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北朝鮮が中国の地方小規模銀行を利用して金融制裁を回避する可能性があると、アメリカの専門家たちが主張した。
「アメリカの声」放送によると、アメリカ・マンスフィールド財団のゴードン・フレーク所長は、「北朝鮮が中国の地方小規模銀行を通じて、1万ドル以下の少額に分けた資金を、アメリカ・ドル貨幤などに交換する可能性がある」と言った。
アメリカ平和研究所(USIP)のジョン・パク専任研究員も、「中国の中央政府がこのような事実を把握しても、地方の小規模銀行が現地党の下級役人と緊密な癒着関係を結んでいるし、地方の役人たちは、また、中央党の高位役人たちと繋がっているので、中央政府が北朝鮮との取り引きを理由にこういった銀行を処罰したら、複雑な政治的波紋を及ぼすことがあり得る」と主張した。
ジョン・パク専任研究員は、「中央政府は地方に規制事項を通報して、場合によっては問題になった銀行を閉鎖措置することができるが、安易に地方銀行を処罰しても、どの程度まで政経癒着関係が分かるかどうか不明である」と言った。
北朝鮮は2006年にマカオのバンコ・デルタ・アシア銀行(BDA)との不法取り引きが明るみに出てから、相当数の海外口座を中国に移したものとされている。
一方、アメリカ議会傘下の議会調査局(CRS)のレリー・ニクシー博士は、「イランもやはり、北朝鮮が金融制裁を抜ける通路として活用されることがあり得る」と指摘した。
ニクシー博士は、「現在、中国がイランと北朝鮮間の航空機運航を制裁していないし、アメリカ財務部がイランと北朝鮮間の金融取り引きに対する監視を強化しているので、航空機を通じた現金輸送を北朝鮮が代案とすることもあり得る」と予想した。
アメリカ平和研究所のジョン・パク研究員は、「国際金融体制に対するアプローチが制限された北朝鮮の境遇を利用して、高い手数料を受け取って北朝鮮と隠密に取り引きをするという民間金融機関が現われることもあり得る」と指摘した。
ジョン・パク研究員は、「北朝鮮が1980年代末、対外債務不履行を宣言した後、国際金融体制から断絶されたが、マカオのバンコ・デルタ・アシア銀行が高い手数料を受け取って北朝鮮との取り引きを開始した事実が、その端的な例」と言った。
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