる2009年に、何か記念となるものを――。そんな任務を仰せつかっていた私たちは、従業員OB会の大先輩に聞き取りをし、このピアノの里帰りを何とか記念事業の目玉にしたいと考えていた。 
 まずアインシュタインにまつわる記録から攻めてみた。 
 博士が京都・奈良での滞在中に通訳を担当したのは、若き日の西堀栄三郎だった。後に第1次南極地域観測隊の越冬隊長も務めた型破りな京大教授で、登山好きには「雪山賛歌」の作詞者として通りがいい。 
 西堀栄三郎をたたえる記念施設が滋賀県東近江市にある。ここに電話をすると、奇遇にも栄三郎のご子息が居住先のドイツから来日しているという。ご子息は親切にも手がかりとなりそうな文献のコピーなど貴重な情報をくださった。 
 西堀栄三郎はいかに秀才とはいえ、この時はなお帝国大学に上がる前の十代の一学生にすぎない。それがノーベル物理学賞を受賞したばかりの大人物の通訳という大役を、なぜ務めることに? 
 実はアインシュタインの京都・奈良での滞在費を負担したのは、縮緬(ちりめん)などの織物工場を営む西堀家だった。招いたのは総合雑誌「改造」を出版していた改造社。栄三郎の兄、清一郎が改造社の京都支局長・浜本浩と親しかった関係で、アインシュタインの関西での滞在費と通訳を西堀家がまとめて面倒をみたという。 
 ♪ ♪ ♪ 
 自壊寸前、根気の修復 
 試し弾きする博士の写真は、この浜本が撮影していた。写真の保管先をつきとめ、照合の末、ピアノの“本籍”を立証できた。こうして古巣に戻ったピアノだが、なにせ百年を超すご老体。響きを取り戻すには根気の要る修復が必要だった。
 
 調律師によれば「本体で最大9センチの反りがあった。あと1年したら、自壊していたでしょう」とのこと。ピアノには約230本ものピアノ線の張力で、乗用車十数台がぶら下がるのと同じ負荷がかかっているという。大補強の末、見事昨年11月8日に響きを甦(よみがえ)らせた。
 
 古都・奈良にちなんでというわけではないが、標準のA音を440ヘルツでなく、やや低めの435ヘルツに落として調律してある。映画音楽や、ラウンジのにぎわいを演出するラグタイム風の演奏が似合うようだ。今は月に1、2度のペースでイベントの華としてレトロな音色を響かせている。(つじ・としゆき=奈良ホテル営業企画部長)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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長い文章を読むのが苦手な方は、こちらをどうぞ♪
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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そして、アインシュタイン博士の写真がこれ。
 
おもしろいよね〜  100年も営業していたら、いろんなことがあるのですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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ピアノの中も見せていただけました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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ピアノの脚部には、鉄道省の「動輪マーク」が施されています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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同じロビーにある「平成の大時計」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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解説はこちら♪
 
 
両陛下が宿泊された際の逸話は・・・。
 
 
ぜひ、奈良ホテルで宿泊され、お聞きください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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ロビーを出たところに、ホテルの年表が掲げられています。
 
 
多くの著名人が宿泊しているのですが・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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辻さんが一番お気に入りなのは、チャップリンの美人の奥様だとか(笑)。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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続いて、上村松園の「花嫁」。
 
 
評価額 3億円!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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(この日は、ホテルで披露宴があったため、受付のテーブルが置かれています)
 
こんなすごい絵が、ホテルに入ってすぐ、フロントの向かいに飾られています。
 
 
そして、鳥居とマントルピース!
 
