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[1]北朝鮮最高の名門大学-金日成総合大学
北朝鮮には大学が約280校ある。また、専門的な人材を養成する大学も、約600校存在する。種類別に見てみると、総合大学、単科大学、教員大学(師範大学)に分類することができる。その中でも金日成総合大学は、綜合大学郡と見なすことができる。総合大学は社会科学及び自然科学分野の専門家を養成するために設立されたもので、北朝鮮には総合大学はたった3校しかない。従って金日成総合大学が、北朝鮮の大学の最高峰だと考えても間違いはないだろう。
北朝鮮で大学に行こうとしたら、優秀な成績も必要だが、出身成分と学校別に組職された青年同盟活動で優秀な評価を受けることも重要である。このような全ての条件を満たす学生に大学入学の機会が与えられるので、成績が非常に良いのと同じくらい、両親の出身成分が大きなパーセンテージを占める。上のような条件を満たした学生は、各道、市、郡に組職されている大学推薦委員会の思想検討を経て、推薦が受けられると、大学別に行われる入学試験を受ける資格が授与される。入学試験は一般的に面接と筆記試験が行われるが、競争が非常に熾烈だとのことである。特に金日成総合大学の卒業生は、「共産主義革命闘士」として認定され、卒業後の政治的な成功の保障を受けることができる。内外に有名な金正日は勿論のこと、張成沢国防委員会副委員長などの北朝鮮の政治的経済的指導層たちの多くが、金日成総合大学を卒業した。
[2]理科大学
1967年に開校した理科大学は、北朝鮮の大学の中では珍しく、思想的側面を排除して、唯一実力だけで新入生を選ぶとされている。数学部、物理学部などの自然科学関係の6学部が設置されていて、各学部毎に研究所が整えられており、学業に専念できる環境が整備されている。定員は学生と教職員を合わせて4千人位と小規模だが、強力な大学を追求している。7年の大学の過程を終えると、北朝鮮中央党幹部部が指示した職場に配置されるが、大部分が国防科学院と自然科学院に配置されて研究を続ける。
[3]平壌外国語大学
平壌外国語大学は1949年に金日成総合大学内のロシア語大学として発足し、1961年に平壌外国語大学として分離独立した。5年制の外国語専門大学で、金日成総合大学の向かい側に位置している。現在、21カ国語の授業が設置されており、約2,000人の学生が在学中とのことである。この学校を卒業した学生たちは、外国語専門家の資格を受けて、外国留学の優先権を得ることが出来る。また党国際部や内閣外交部、対外文化連絡委員会など国際社会と疏通できる職場に配置されて働くことができる。1990年代以降、国際社会との関係が一層緊密になったことを受けて、北朝鮮にも外国との交流が増加した。北朝鮮の多くの学生が、外貨稼ぎや一般人は想像することすら難しい外国での比較的安易な職業や、外国人とよく接触する職種に就職しようと平壌外国語大学に入学したがるので、この大学の人気は上がり続けている。
[4]平壌舞踊大学
平壌舞踊大学は専用劇場と教育施設が完備されていて、学生たちに水準の高い教育環境を提供している。大同江沿いに位置するこの大学は、朝鮮舞踊学部、バレー舞踊学部、,創作学部の総3つの学部で構成されている。入学資格として中学校で6年間舞踊の基礎教育を受けなければならない。このような学生たちが平壌舞踊大学に入学して、舞踊と演技の教育受けて、卒業後は万寿台芸術団や血の海歌劇団などの芸術団体の専属俳優や創作家として活動する。教授陣としては、人民俳優出身として知られているキム・ラクヨンやパク・エラなどをはじめとする多様な経歴の舞踊家たちがいて、教壇で後輩を養成している。
このような大学以外にも、平壌医学大学、平壌農業大学、平壌鉄道大学'などの多様な専門大学が北朝鮮内に存在する。北朝鮮の青年たちは学業に対する関心は強く、熱意も激しいが、進学率は高くない。専門大学に進学したがる学生たちも多いとのことである。しかし、北朝鮮の男性は17歳以上になったら、軍隊の服務を義務的にしなければならないので、他国に比べて相対的に新入生たちの年齢は高い。
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