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韓国の放送社が、自発的に北朝鮮に税金を支払っているとのことです。韓国のブログに紹介された内容を翻訳して見ました。原文は以下のアドレスでご覧ください。
http://www.journalog.net/nambukstory
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去年から韓国の主要放送局3社が、北朝鮮の朝鮮中央テレビが発信する画面を使用する代価として、年間、各々数十万ドルを支払っていることをご存知ですか。ニュースなどで見られる北朝鮮放送の資料画面を使う代価として、韓国の公営放送のKBSが25万ドル以上を、民営放送のSBSは毎年16万ドル以上を、MBCはSBSより更に多額の金額を支払っているとのことです。
参考として、北朝鮮が韓国の放送画面を使用して韓国を誹謗する映像物を作って放送したとしても、韓国に映像使用料を支払ったことは一度もありません。ところで、どうして韓国の放送社だけが一方的に北朝鮮に画面使用料を支払うのでしょうか。公営放送のKBSの場合、韓国国民の税金を視聴料として受け取って北朝鮮に支払っているようなものです。
これは、韓国の「南北経済文化協力財団」という団体が、北朝鮮から著作権代理人として委任を受けて、放送社に使用料を支払わせているからです。1年6カ月以上に渡って放送社と交渉して、とうとう使用料を受け取って、北朝鮮に送金しているとのことです。北朝鮮による韓国の放送画面無断盗用に関しては、何も言えないのにです。本当に北朝鮮のソウル出張所は、自分たちの役割を立派に果たしています。
それだけでなく、この団体は今まで韓国で出版された北朝鮮の出版物を全て探し出して、無断前提慰謝料を支払うように主張しているそうです。実例として、韓国のある出版社が北朝鮮で出版された『イムコック伝』を中国を通じて輸入して発行したところ、数年後に急に使用料を支払うようにと言ってきたとのことです。突然現れた朝鮮労働党の代理人の訪問に、出版社は本当に当惑したはずです。
放送社と出版社だけではありません。韓国内の新聞社をはじめとするマスコミ各社が自主的に構築した北朝鮮関連のデータベースにも、著作権料を要求したと聞いています。それでマスコミ各社は独自に構築した北朝鮮関連データーベースを、全て削除したそうです。
「南北経済文化協力財団」がこのような方法を使って、2005年から2008年まで北朝鮮に総額約70万ドル以上を送金したそうです。これが、同団体がしている統一運動の方式です。もちろん他の韓国内団体が、これまでに北朝鮮にもたらした資金に比べたら、物の数にも入らない金額でしょうが。
それでも、私は北朝鮮労働党に著作権使用料を支払うとは、実に荒唐無稽な話だと思います。もっと大きな問題は、この支払いが北朝鮮からの要請によって始まったのではなく、まず「南北経済文化協力財団」が北朝鮮大使館を訪問して、韓国からお金を受け取ってあげようと提案したと聞きました。北朝鮮でさえも、当初、このような人々が存在するとは信じられなかったようです。初めに彼らが北京大使館を訪問した時、門前払いをされたそうです。
彼らの主張は、北朝鮮も2003年にベルン協約に加入しているので、著作権の保護を受ける権利があるので、自分たちが正当な方法で北朝鮮の著作権を守らなければならないというのです。平壌を何回も訪問して、北朝鮮政府から韓国での色々な著作権使用の委任を全て引き受けたと言います。原則的に、アフリカの独裁国家も著作権を行使することは出来るので、彼らの主張は国際法的には正当なのかも知れません。韓国の放送社も検討した結果、結局、使用料を払いました。
しかし、道徳的に見た時、彼らの行動をどのように理解したら良いのでしょうか。このような人々がいなかったら、北朝鮮に著作権料としてドルを送金する人はいないでしょう。北朝鮮は、韓国の映像物等を見たら、政治犯収容所に送り込む国です。このような北朝鮮と著作権交流をするという発想自体が、笑止千万です。南北交流には反対しませんが、交流とは、交流ができる所でするものだと思います。
