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転載元:台湾春秋 北朝鮮は追い詰めると暴発するか 2006/10/30(月) 午前 7:04 雑誌・Willの12月号に、重村智計早大教授が、「“核のジレンマ”に陥った北朝鮮」というレポートを書いている。重要部分を要約する。 「北朝鮮の指導者の判断力が、ここ数年非常に悪く、外交で成功した例がない。日朝首脳会談でも、北朝鮮は何も得るところがなかった。日本は国交正常化したら、1兆円の経済支援をすると約束はしたが、結局取り逃がしてしまった。 日本では、北朝鮮を追い詰めると暴発するというが、間違いだ。日本人の価値観でものを見るからだ。追い詰めると暴発するのは、日本人だけである。他国の人は追い詰められたところから、交渉をはじめる。日本人は、そのような交渉が理解できない。 北朝鮮は、いずれ交渉に戻らざるを得ない。核実験をすることで、世界を相手に戦争を挑んでも、勝てるわけはない。例えば、北朝鮮には戦争をするだけの石油がない。 また、北朝鮮の国家予算は3000億円で、覚せい剤などの不法ビジネスが1000億円程度、合わせて4000億円しか資金がない。日本の一県の予算程度である。こんな小さな国が、核やミサイルを作れば、それだけで金がなくなる。 そういう国を相手にしているというリアリティを持てば、北朝鮮との外交は、それほど恐ろしくない。それをしないで、“追い詰めれば戦争だ”というのは、北朝鮮の思う壺だ。緊張を高めておいて、程ほどのところで妥協する。これが北朝鮮の手口なのだ。 これまで日本は、政府が外交をしようにも、政治家がやらせなかった。金丸、野中などの“親北議員”が、北朝鮮に対する厳しい対応をさせなかった。政府の関係者が、“拉致問題を解決するにはどうしたらいいか”と聞きにきた。 “悪事を働いている朝鮮総連のトップを逮捕することだ、そうすれば解決する”と答えた。検討すると言って帰ったが、結局何もできない。なぜか。自民党でかなりの人物が朝鮮総連からカネをもらっており、逮捕されればその事実が明るみに出るからという。 北朝鮮は、アメリカと交渉しなければ生き残れない。このままでは中国の属国になってしまう。大陸からの独立は、朝鮮半島の強い夢だ。大陸からの独立は、アメリカの影響力がなければ維持できない。だが北朝鮮は、関係改善の方法がわからなくなってしまった。 制裁は、北朝鮮を痛めつけて崩壊に持ち込むのが目的ではない。対話に応じる態度も持たねばならない。日本は、もう少し冷静になり、計算して対応していくことが必要だ。」 「政治家が、本来の外交をさせなかった」とは、聞き捨てならない言葉である。 comment: 中国の属国ですか。なるほど、そちらからもそのような圧力があるのですね。 2006/10/30(月) 午前 11:10 【あさの】 あさのさん、コメントありがとう。北朝鮮の核問題は、私が思っていた以上に複雑です。北朝鮮の国際関係と国内情勢、それに中国、韓国、アメリカ、ロシア、日本などとの国際関係だけでなく、それら各国の国内情勢とも複雑に絡んでいるからです。 2006/10/30(月) 午前 11:27 [ kim123hiro ] 追い詰めたからといって暴走しないように「6者協議への復帰」という逃げ道が常に用意してある。それを言わないマスゴミ、識者、政治家って一体・・・ 2006/10/30(月) 午後 0:41 【nukunukupower】 6カ国協議は結局、北がシナの影響力の元におかれるということを再確認する場でしかないと北は考えているのでしょう。すべてが手詰まりになったら、金正日は戦争が出来るでしょうか、シナはそれを口実に鴨緑江を渡るでしょうし、アメリカは爆撃するだけでしょう。結局私はロシアがひそかに金正日に援助するんじゃないかと思っているんですが。この方面でシナの力を伸ばすだけのことはしたくないでしょうから。 2006/10/30(月) 午後 5:38 【太郎ともも】 nukunukupowerさん、コメントありがとう。つまるところは、6者協議への復帰ですか。まるで、駄々っ子ですね。こうしたとんでもない国家を、地上の楽園と礼賛した人々は、いまどうしているのでしょうか。 