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ブルーバード・・「日産」が燦然と輝いていた頃、スカイライン、ローレルと同様、60年代後半「名車」という賛辞をほしいままにし、そのイメージが時に実物と大きく乖離しながらもその遺産で息を永らえたモデルであります。
今のモデルをブルーバードと言ってよいものやら、たとえば510のころの日本車におけるブルのポジションは、今のシルフィのそれよりも、ずっと高く、それを持っているだけでも一定のステータスと識見を示せる道具であったかと思います。
GAZOOより
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1959年8月に誕生してベストセラーとなった小型ファミリーカーのブルーバード(310型系)。1960年7月のエステートワゴン新設定、同年10月の一部変更(パワーアップとフルシンクロ化などで311型系へ)と続いて、1961年2月から加わったのが「女性のためのデラックス」をうたうファンシーデラックス。・・機構面では標準の1200デラックスと等しく、直4OHVのE1型1189cc・55psエンジンを搭載。トランスミッションは初め3速MTコラムのみだったが、翌年からサキソマット・オートクラッチをオプションに加えた。1961年8月、フロントグリルとテールランプを拡大し、ダッシュボード回りも変更、足回りを改良するマイナーチェンジを実施して312型系へ。1962年9月にもマイナーチェンジを行ない、3カ月後にはセパレートシート仕様を設定。誕生から4年間で21万台の累計生産を記録したあと、ブルーバードは1963年9月に2世代目へと一新された。
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歴代を総攬してみると
初代・・○ 外国に追いつけ、追い越せと必死だった日本の縮図を見るようです。デザインがどうたらというものでもないですが。同時期のベレルあたりと比べると、ずいぶんと原始的な感じはありますね・。
2代目・・◎
3代目・・◎ 多言を要しない、超・名車です。精悍かつクリーン。私はこいつのテールランプがつながったクーペが好きでした。歴代で最高度に「男」を感じさせるモデルでした。
4代目・・×悪名高きブルUです。オーバーデコレーションの極み、最高に悪いときのニッサンです。
5代目・・××
6代目・・○ セドリックなどと同時に、このころニッサンは一度目覚めました。沢田研二がモデルになりました。スッキリいいデザインです。でも、今見るとただ先祖帰りしただけではないかとも思えます。
7代目・・△ ボディを矢鱈と大きくした罪は重い。
8代目・・○ ぐっとフォルムが引き締まり、アテーサなど新機軸のメカを導入した力作。なかなか良識的なデザインでした。
9代目・・SSSは◎ HTは△
10代目・・△ 全体のフォルムは悪くないですが、プレスラインなどにコストダウンの跡丸出しで、ただの安グルマに堕してしまった感があります。
というわけで私にとっての歴代最高モデルは、2代目ピニンファリーナデザインです。
510の影にかくれて地味なモデルとなってしまいましたが、よく見るとルーチェなどにも通じる優美な味わいがあります。トレッドがもう少し広かったら素晴らしいものになったのにと、少し残念な気もします。尻下がり、どこが悪いといいたい。このタテヨコのバランスのよさ、ミニカーでも買って机の上に置こうかな。
むろん3代目510は偉大ですが。
6代目、これも尻下がりで日本では不評でしたが、HTモデルよりはるかに素晴らしいデザインだったと思います。
車高も十分に高く、リアシートのすわり心地がとても快適なモデルでした。こういうのが売れないというのが日本のマーケットの未熟さなのでしょうか。
ただし、下の写真のスポイラーはいただけない。このままでは揚力対策に欠陥があると告白しげではありませんか??
一番キライなのは、ブルUの悪いところをさらに増幅したような5代目です。
この肥満したボディとどこにも品がないフロントグリルが××です!この頃、日産はいったい何を目指していたんでしょいうかねえ・・?
