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反骨の元外交官、天木直人氏のブログから
小沢一郎と山本太郎の末路を残念に思う
昨年7月の参議院議員選挙で東京選挙区から「脱原発」を訴えて当選した山本太郎議員。
これまでは、政治団体「新党 今はひとり」その後「新党ひとりひとり」へ名称変更して一人で活動していましたが、今日のメデイアの発表では小沢一郎氏の「生活の党」に入党したとのこと。
今まで支援・協力してもらった実績から、いずれ”ジリ貧”の生活の党か社民党に加わるだろうと私も予想はしていましたが、こんなに早く合流するとはね〜〜〜と驚きです。
いやいや、よく考えてみれば、先日の総選挙で生活の党は2人しか当選できずに、「国会議員5人以上」の政党要件を満たさない政党に落ち込んでいたのですね。
そこは、錬金魔術師の小沢一郎氏のこと。野良犬に泣きついて、捕獲に成功したってことですかな?
何しろ『剛腕』、『壊し屋』の異名をもち、これまで何度も12月に掛け込んで新政党の合従連衡を企て、多額の政党交付金を受け取ってきた氏の実績から言えば当たり前のことかも知れませんが、国民感情から言えば大変不可解なことでしょう。
山本太郎氏、生活の党に入党 党名は「生活の党と山本太郎となかまたち」【UPDATE】投稿日: 2014年12月26日 20時17分 JST 更新: 2014年12月26日 20時45分 JST
無所属で活動していた参議院議員の山本太郎氏が12月26日、生活の党に入党したことが明らかになった。山本氏の参加で生活の党は衆参両院合わせて「国会議員5人以上」の政党要件を満たすことになり、2015年の政党交付金を受け取ることができるようになった。産経ニュースなどが報じた。
山本氏は自身のブログに「今日、永田町で山本太郎、と言う野良犬が保護されました。いつ殺処分にされるか判らない状態の野良犬を保護したのは、小沢一郎さん(72歳)」と書き込んだ。 (山本太郎氏公式ブログ「野良犬を保護」より 2014/12/26 20:29) 山本太郎氏の事務所スタッフには、元参議院議員で生活の党を離党した、はたともこ氏が参画している。山本氏は、14日の衆院選でも、東京12区に生活の党から立候補した青木愛候補などの応援演説を行っていた。
ところで、山本太郎議員は今回の衆院選で、「自民100人を落選させよう」ー過半数割れで安倍退陣を!−なる運動を主導してきました。
「さよなら安倍政権」というタイトルのホームページでは、前回(2012年)の衆院選のデータをもとに、全国約200選挙区について、この野党候補に票を集中すれば、「自民党候補に勝てる」あるいは「逆転の可能性がある」「勝負になる」などとして、「完全に合致しないが、グッと堪えて鼻をつまんで。勝てる野党議員を応援」しようと呼びかけました。
そして、生活の党の青木愛候補など共産党を除く「勝てそうな」野党候補の選挙区には、山本議員自身が応援に入ったようですが、その成果はご承知のとおりです。
彼が「勝てそうな」候補者だと応援した候補者の中には、大阪の橋下直系の維新候補や民主党の極右靖国派候補、さらには彼にとっては天敵であるはずの”原発推進”の民主党候補も含まれていたようですので、グッと堪えて鼻をつまんでというのも臭過ぎて、もう何をかいわんや?でしたね。
これから「生活の党」の枠に縛られながら、全国の市民の力を結集できるような政党づくりに、せいぜい頑張ってもらいたいと思います。
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「小沢さんには、しばらく黙ってもらいます」
民主党代表に指名されたとき、あの菅直人の忌々しい勝ち誇った言葉が思い出されます。
民主党を政権の座に着かせたのは紛れもなく小沢氏の功績が大であったのに、恩知らず菅がそう言って小沢派を排除したときから、小沢一郎氏は民主党内でも不遇の存在になり、その後離党して「国民の生活が第一」、「日本未来の党」、「生活の党」を結成しましたが、凋落の一途をたどるばかりでした。
1強多弱、自民補完勢力が多数を占める中で、復活の”ウルトラC”を決めるのはもう困難な情勢でしょう。
20年前の細川内閣のときに、当時新生党党首だった小沢一郎氏など連立政権が成立させた「小選挙区比例代表並立制」と「政党交付金」の導入などを柱とする「政治改革四法」が、今となっては自業自得、因果応報となって小沢氏自身にも跳ね返ってくるなんてだれが想像できたでしょうか?
もちろん小沢氏にも、想定外のできごとに違いありません。
天木直人氏が心配されるように、新たな党「生活の党と山本太郎となかまたち」が、このままそれぞれの末路を辿らないように祈るばかりです。
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