2006/10/30(月) 午後 6:24 [ kim123hiro ] 太郎とももさん、コメントありがとう。私も素人考えですが、北朝鮮の攘夷派の後ろに、ロシアがいるのではないかと、かんぐっています。それでなければ、中国を相手にあれだけ突っ張れないのではないか。北朝鮮をめぐる昨今の動きは、極めて危険なことですが、日本人に国際関係の厳しさを教えてくれる、かっこうのケーススタディになりますね。 2006/10/30(月) 午後 6:29 [ kim123hiro ] 北の核武装脅威となるは日本だけ 2006/10/29(日) 午前 8:12 10月28日の産経新聞「正論」は、志方俊之帝京大教授の「北朝鮮はなぜ核実験を急いだか」というレポートである。要約してコメントしたい。 「北朝鮮は、弾道ミサイルの試射に失敗し、地下核実験も完全には成功しなかった。開発途上にあって、信頼性も低いまま、なぜあれほど事を急いだのか。理由は三つある。 第1は、米国の経済制裁が、じわじわと効いてきたこと。第2は、6カ国協議は北にとって時間稼ぎの絶好の場だが、米国との2国間協議を難しくする場でもあること。第3は、北朝鮮の国内を2分した権力闘争が、もはや制御できなくなったこと。 中国流の改革開放を金正日に進言している“開放派”の労働党文民グループと、それに反対する軍部“攘夷派”との路線闘争である。攘夷派は、中国流の改革開放に踏み切れば、全面的に中国の影響を受け、北朝鮮が中国の自治区的存在に堕ちてしまうと心配する。 北の核に、国際社会が足並みをそろえたのは、北の核を看過すれば、イランという反欧米的なイスラム教大国の核武装を可能にし、中東地域の戦略環境を一変させるからだ。イランの核は、さらに欧州へ飛び火する。北の核は、他へは飛び火しないと考えられている。 北が核武装しても、これを中ロに向けることはない。韓国は、北が同胞に核を向けないと信じている。核が米国に向けられても、政治的ジェスチャーで、軍事的なものではない。北の核武装が、現実の脅威になるのは、日本だけである。 それを受けて、わが国でも核論議が聞こえるようになった。それは核を持たずに、国際的発言力をもつには、他にどんな“力”があるかという議論を活発にしている。小切手外交も微笑外交も通用しない今日、わが国の発言力を、如何なる“力”で担保するのか。 それは、米国の核抑止力にすがりつくだけではあるまい。多数の監視衛星や電波傍受を駆使し、国家として情報を収集・分析・発信する“力”なのか。ダブルスタンダードが当り前の、諸外国を説得できる道義的な“力”なのか。 いつでも核を持つ技術的潜在“力”を持ちながら、自らの意思で核を持たない唯一の被爆国・日本の姿こそ、最大の抑止力である。核論議をすると、これを日本脅威論として逆用する動きに注意しなければならない。今ほど、わが国の発信力が問われている時はない。」 通常兵器では世界最高水準のものを持ちながら、核だけは持たない。しかし、万が一にも核攻撃されたら、必ず1週間以内に核で反撃するシステムは作っておく。夢物語かな。 comment: いずれにしろ、ここ1年が山場ですね。 2006/10/29(日) 午後 1:44 【zgenech】 zgenechさん、コメントありがとう。ご指摘のように、日本もここが踏ん張りどころだと、私も思います。北朝鮮が暴発することは、断じてないというのが、重村早大教授の話です。 2006/10/29(日) 午後 7:52 [ kim123hiro ] ここでの論議で、見落とされている点があります、核兵器は通常兵器に比べ安価であると言うことです。ロシアはアメリカと核の上限を決めてしまったために通常兵器による競争に資金力で負けてしまったと言う話を聞いたことがあります。日本も軍事費削減のかなめとして核兵器を持つと言う議論があってもいいと思います。 2006/10/29(日) 午後 6:43 【太郎ともも】 太郎とももさん、コメントありがとう。核の問題は、核クラブの国家の特権のように考えられています。現実の問題となると、日本がその枠を越えていくのは、生易しいことではないと思うのですが。 2006/10/29(日) 午後 7:56 [ kim123hiro ] |
日本社会のアレコレ
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