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放映から、もう一月たってしまいました。でも書きます。 この映画、原作はジョン・グリシャム『陪審評決』、 原作ではタバコ会社が訴訟の相手であるそうですが、映画ではより切実でドラマチックな展開を期待できる?銃会社に変更、 映画の原題は「Runaway Jury」、yahoo翻訳では「決定的陪審」、excite翻訳では「暴走陪審」、 銃の乱射事件の絶えないアメリカで、銃器産業の責任の所在を問う映画となっています。 それにしてもアメリカには面白い裁判もののドラマが多いですね。 ペリー・メイスンやアイアンサイド、もう知ってる人は少数派でしょうか? 告発の行方、告発、評決のとき、評決、揺れる評決、虚栄の篝火、有罪判決、疑惑、、 日本で放映されているものは多いけど、 「12人の怒れる男達」をのぞいて陪審員にスポットを当てた裁判ものは記憶にない、その意味でもアメリカの陪審員制度、の裏側を描いているこの映画、これはとても面白い映画でした。 それも、陪審員制度の危うさがテーマ?、 今、日本でも陪審員制度を導入するとかしないとか、いわれてますが、、、 ドラマは銃の乱射事件から始まる。その被害者の遺族が、銃器産業を相手に補償請求の民事裁判を起こし、陪審員が選定されることになるわけですが、、 これが民事裁判だからか、告訴された会社側が雇った、被告側に有利な陪審員を選ぶための凄腕の陪審員コンサルタント(ジーン・ハックマン)と、評決を原告側に有利に誘導するために陪審員になろうとする青年(ジョン・キューザック)との駆け引きを軸に、ドラマは展開して行くんですね。(多少ネタバレでごめんなさい) ところで、陪審員はどうやって選定されるか、、、 選挙人名簿から選ばれた200人からの陪審員候補をふるいにかけていき、最後に12人と補欠の3人にしぼり裁判がスタートするのだそうですが、裁判所でアンケートに基づき質疑し、最終的には原告、被告双方の弁護士によって、その候補者を受け入れるか受け入れないかを決定していくのです。 陪審員コンサルタントはそれまでに候補者をプロファイルし、自サイドに有利な陪審員を選定していくのですが、チームを組んで、筆跡による性格診断やら、行動心理学やら、家族歴や、思想、利害関係、一人の人間の全てを洗い出して行くそのやり方はなまじでない。そこはすでに戦場なんですね。企業側はさらに、裏工作で取り込むために、家族や、職場にまで秘かな働きかけを行う、そこには大金が動き、陪審員が選定された時点ですでに裁判の帰趨は決しているなどという事態もあり得るわけです。 ドラマでは陪審員コンサルタントの暗躍は裁判が始まってからも続き、自サイドにつかない陪審員を追いつめていく、、、 と言うわけで、なまじじゃない大企業相手の訴訟を、いかに勝利に導くか、そのトリッキーな手口もさることながら、その裏に隠された意外な人間ドラマが、、、 配役はほかに、原告側、善意の熱血弁護士にダスティン・ホフマン、青年の恋人役で、ハックマン相手に暗躍するパワフルな美女にレイチェル・ワイズ、、、 何度もくり返し見て面白い映画でした。^o^/ ともかくも、
裁くのが人間である以上、誤謬はまぬがれない、そして、定見のない人間がいかに状況に左右されていくか、利害関係から抜け出ることができない以上、人は、ほんとうに公正に裁くことができるのか、そんな怖れを心に落とす映画ではありました。 |

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はじめまして。最近この作品を見ました。この作品の存在自体、知人に薦められるまで知らなかったのですが、見てみるとみるみるストーリーに引き込まれて最後まで予想不能で楽しめました。キャストも豪華でしたよね
2007/7/14(土) 午前 11:58
・Ravenさま、訪問コメント、ありがとうございますm^o^m。キャスト、ホントに、グーでした。ハックマンの出る映画はいいものが多いですが、これも、よかったですねー。
2007/7/16(月) 午前 11:10