結局、この団体が文化交流という名目で、現在、韓国から資金を貰って、北朝鮮に送金する以外に、何をしているか分からないです。これは「お金を捧げる」のであって、「交流」ではないと思います。もし、北朝鮮が韓国の映像物の盗用をしたら、使用料を少しでも支払うつもりはあるのでしょうか。
また、ベルン条約によると、「個人の名義で作成された著作物に対する著作権は、それを創作した者が持つ」となっていると聞いています。北朝鮮作家の作品著作権料を韓国が支払ったら、そのお金をその作家が受け取ったかどうか、確認したのでしょうか。もちろん、確認するのは不可能でしょうが、多分、誰もがそのお金は全て、北朝鮮労働党が受け取ると信じているはずです。
このような事をしている南北経済文化協力財団の理事長が誰かというと、元国会議員のイム・ジョンソクさんです。そして財団事務総長兼著作権訴訟担当人はシン・ドンホさんと言います。全員、以前韓国で学生運動が盛んだった時、親北朝鮮的な行動をした大学生団体の会員たちです。参考に、理事長のイム・ジョンソクさんは、20年前から北朝鮮が「本当に立派な青年」だと、いつも褒め称えてきた方ですね。
当時から北朝鮮の賞賛を受けて来て、20年後の今も同様に賞賛を受ける仕事をしていらっしゃいます。南北経済文化協力財団を作って、2005年に金日成大図書館の電算システムを構築してあげることにして、23億を使って金日成大図書館の電算化を2007年に終わらせたそうです。その代わりに、北朝鮮とデジタル化された学術資料を共有すると約束したそうですが、北朝鮮は今に至るまで、資金だけ全て受け取って、一切の返答がないそうです。
23億の中には、国民の税金である政府の南北協力寄金が9億も含まれています。北朝鮮が学術資料を渡すという約束を守らなければならない時点から、既に2年も経過しました。しかし財団関係者はまだ、北朝鮮が資料を提供してくれるのを待っているそうです。私も待っているので、必ず受け取って来てください。金日成大の学術資料が韓国へ来て、誰の役に立つのか分かりませんが。
イム・ジョンソクさんが以前、学生運動に活発に参加した理由は、韓国内の反独裁運動が名分でした。民主化や人権といった主張を、主にデモの理由としていました。このような人が金正日独裁王国を訪問してこのようなことをするとは、理解が出来ません。それほど民主化や人権が大切なら、誰よりも金正日独裁体制に反対しなければならないのではないのでしょうか。韓国と北朝鮮は同じ民族なのに、韓国人であるあなたが北朝鮮の民主化と人権問題を心配するだけではなくて、北朝鮮の独裁と人権弾圧に必要な資金を熱心に支援するとは、理解できません。
イム・ジョンソクさんは、自分は北朝鮮のために働いていると思っているかもしれません。しかし、任さんは北朝鮮住民のためではなく、北朝鮮政府のために働いていると私は思います。彼が北朝鮮に送金する著作権料の中に、北朝鮮の一般住民のための分け前は、1セントも含まれていません。
金正日は数百万人の北朝鮮住民たちが飢えて死んでいく時に、人民の娘たちを侍らせながら、鮫ひれやコニャックを輸入して、飲み食いしていた人です。テレビを体制維持の道具にして、住民たちが飢え死にしようがしまいが、政策広報のための投資を惜しまない人です。このような北朝鮮政府の活動に、韓国の税金を使うとは、理解に苦しみます。
韓国内に未だに存在する多くの北朝鮮関連団体たち。彼らは、自分たちを歓迎してくれる北朝鮮労働党の幹部たちの顔に笑いの花が咲く時、それを見ながら自分なりに立派な仕事しているという自負心を感じるようです。しかし彼らは北朝鮮の独裁者の手下に過ぎません。しかし、金正日の最後の日を知らせる時計は、今も動いています。遠くはないです。10年くらい残っているとしたら、上出来です。その時も、あなたたちがした行動を誇らしく思うかどうかは、疑問です。
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