北朝鮮分析

北朝鮮のブログ : huntbaki@yahoo.co.jp

北朝鮮

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韓国で1967年に、歌手、尹福姫(ユ・ボッキ)がミニスカートを履いて登場した時、社会に及ぼした波紋は大きかった。若い女性たちの間に、ミニスカート・ブームが吹き荒れた。しかしお年寄りたちは「世も末だ」と嘆きながら舌を打った。女性が街角で太ももを出すなど、想像も出来なかった時代だった。反感が拡散して、とうとうミニスカートは政府により処罰の対象になった。膝上20cm以上になったら、取り締まりされた。資本主義社会の韓国でも、ミニスカートが淫らだという理由で公権力が取り締まった。そうなると、公権力といったら世間で最も恐れられる北朝鮮では、どうだろうか?

まず、ミニスカートを履いている女性がいない。履く女性がいないので、政府がミニスカートは絶対だめだという指示を下すはずがない。しかし、もし北朝鮮に本当に勇敢な女性がいてミニスカートを履いたとしたら、どうなるだろうか?絶対に翌日には、ズボンに履き替えるだろう。

党、保衛部、保安処、青年同盟、女性同盟、人民組など、各種の取り締まり統制システムがよく具備された北朝鮮では、その女性が1日に数百回以上、非難を浴びるのは明らかである。韓国でミニスカートが道徳的倫理的に叱咤を受けたのなら、北朝鮮では道徳的倫理的叱咤に加えて、もっと強度な組織的叱咤まで受けることだろう。このような非難に耐えられる女性はいないだろう。しかし法的処罰が付随するとは言えない。まだ、ミニスカートに相当する処罰の規定自体が存在しないからである。もちろん、北朝鮮は法治国家ではなく、党幹部の言葉が即ち法になったりもするが…

もしも、あらゆる非難にも関わらず、無条件にミニスカートを履きたいと固執したらどうなるだろうか。それでも監獄には行かないだろう。しかし、すぐに精神病患者扱いをされて、迫害は両親に及ぶだろう。そして両親は彼女を監禁してしまうだろう。しかし、北朝鮮で無条件にミニスカートが駄目だということはない。状況によっては、許可されることもある。




この写真の中の北朝鮮女性軍たちは、行事の準備に忙しい。多分、アリラン行事の演習ではないかと推定される。非常に短いとはいえないが、北朝鮮の基準からしたら、画期的なミニスカートであることは明らかである。

このような公演のようなケースは、例外として許可される。もちろん、金正日の宴会に動員される女性(喜び組み)たちは、ずっと派手に着飾らなければならないだろうが…すると水着はどうだろうか。


北朝鮮では、まだ、皆、ワンピース型の水着を着る。ところで、無条件にこのような水着を着なければならないという規定はない。ただ、北朝鮮の人々は水着というのは、当然、このようなものだと思っている。このような水着は、大抵、ナイロン製である。ナイロンは良く伸びる。問題は、このような水着は子供たちは何とか着られるが、若い女性たちにとってはビキニよりもっと淫らに見えることがあるという点である。全身にぴったりと張り付くので、ブラジャーを着用するのも難しい。ブラジャーを着用しながらナイロン製の水着を着たとしたら、もっと変に見えるだろう。多分、直接、ナイロンで水着を作って着て見たら、よく分かるだろう。その上、ビキニは上に短いスカートを履いても変ではないが、このような水着には普通、付属のスカートはない。

ところで、どうして北朝鮮ではビキニを着ないで、このような水着を着るのだろうか?既に言及したように、北朝鮮の人たちは水着はこのようなものだと考えているのだ。ビキニを買う場所もない。それでは北朝鮮の浜辺ではビキニを見物することができないだろうか。そうではない。私の故郷は海辺である。夏に海水浴をする人々が多い。幼い時から、海辺で遊びながら育ったので、ビキニを着ている女性も、何回か見たことがある。

このような女性たちは、二つの部類に分けられる。一つは日本に親戚を持つ朝総連系の北送海外同胞たち。所謂、「在胞」女性たちである。「在胞」は北朝鮮で自家用車を合法的に持っている階層である。北朝鮮では遊びに行くときに、主に職場単位で行くが、「在胞」は家族単位で乗用車に乗って遊びに行く。多分、日本からビキニを送られたのか、そうでなかったら日本の文化に多く接したからだろうか。こういう女性たちの中に、ビキニを着る女性たちがいた。結局「マイカー乗用車+ビキニ」が、一つのセットのように付いて回るのである。