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特集:歴代モデルのデザイン
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控えめなデザインながらはっきりアコードとは異なる上質感があり、全体のフォルムが美しいのは歴代のレジェンドの文字通り「伝統」といえます。
ホンダらしく細部のデザイン処理に煮詰めの甘さがみられ、それが全体の印象を弱めている気もします。
レジェンドとエリシオンはともに、ホンダは時期モデルを作らないようです。時代の流れとはいえ、実に寂しいことです。
初代 ○ 当時のクラウン、セドリックの価値観に真っ向からアンチテーゼを叩きつけたモデル。デザイン処理には未熟な面も。クーペは特筆すべき華麗さだったと思います。
2代目 ○ 父の最後の愛車でした。全体のフォルムはなかなか精悍で素敵でしたが、ペイントされたフロントグリルにどことなく違和感がありました。
すっきりとしたリアビューが好きでした。天童木工のパネルをふんだんに用いた室内は、とてもよく出来ていました。パワーシート付き。
3代目 △ 大きなフロントグリルが付けられ、ややクラウンなどに擦り寄った感じがしました。いっそのことフロントグリルがバンパーに食い込んだ、後期型がなかなかいいです。
このモデルは、リアのボリューム感がとてもいいのです。
室内は、2代目にくらべると相当コストダウンされました。
4代目 ○→×
一番ダメなのはこれの後期型、つまり現在のレジェンドです。
この4代目、スポーティでモダンで高級感もあってと、歴代レジェンドの中でも相当の出来と思っていたのですが、何を勘違いしたのか、トンチンカンなMCで晩節を汚してしまいました。
とくに、このリアコンビネーションランプは酷すぎると思いません?
結論:この2代目のクーペが、レジェンドのデザインではベストかもしれません。
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ヴィッツ、フィットとならび小型車のボトルラインを押さえる日産の重要なモデル。
このモデルはこれまでデザイン上駄作が出現したことがなく、どれもモデチェンごとに大幅にモチーフを変えながら、それぞれに小型車の本質をはずさないグッドデザインを実現してきました。
しかし現行型は・・。
GAZOOより
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マーチは、第二次オイルショックと“省エネブーム”で、大衆の耳目がコンパクトカーに寄せられていた当時、1300ccのパルサーがボトムレンジだった日産が“リッターカー”市場に送り込んだ期待のニューモデルであった。1981年のモーターショーに“NX018”という社内コードネームのまま参考出品、かつてのサニーのような一般公募によって“マーチ”と名付けられ、1982年10月に正式発売された。完全新設計の直列4気筒SOHC・1リットルエンジンを横置き(ダンテ・ジアコーザ式)に搭載、4/5速MTないしは3速ATと組み合わせた。ボディデザインは、イタリアのイタルデザイン社の手によるものとも噂されるが、真偽のほどは明らかにされていない。
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歴代モデルを見ていくと
初代 ○ ジウジアーロデザインらしいクリーンな飽きのこない構成。同時期に発表されたフィアット・ウーノに比べるとテーマ性に欠け凡庸だと評されます。私も、ウーノに比べると劣るとは思いますが、当時のスターレットと比べれば・・。
2代目 ○ リアルタイムでは「お地蔵みたいだな」と思っていましたが、今見ると非常によく出来た道具という感じがします。年寄りにもさぞや乗りやすいでしょう。今のマーチなんかよりこのモデルに回帰してほしかった・・。
3代目 ◎
4代目 ×
私の選んだベストは、この3代目です。ブラックとか、オレンジとかがとくにいいです。
非常にユニークでコクのあるデザインです。小型車としては精一杯遊んでいます。こいつを見るたびに、「デザインがあるなあ・・」と感心します。
一番ダメなのは、現行型だと思うのは私だけでしょうか。どうしてああも、不機嫌な顔をしているのでしょうかねえ?ボディラインもただ流行を追ったという感じで、歴代の光る独自性が感じられません。
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三菱ミニカ、現在乗用車は絶版となっておりますが、日本の軽自動車シーンにおいて大きな存在感を放ったモデルでした。とくに70年代前半において、ミニカは輝いていましたね。このモデルのデザイン史を振り返ると、Aクリーンでモダンな形、Bヘンな形、C無個性でどうでもいい形、の3種に大別されるように思えます。
歴代モデルを自分なりに見ていくと
初代 ○ 子どもが大人の服を着た感じは否めないものの、可愛らしい個性を持ったデザインだったと思えます。テールフィンもこのくらいだとご愛嬌ではないでしょうか。ただし2つの丸型ランプをぐるりと楕円で囲った初期のモデルのフロントは、子どもの頃夢に出てくるほど気味悪く思ったものでした。
2代目 ◎ 素晴らしい!