 
 
これこそ、和洋折衷のホテルを設計した、辰野金吾の思想が凝縮されているとか。
 
 
 
 
 
かつての宿泊者で、「このマントルピースが気に入らん!」とゴネたクレームを付けられた方がいたそうで、聞くと、「鳥居を燃やすようなこれは何事か! 次に来るまでに撤去しておくように」とイチャモンを付けたおっしゃられたとか。
 
 
で、結局そのお客様は2度と来ることはなかったそうです(笑)。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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昔の写真(絵葉書)を見ても、不思議なマントルピースではありますが、この空間に溶け込んでいます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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さらに、一番の撮影スポット「大階段」。
 
 
こちらの解説は、スタッフブログから転用させていただきます(手抜きでごめんね)。
 
 
 
 
 
 ロビーを入ってまず目に付くのが木でできた階段と、真っ赤な絨毯。

 その絨毯を止めているのが「真鍮(しんちゅう)」です。いつ見てもきらきらと輝くよう、日々スタッフにより磨かれています。
 また、中央にのみ絨毯が敷かれ、両サイドの木がむき出しになっているのはなせでしょうか?

お分かりの方も多いと思いますが・・・。

 そうです。絨毯=ゲストの歩く場所。木の部分はスタッフの歩くところとされていたようです。
 「ゲストとスタッフが対等である」という考え方が根付きだした現代からすれば時代を感じる「モノ」かもしれません。
 実際、奈良ホテルも今現在は、絨毯=ゲストの歩く場所 といった決まりはありません。
 しかし、世紀を超えても、起こし頂くゲストを大切におもてなしするというマインドは、スタッフからスタッフへと脈々と受け継がれているのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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さて、先ほどの古い写真を見ると、階段の「擬宝珠(ぎぼし)」は金属製です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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ですが、今の擬宝珠は陶製です。
 
 
(ウィキペディアより)1944年(昭和19年)の金属供出の際には、階段の柱頭に装飾として取り付けられていた真鍮製の擬宝珠まで供出された。そこでその代わりに地元名産の赤膚焼で大家であった7代目大塩正人に依頼して製作された陶製の擬宝珠が取り付けられた。この擬宝珠は代用品ながらその個性的かつ趣のある姿ゆえにむしろ好評を博し、以後本ホテルの名物の一つとして定着した。
 
 
ふむふむ。 戦争を挟むと、そんなこともあったんですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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つづいて、「銅鑼」。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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空襲警報の役割って・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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昔は、この位置に置かれていたんですね♪
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
次回、日露戦争を境に廃業したホテルと、奈良ホテルの不思議な繋がりの話。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
 

奈良ホテル

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知れば知るほど歴史の重みが感じられるよね。
なんと南極観測隊の西堀栄三郎とも関係があったんだ。
大和と近江は昔から接点が多いよね。
このツアーはぜひ参加してみたいなぁ

2016/2/18(木) 午後 10:50 emmy 返信する

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> emmyさん

ホテル宿泊しなくても、例えばレストランを利用した後、このツアーに参加もできるようなので、ぜひ行ってもらいたいです♪

2016/2/18(木) 午後 11:01 ずぅ 返信する

アインシュタインが言い残した言葉に、核は手に負えなくなるってありましたよね。

2016/2/18(木) 午後 11:02 [ - ] 返信する

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> ぶんぶんさん

いえいえ、ぶんぶんさんのご子息のような優秀な若者が、決して間違った道へは進ませないと期待しています。

2016/2/18(木) 午後 11:04 ずぅ 返信する

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真剣に読みふけってしまいました。
明るい時間帯に奈良ホテルを訪問しようという決意が固くなりました。

2016/2/18(木) 午後 11:33 [ 221st ] 返信する

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> 221stさん

そんなこと言わずに、ぜひ夜も(笑)。引き込まれる魅力が渦巻いてまっせ〜♪ 怖くはないですって。

2016/2/18(木) 午後 11:37 ずぅ 返信する

泊まりの方だけかと、食事だけでもツアー行けるんですね、でも泊まりたいは

2016/2/19(金) 午前 8:34 [ hiro ] 返信する

歴史のあるホテルは、逸話の推挙に遑がないですね!