もう一つの部類は外国人女性たちである。もちろん外国人女性たちは他人の顔色を伺う必要もないし、敢えて外国人に向かって何とか言う北朝鮮人もいない。ところで、ビキニを着たら注目されるのだろうか?私の記憶では、そうでもないようである。ワンピーススタイルに比べるとおへそを出しただけなので、それほど注目を浴びることはない。「そういう人もいる」程度の雰囲気だった。かといって政府当局者たちが海水浴場まで出てきて、取り締まりや統制をすることもない。結局、たまに北朝鮮の浜辺に現われるビキニは、特に問題はないようである。


ところで、他の女性がビキニを見て羨ましく思い、自分も着て見ようとは思わないのだろうか。全くそうではないようである。着たくてもビキニを製造して売る場所がない。自分独りで作って着ようとしても、大人になったら1年に多くても1~2回程度しか水に入らないのに、その1、2回のために、暮らし向きも楽ではないのに、ビキニをわざわざ作る女性もいないだろう。

また、ビキニを作って着たところで、それほど注目を浴びることもないだろう。北朝鮮の女性たちは純情で恥かしがり屋なので、水に入る時も、他人がいない時に周囲の様子を伺いながら入るのである。「私をちょっと見て下さいよ」とばかりに他人の前で水着を着ながら見せびらかす女性は殆どいない。もしいたとしたら、浮気者か、または本人はそうではないと言っても、品行が変な女性扱いをされる。

ビキニよりもっと問題なのは、更衣室がないことである。服を着替える所がないとは、女性が水泳するには本当に不便な国である。北朝鮮には、女性たちのお風呂や水泳の為の便宜施設がほとんどないと言っても過言でない。結局、ミニスカートやビキニというのは、人間が十分に食べて生きられる時に噴出する欲求である。生きて行くのが大変な人々は、そのようなことに気を使う余裕がない。


- 北朝鮮最高の名門大学である金日成大学出身の脱北者のブログに掲載された記事を翻訳しました。彼は現在、韓国で新聞記者として活躍しています。

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- 北朝鮮最高の名門大学である金日成大学出身の脱北者のブログに掲載された記事を翻訳しました。彼は現在、韓国で新聞記者として活躍しています。

アメリカ人女性記者たちが北朝鮮から釈放された時、世界各国のメディアたちは、彼女たちが家族と再会して泣く場面を繰り返し放映した。ニュースとしての価値があるから理解は出来るが、実際、こういう場面を見続けていたら、不思議と憂鬱になった。
アメリカ人女性記者たちは、可哀相な受難者のイメージから脱しなければならない。彼女たちは厳密な意味では不法越境者である。それも、世界で最も恐ろしい国の国境で悪戯をして、逮捕されたのである。この程度で済んで、本当に幸運だと思わなければならない。北朝鮮で逮捕されたという点が違うだけで、今も世界各地が不法越境者問題で非常に苦しんでいる。アメリカも例外ではない。女性記者たちに受難者のイメージを着せる前に、メキシコを経由してアメリカに不法越境しようとしていた人々が、自国の監獄で今どのような境遇にいるのか、そこからもう一度見直して欲しいと、アメリカのマスコミに勧告したい。

女性記者たちにインタビューの要請が溢れ返っている。インタビューの中で、自分たちがとても不幸だったと言わなければ良いと思う。直接に取材したのだから、脱北者たちが送還されたらどんな境遇に陥るか、多少は聞いて知っているのではないだろうか。もちろん、アメリカの市民権を持つ人たちと脱北者たちを比較すること自体が不可能だろうが…しかし、同じ外国人でも、中国人だけを見てみよう。中国人が豆満江(テゥマンガン)で不法越境をして逮捕されたのを見た。脱北者たちを閉じ込めて置く同じような保衛部の監獄で、殴られることはないだろうが、侮辱されながら数カ月間、豚が食るような食事を食べて出獄するだろう。もちろん、ご飯は他の脱北者たちに比べて、沢山与えられるだろうが…そんな北朝鮮の実情の中、あなたたちは特殊なもてなしを受けたのである。一体、不法越境者を逮捕して、監獄ではない招待所で、ホテルで運動と散歩まで許可しながら、閉じ込めて置く国があるというのだろうか。それに国際電話まで繋げて家族と通話まで…アメリカもそれ程の人権保障はしない。あなたたちは不法越境者が受けられる最上の待遇を受けた。有難く思わなければならないだろう。