3代目 △ いわゆる「ミニカF4」。フルチェンジしたにもかかわらず、2代目から進歩した感じがなく中途半端になったようです。
4代目 △ ますます中途半端に。つまらないだけ。
5代目 ◎ 最高!
6代目 △
7代目 ××
8代目 △ 今でも商用モデルが安く売られていますが、出たときから魅力が感じられないモデルでした。
特にいいと思うのは、FFとなったこの5代目です。
これぞ中興の祖でありましょう。車高キリリと高く、クリーンでモダーン。軽自動車の歴史の中でも燦然と輝くモデルだと思います。リアエンドのラインがとても素敵です。
また、2代目、ミニカ70.初代に比べてなんとスッキリしたことでしょう。ウイングフローラインと呼ばれるスムーズなルーフラインがコーダ・トロンカ風にすきっと切られ、縦長四角形のテールランプが配される。よいインダストリアル・デザインだなと当時感心したものです。
6代目が好きな方はいらっしゃったらすみません。私はこのデザイン受け付けないんです。ギャランの逆Rのモチーフがミラージュやミニカに流用されていますが、小さいクルマでこれをやると、ちょっとイヤミな感じになるのではないでしょうか。リアルタイムでは好きになれなかったモデルですが、今写真で4ドアを見るとグラスエリアが広くなかなかいい道具という感じもしてきます。
どうにも変なデザインだと思えるのは7代目です。全高が1475〜1505とたっぷりと取ってあるのはいいのですが、極端な丸みが「可愛い」方向に行かずに「気味悪い」ほうに向いてしまっています。走っている姿もどうにも不安定で不恰好に見えてしまいます。
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亡き父の大のお気に入り、プジョー504.
69年に登場したモデルですが、この白いディーゼル車がわが家にやって来たのは80年のこと。ずいぶん古めかしいモデルだなあという印象でした。
その後父は9年間大満足で乗ってからセドリックに乗り換え、私がプジョーを譲り受けて3年ほど乗りました。
プジョーはだいぶその時点で老朽化しましたが、私の友人にあげてからさらにその友人は大満足で「つぶれるまで」乗りましたので、ずいぶんと長く愛されながら奉公した計算です。
父はセドリックはあまり愛着が沸かなかったらしく、4年程度でレジェンドαに代えました。
(そのクルマは、父の死後10年くらいは形見にガレージにおさめておきました)
結局、父が終生気に入っていたのはホンダとプジョーという、まったく性格の違うメーカーから生まれた車たちでした。
それにしても、なんと繊細で同時に剛健なデザインでしょうか。
セダンとしての十二分な使い勝手を具備しつつ、道具としての美、使う人をひきたてる風格も実現しています。
当時はリアの端がぐっと下がっているあたりがちょっと気になっていたのですが、今見るとかえってそれが優美な味わいになっています。
デザインの話からは、ちょっとずれますが、このクルマのリアシートはたっぷりしたサイズといい、すわり心地といい、実に素晴らしいものでした。
こうやってふりかえるとフランス車って本当に魅力に満ちていたものですが、近年のプジョーには、私の訓詁学的な理解能力では、とうていついていけないものがあります。
ビューティ指数 99
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