こういうお話が、また歴史に厚みを持たせて、付加価値を産んで行くんですね〜
(*^_^*)

2016/2/19(金) 午前 8:44 [ chi*o*peko*i ] 返信する

゚。*★お は (。・∀・)ノ よ う★*。゚
ホテル内で館内案内ツアーですか!そんなホテルは他には無いのでは?
でも、説明聞きながら〜は分かり易くて良いよね〜
ナイス☆彡

2016/2/19(金) 午前 8:45 マー 返信する

おはよう御座います!!

歴史が刻まれてますね。歴史を見るだけでも価値が解ります!!

僕は外見だけ見てましたけどね!!ナイス

2016/2/19(金) 午前 10:59 mor*1*260 返信する

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> hiroさん

館内案内ツアーはほぼ毎日、朝10時からやっているようです。ネット検索すると、午後にもあるようなんですが、ホテルに確認した訳ではありませんのでお問い合わせいただきたく思います。ですが、宿泊すれば、その解説の受け止め方も又違います。ぜひ、お泊りを!

2016/2/19(金) 午前 11:46 ずぅ 返信する

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> chi*o*peko*iさん

おっしゃるとおりです。宿泊者は圧倒的に東日本の方が多いそうですが、関西在住の我々こそ近くにこんなすごいホテルがあることを認識し、ぜひお出かけしてもらいたい場所であります。ホテル滞在だけが目的の旅行があってもよいのです。

2016/2/19(金) 午前 11:49 ずぅ 返信する

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> マーさん

ホテルスタッフの「ホテル愛」醸成のためにもなっているのではないでしょうか。それも、100年の歴史あってこそ。多くの、そしてとっても素敵な逸話を持っているホテルですね。

2016/2/19(金) 午前 11:54 ずぅ 返信する

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> mor*1*260さん

実はこの記事、1回にまとめるはずだったのですが、どうしても収まらず、もう1回、記事を書きます。その逸話こそ、私が最も感動したお話し。ぜひご覧になってください。ナイス感謝。

2016/2/19(金) 午後 0:02 ずぅ 返信する

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長い文章の前に説明写真を・・(笑)
格式あるのはよくわかった!でも怖いーー><

2016/2/19(金) 午後 5:19 なんでもかんでも食べるよ♪はるお 返信する

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こんばんは

いつもありがとうございます。
これは最高に素晴らしいです。
絶対行きたいです。

今日はクタクタです。
オールぽち

2016/2/19(金) 午後 7:31 [ 杉原 ] 返信する

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館内ツアー、見(読み)応えありますね〜♪
111歳ピアノ、飾り物でなく演奏されているというのが良いですね。
空襲警報代わりの銅鑼、ということは、防空壕もどこかにあったのでしょうか。
日本での100年現役って、なかなか大変なことなんだなぁと、改めて思いました。

2016/2/20(土) 午後 10:23 [ 東霞 ] 返信する

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> なんでもかんでも食べるよ♪はるおさん

説明写真を先に並べると、ほら、はるおさんみたいなのが手っ取り早くそっちを見て終わっちゃいますやん♪ しっかり読んでもらいたいですからね・・・。

怖い・・・そうかな〜 歴史ある所、いろんなモノが渦巻いてます♪

2016/2/21(日) 午後 11:26 ずぅ 返信する

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> 杉原さん

ぜひ奥様と二人でお出かけください。シニア世代でしか理解できないものがそこにはあります。お仕事お疲れ様です。ナイス感謝。

2016/2/21(日) 午後 11:27 ずぅ 返信する

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> 東霞さん

いろいろ情報を詰め込みすぎました。ですが、しっかり読んでいただき、ありがとうございます。防空壕・・・。どこかにあったのかもしれませんね。そこから又、お宝が出てきたりして。。。

2016/2/21(日) 午後 11:30 ずぅ 返信する

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