その上、帰国する時、全ての人々が恐らく不思議に思ったはずである。女性記者たちが大きなかばんを2~3個ずつ持って来るのを見て、あの中には何が入っているのだろうかと…

確かに、逮捕された時は空手だったはずだが、4カ月を少し越える北朝鮮生活で、かばん2~3個分の荷物が生じたのである。私もあれが何だろうかと、ちょっと考えて見た。それまで使っていた衣類と化粧品だと考えるには、荷物が余りにも多そうに見える。多分、北朝鮮政府が自国の家族の心労が大変だったろうと、帰国したら渡して欲しいとプレゼントを多少準備してくれたのではないかという気がした。北朝鮮はそのようなショーは幾らでも出来る。本当にそうなら、帰って来る時にプレゼントまで何個も貰って来た不法越境者という記録が生まれるかも知れない。衣類だけもらったとしても、上等のもてなしを受けたのである。それも、あれ位沢山貰ったのならである。

私は以前、北朝鮮で逮捕されて、夏に着た半そでの服とズボンを冬まで着て、強制労動に動員されて極寒に震えたことがある。一着だけだったので洗うことも出来なかったし、また洗えるような境遇ではなかった。北朝鮮はこのような野蛮な国家である。そのような国家で、あなたたちは北朝鮮の住民たちより数十倍も良いもてなしを受けたことを、幸いと思わなければならない。女性記者たちは長くは語らなかったが、毎日、毎時間、強制収容所へ行く恐怖の中で震えたと語った。勿論、そのような心配をしたことは明らかであるが、「毎日、毎時間」という言葉を、私はあまり信じたくない。もし、本当にそのような恐怖の中にいたとしたら、あなたたちは初歩的な現実判断の能力もないし、報道人としての資格もないだろう。記者でない普通の人でも、アメリカに帰って証言するのがはっきりしているなら、自分たちに北朝鮮が危害を加えたり迫害をしないとだろうという推定ができる。その上、招待所でアメリカへ国際電話まで掛けさせてくれたにも関わらず、強制収容所の想像をしていたのなら、ちょっと笑わせる。

招待所は、北朝鮮ではホテルよりもっと良い所である。金日成、金正日の別荘を招待所と言う。北朝鮮の大多数の招待所はそんな所である。中でも金日成が使っていた招待所の中には、現在、空の招待所が多い。また、特殊機関が保有している隠れ家を招待所だと言ったりもするが、このような隠れ家も特殊人物のために北朝鮮最高の施設を具備している。精神的には不安だったろうが、北朝鮮で招待所の体験までするとは、お金を払っても出来ない経験である。

そして、あなたたちの冒険心がもたらした結果をもう一度見直して欲しい。言うまでもなく、あなたたちを捕まえて金正日は大喜びだった。クリントンが訪問した後、いつにも増して満足そうに顔をほころばせている表情を見て欲しい。北朝鮮の住民たちにアメリカが頭を下げたと宣伝するのは当然のことである。あなたたちのおかげで、金正日が2,000万北朝鮮住民たちを当分騙して、強制動員に利用することができるようになった。あなたたちの小ヒロイズムが生んだ罪、そして受けたもてなし等々をじっくりと振り返って見て、これから自粛しながら静かに暮らすことだけを願いたい。そうでなくて、これから放送に出演して、涙をポロポロと流しながら、可哀相な受難者のイメージを演出して、同情を買おうとしているのなら、これは本当に目も当てられない事態である。他の人々はさて置き、少なくともあなたたちにそのような資格はない。

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- 北朝鮮最高の名門大学である金日成大学出身の脱北者のブログに掲載された記事を翻訳しました。彼は現在、韓国で新聞記者として活躍しています。

#2001年4月、13年間に渡って金正日の元で料理人として働いた藤本健二という人が、日本に脱出した。彼は最近、『金正日の料理人』という本を出版する。この本の中で、彼は金正日が好む代表メニュー約30種類を公開する。その中には、チョウザメの卵の塩漬けのキャビアも含まれている。彼は、金正日がウズベキスタンとイランからキャビアを空輸して食べたと打ち明けた。

#2006年10月9日、北朝鮮は第1次核実験を実行して、核保有国になったと宣言した。これに対して、アメリカと日本は、異例にも対北朝鮮奢侈品の禁輸リストを発表した。
その中には、ありとあらゆる品物が含まれていた。セグウェイ(2輪自動車)、パンダストラト(最高級ギター)、ハーレーダビッドソン(オートバイ)、スキデゥー(スノーモービル)などのあらゆる不思議なリストが続く中、キャビアも対朝禁輸品リストに含まれていた。藤本健二さんの証言をアメリカと日本が参考にしたようである。

#2007年2月、金正日が北朝鮮らしくない素晴らしい養魚場に姿を現わす。ここは平壌から遠くない、平安(ピョンアン)南道殷山(ウンサン)郡シンチャン養魚事業所である。この時までは、お腹をポンと突き出していて、比較的健康そうに見えた。

#2008年7月13日、北朝鮮労働新聞は『異変が起こる年』という長文の正論を発表した。「今年は事件も多く、興奮させられる出来事も多い」というのが、労働新聞の主張である。労働新聞が言及した興奮されられる出来事とは、大体、このような内容である。
4月の人工衛星発射、金日成の誕生97周年の行事として大同川(テドンガン)の川辺にお目見えした「祝砲野外」、5月の核実験、ワールドカップ進出…ところで、注目させられる事があった。6月の奇蹟として、シンチァン養魚事業所でチョウザメの養殖に成功して本格的な養魚を開始したというのである。同新聞は、「『我々の衛星は空を飛び、我々のチョウザメは海に行く』という珍しい詩語が飛び出したシンチャンの奇蹟」を紹介した。チョウザメ養殖の成功を、奇蹟と言ったのである。

北朝鮮がチョウザメを養殖して海に放してあげるとは…将軍様の胸にではなく、本当に海へ?うーん、そうだとすると、本当の奇蹟のようだ。

#ここでちょっと。一体、チョウザメの養殖がどれほど難しいからと、北朝鮮で奇蹟だと主張するのか知りたい。それで調べて見た。

うーん…チョウザメは毎年、全世界で約2,000t生産されるという。これは自然産である…チョウザメの卵であるキャビアは、世界の3大珍味の中の一つとされるという。高価なのだろう…自然産が貴重なので、養殖が自然と、代案として挙げられた。

ところでちょっと待って…チョウザメは卵から10gまで育てるのが、最も難しいそうである。北朝鮮が養殖に成功したということは、稚魚を育てたということなのか、卵から育てたということなのか、労働新聞を見ただけでは全く分からない。稚魚を育てるのは、実はそれほど難しい事ではないという。

#北朝鮮で育った人間の立場から見ると、シンチァン養魚事業所は実に幸運である。金正日があのように関心を向けている所なら、これからは電気や養殖する魚のえさも、豊富に供給されるだろう。(魚のえさは人間も食べることができるので、養魚場の人々も楽に暮らせるようになるだろうと見るのである。北朝鮮では、全ての人たちがこのように暮らしている。)
#チョウザメは既に話したように、高価である。金委員長がチョウザメを育てて、どこに使いたいのだろうか。長く考える必要はない。「私も食べて、海外にも売って、言う事を良く聞く腹心たちに下賜をすれば良いだろう。」とにかく、チョウザメは肉も美味しいし、卵はキャビア、そして副産物として化粧品も作るというから、捨てる部分が全くない魚である。
#このように高価な魚を北朝鮮で育てて、果して販路を作れるのだろうか。一時は世界生産量の80%を占めたロシアは、この10年間でチョウザメ養殖業は収支が合わないからと完全に撤退してしまい、世界の占有率の20%未満に落ちてしまったとのことである。いくら高級な魚で、養殖業が有望業種だとは言っても、販路を作らなければなければならない。高級消費財の市場というのは、簡単に販路を作れるものではないのである。北朝鮮が一生懸命に育ててどこに売るのか、見てみたいものである。

#ふと、こんな気がした。対北朝鮮制裁に含まれたキャビア禁輸措置によって、金正日のキャビア供給ラインは途切れてしまったが、今回の養魚により、キャビアやチョウザメのひれの料理は、いつも食べることができるのではないだろうかと…

#それで、もう少し調べて見た。すると、チョウザメは種類毎に違うが、キャビアが作れる卵を採取しようとしたら、チョウザメを100~300Kgまで育てなければならないとのことである。チョウザメは全世界に約28種類いて、種類毎に違うが、卵を採取しようとしたら、7年~14年は育てなければならないとのことである。だから、平均10年は掛かるのである。

#今、北朝鮮で養殖を開始した。金正日が今年、私たちの歳で68歳。一番早く育ったチョウザメが卵を産むまで待ったら75歳。ちょっと遅いチョウザメの卵は、82歳になったら食べることができるという計算が成り立つ。

何ということだ…金正日が82歳…いや、75歳まで生きられるだろうか。

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- 韓国の統一部報道資料(2009.8.14)
今年3月30日から137日間に渡って北朝鮮に抑留されていた韓国の現代峨山(ヒョンデアサン)社員ユ・ソンジン(44)さんが、13日、突然釈放された。

韓国の統一部によると、ユさんは京義(キョンウィ)線の陸路経由で、この日の午後8時36分頃、軍事境界線(MDL)を通過し、8時45分頃、都羅山(ドラサン)南北出入事務所(CIQ)に到着した。

ユさんはこの日の午後5時10分頃、開城工団内の北側出入国事業部から「追放」という形で現代峨山側に身柄が引き渡された。ユさんは工団内の韓側機関である開城工団管理委員会で待機していた開城工団管理委員会法務チーム長、現代峨山開城工団総所長などと共に帰還した。
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北朝鮮に抑留され開放された現代峨山社員のユ・ソンジンさんが、13日午後、ソウル現代峨山病院に到着し、建物に向かう。<写真=連合ニュース>

南北出入事務所で待機していた韓国側関係者が、ユさんに簡単な健康診断を実施した。診断をした医師の話によると、ユさんの健康に特に異常は見られなかったとのことである。

都羅山CIQに到着した後、ユさんは「多くの努力と関心を示して下さった政府当局と現代峨山、そして国民の皆さんに、とても感謝しています」と短く語ってから、用意された車に搭乗してソウルに移動した。

韓国統一部の千海成(チョン・ヘソン)報道官はこの日のブリーフィングで、「今日、ユさんが釈放された。時間が掛かったが、本当に良かったと思う」としながら、「これまで非常に心配された家族の皆さんにも、慰労の言葉を申し上げたい」と語った。

千報道官はまた、「このようなことが再発しないように願う」としながら、「まだ帰国することができないでいる『ヨンアン号』の乗組員たちも、一日も早く帰還することを期待する」と明らかにした。

続けて、ユさんが北朝鮮側に長期間抑留されていたので、これから精密検査などを通じて、ユさんの健康状態を把握する計画だと明らかにした。

統一部はまた、健康状態に関する検査の後、関係当局がユさんの抑留に関わる諸般の必要事項について確認をする予定だとしながら、ユさん抑留経緯や抑留中の生活などについては、以降、具体的に公開すると付け加えた。

千報道官は今回のユさん釈放に関して、韓国政府が北朝鮮に謝罪や遺憾の意を表明した事実はないが、現代峨山側は自社職員が長期間抑留される事件が発生したことに関して北朝鮮政府に遺憾の意を表明し、再発防止のために努力して行くという立場を示したと紹介した。

続けて、ユさん釈放のために一切の代価を支払っていないと明らかにしながら、これまで韓国政府はユさんの安全確保の為に多彩なチャンネルを全て活用しながら、多角的な努力を続け、現代側も事業者としての一定の役割を果たしたとしながら、こういう努力が実を結んだと考えていると語った。

一方、玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)会長現代グループ会長と金正日が面談しているという一部報道に対して、統一部はこの日の午後10時現在、玄会長と金委員長の面談に関する状況は確認されていないと返事した。

10日に訪朝した玄会長は、当初12日に帰還する予定だったが、滞在日程を1日ずつ2回延長し、14日に帰る予定である。

ビル・クリントン元アメリカ大統領が、平壌を突然訪問して金正日と面談した後、北朝鮮に抑留中だったアメリカ人女性記者2人を連れて本国に帰った。

すると、北朝鮮はまるでアメリカ-北朝鮮関係が正常化したかのように、大騒ぎをした。クリントン元大統領が平壌に到着した瞬間から、北朝鮮は全ての宣伝手段を総動員して、これを拡大報道した。クリントンと金正日の面談内容に多くの意味を付与しながら、時にはその内容まで誇張した。

しかし、アメリカ側の反応は全く違っていた。北朝鮮側の「見解一致」主張に対して、アメリカ側は一貫して「そうではない」との反応を示した。今回のアメリカ人女性記者釈放が残した最大の特徴の一つが、正にこの点にある。北朝鮮側の「見解一致」主張に対して、アメリカ側は「不一致」反応を示すなど、お互いの見解は食い違った。

北朝鮮は朝鮮中央通信を通じてクリントンと金正日の面談内容を発表しながら、「米朝間の懸案が、真剣な雰囲気の中で虚心坦懐、深く議論され、対話という方法で問題を解決して行こうという点で見解が一致した」と発表した。しかし、アメリカは直ちに「事実無根」とこれを否認した。ホワイト・ハウスのロバート・ギプス報道官は今月4日のブリーフィングで、「女性記者抑留と他の問題は別個」と釘を刺した。

北朝鮮はまた、「2国間の関係改善方法に関連した見解を盛り込んでオバマ・アメリカ合衆国大統領の口頭メッセージを、丁寧に伝達された」と主張した。これに対してロバート・ギプス報道官は、「書面でも口頭でも一切のメッセージを伝達しなかった」と、2回も強くこれを否認した。彼は「クリントンがオバマ大統領に会ったのは今年の3月が最後だった」という言葉で、口頭メッセージ伝達が事実無根であることの具体的根拠まで提示した。

専門家たちはロバート・ギプス報道官の「口頭メッセージ否定」発言に重点を置いている。「実際にメッセージはなかった。ただ、クリントン元大統領が『誰とでも話し合う』というオバマ大統領の平素からの外交哲学を挨拶次元で伝達したことを、北朝鮮が体制宣伝次元で『オバマのメッセージ』と包装した」と解釈する。

専門家たちによると、北朝鮮は外国首脳が平素から言及した内容を、ある試案と連結させて、「口頭親書」としばしば包装するとのことである。専門家たちは、今回も、北朝鮮がオバマ大統領のメッセージを「口頭親書」よりも格が低い「口頭メッセージ」として表現した意味を、よく考慮して見る必要があると言う。

クリントンと金正日の面談内容も、北朝鮮とアメリカは各々違う言葉で表現している。北朝鮮の朝鮮中央通信は今月5日、「クリントンはアメリカ人女性記者2人が我が国に不法入国して、反共和国敵対行為をしたことに対して、深く謝罪の意を表明した」と報道した。しかし、ヒラリー・クリントン米国務長官は「北朝鮮に対して、一切謝罪しなかった」とこれを否認した。

北朝鮮側の「対話の方法で問題を解決して行くという点で見解一致」主張に対しても、アメリカは対朝特使措置が人道的問題という点を明らかにしながら、北核問題と連動できる試案ではないと強調した。この点に関して、バラク・オバマ大統領も今月5日のNBC放送とのインタビューを通じて、「北朝鮮が核兵器開発と挑発行為を中断したら、アメリカと関係改善をすることができる」とするアメリカの既存の立場を再度、強調した。しかしながら、北朝鮮側はまるで核問題とは別に、米朝関係の改善が今にも成立するかのように、大騒ぎをした。

北朝鮮はクリントンの今回の平壌訪問で、何か大きなことを得たように大騒ぎをしているが、これは錯覚である。この点は、クリントン元大統領の平壌訪問が人道的問題解決のための個人的訪朝であることを強調しているアメリカ政府の立場表明にも、よく現れている。

専門家たちも、今回、クリントンが乗って行った専用飛行機がアメリカ政府の官用飛行機ではなく、白地にアメリカを象徴する表示が全くない、映画製作所が所有する民間機だったという事実などを挙げながら、クリントンの平壌訪問が私務的だったことを強調する。

北朝鮮は、今、2人のアメリカ人女性記者を人質に取って、政治的取り引きをした結果、期待していた程度の成果を成し遂げたと、これを内輪で祝っているかも知れない。勿論、「3代世襲」のための体制宣伝次元では、そうかもしれない。しかし、今回の件は、罪のない民間人を人質に取って政治的取り引きをする「不良国家」というイメージだけが深まっただけで、実益はほとんどなかったというのが専門家たちの一致した見解である。

金正日集団がアメリカ人女性記者釈放の代価として、UNを通じた北朝鮮に対する制裁が緩和されるか解除されるだろうと考えたかも知れないという見解に対しても、専門家たちは「錯覚」だと言う。北朝鮮がアメリカ人女性記者を釈放したとしても、アメリカの対朝政策の基調が変わらないというのが、その理由である。従って、北朝鮮が本当にアメリカとの関係改善を願うなら、南北関係の改善からその糸口を捜さなければならないと強調する。今や、ボール(選択権)は北朝鮮側に渡された。北朝鮮はクリントン元アメリカ大統領の平壌訪問を核問題解決の転機にする知恵を発揮しなければならない。


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