★☆子育ての ヒント☆★冬野空

保育士としての ,思いや・・・笑いあり 涙あり の、 保育室!

娘が結婚するまで

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娘とベビーが  自宅に帰って 3日め。

体の力が抜けて 寝込んでしまった。




心も身体も持っていかれた1ヶ月間。

娘の成長を見届けることが出来た1ヶ月。


孫をこの手に抱かせてもらった 幸せな1ヶ月。


暫く遠のいていた 庭の手入れをしていた夕方 

「ピンポーン」

玄関のチャイム。。。


宅配の小包だ。



開けて見ると 大きな箱の中に 水色のちっちゃな箱


シルバーのピアス。



娘からの手紙が添えられていた。


       本の出版のお祝いの言葉と

       1ヶ月お世話になり 本当にありがとう・・・と

       お礼の言葉が添えられていた。


     

いいのに〜〜
  
お母さんに 赤ちゃんを一杯抱っこさせてくれて



こちらこそ  本当にありがとう。

 

お母さんになる。

子供だとばかり思っていた 娘が

母になります。


実家に帰ってきても 

お腹の子供のためにと

大きなお腹を抱えて 何でもやります。


陣痛が始まってから 3日目に入り やっと分娩室に入りました。

産みの苦しみを味わっています。

喜びの為の痛みを 味わっています。


どんな困難も 彼と二人で乗り越えようとしているように みえます。

親の介入は許しません。


自分にも厳しく 我慢強い娘に 

大きな 成長を感じます。



まだ暗い明け方

無事の出産を 祈るしかない親が

ここにいます。

娘の結婚式

神様からお預かりした娘を  手放すときが来た。

「結婚式についても それに掛かる費用についても  一切口を出さないでね・・全部二人でするから

 ・・・私たちが結婚するんだから見守っていて。・・・コレから一つづつ 自分達で揃えていくから

 花嫁道具は・・・何一ついりません」


       そう宣言して 娘は 今日を迎えた。


どんな式になるのか不安で 一杯だった私たちだが・・・その心配は 一気に吹き飛んだ。

東京湾が目の前に・・・・ お台場や レインボウブリッジの夜景を臨む しゃれたレストランを貸りきっての

結婚式・披露宴であった。


遠くは 九州から 北海道まで ・・・親戚や友人が集まった。

お招きした一人ひとりに 感謝の込められたサプライズが 盛り込まれており 感動の連続であった。

細やかな 心温まる手作りの演出に・・・・皆が驚かされたり 感動したり 。


毎日仕事で忙しく  10時以降に帰宅の 二人。。。本当に大変だったのではないかと・・・。


手を離れていく娘の  大きなな成長が読み取れ・・・・・嬉しい時間が過ぎていった。



        その披露宴の中で  私が いぶかしく思ったのは

        
        次々と  可愛いお皿に盛られて 出てくるお料理・・と共に

        料理ではなくはなく 綺麗な花が盛られた  お皿が・・・
 
        毎回 私のテーブルに運ばれてくる。


        私たちのテーブルには  先日亡くなった 義母の席が設けられて いた。

        その義母の所に  花のお皿が 次々と運ばれてくる・・・。

        お皿によって 雰囲気の違う花々。


        宴が終わる頃には  テーブルは お皿に盛られた花で 一杯だ。

   
 
      

 親の役目は まだまだ続いていくのであろうが  一旦は肩の荷を降ろしたような安堵感で  宿泊しているホテルに戻った。


留袖の帯を解き ホッと一息ついたとき チャイムが鳴った。

娘夫婦が  お礼の挨拶に来たのだ。



  そして花の話になった。

  私の 部屋に 義母のテーブルの席の 綺麗な花が  運びこまれていた。

  娘は・・

       ワー・・・この花だったんだねー

       あ〜〜見る暇なかったんだ〜〜・・・よかった。見れて。

       へ〜〜〜こんな風にしてくれたんだね〜〜
                          コレはきっと前菜だね
                          あ・これは 肉料理だね。
                          ふふふ・・・・
       おばーちゃんのテーブルには  

       『みんなと同じお料理をイメージした お花を お皿に乗せて出してください』って。

       頼んでおいたんだよ。



            と。


                     【それで どのお皿の花も 雰囲気が違っていたんだね。】・・・納得。


             

小さなお客様

 明々後日・結婚する娘が・・・・・生まれたときのこと・・・


生まれて間もない 娘を見に お祝いのお客様が 我が家に来てくださったりしていました。

まだ私の布団も 引きっぱなしの 部屋に来ては 赤ちゃんのぞいて帰りました。


主人の 今は亡き義母が 産後の お手伝いに来てくれていました。


そんなある日の昼下がり

「 とん とん 」    アパートのドアをノックする音が聞こえます。

ブザーがあるのに   また   「とん とん・・」

いぶかしそうに 義母がドアを開けると   なんとまあ・・・小さなお客様が 二人。


「 ここは くうせんせいのおうちですか??」

「アカチャン オタンジョウオメデトウ  オ・・ オメデトウゴザイマス」

「これあかちゃんに あげてください」

    そういって差し出したものは

    フェルトで作った かわいい やわらかい ピンクの カバでした。


義母は二人を 中に 招きいれ ジュースを出してくれました。

サーちゃん4歳 。  みーちゃん3才 。

女の子の姉妹です。

きちんとお座りした 二人は かわるがわる赤ちゃんを覗いて 笑っていました。

一息ついてから

「どうやってきたの?? 誰かに車に乗せてきてもらったの??」と 聞く私に

           ううん・・・ふたりで・・・こうやって てをつないできたの。

           とちゅうで みーちゃんがつかれちゃって  ないて すわちゃったの。

           わたしも なきそうだった。

           でも もうちょっと もうちょっとって がんばったの 。

           くうせんせいの アパートみえたら すごくげんきになったよ。

           208ごうしつはどこですか・・・って どこかのおじさんに きいたよ。

           あーよかった

           くうせんせいにあえて。。


彼女達の家から  3キロ近くある道を どんなふうにきたのか ・・・??

曲がりくねった 田舎の道や 線路の横や あの工場の横を 一度も来たことが無いのに・・

どうしてここまでたどり着いたんだろう。。。

胸が熱くなる。


ひとしきり話し込んだふたりは 手をつないで もと来た道を帰っていった。


「ちょっとそこまでおくってくるね・・」と  義母が言った。


1ヶ月の産休が明けて 娘を連れて 仕事に復帰した。

すると サーちゃんと みーちゃんの おかあさんから こんな言葉をきく。


         先生! 本当に ありがとうございました。
 
         ふたりとも 喜んで  それは喜んで・・踊るように・・・帰ってきました。


         家は子供が8人いるので いつも何にも買ってやれません。

         お金がなくなると 畳の間を 線引定規で さぐってたりするんです、

         5円でも 10円でも 出てこないかと。

         あのカバも お正月のお年玉をためていた おねーちゃんやおにーちゃんからの

         カンパもあって みんなで見に行って やっと決めて買ったようなもので・・・

         
         そんな訳で あの日は 大喜び・・・先生からいただいた 本を・・あのおまけの付 いた分厚い
           「なかよし」とか「よいこ」の本・・・子供たちの憧れだったようです。


         毎日 毎日 眺めたり おまけであそんでいます。。
                 

私は言葉になりませんでした。


義母が  「くう先生からだよ」  といって たった1軒あった 近くの小さな店で 少女雑誌を 買い 渡してくれていたなんて。。。私にはそんなこと一言も言わずに 笑顔で 「送ってきたよ」って 戻ってきたのに・・・。あれから 義母は 新幹線の乗って 主人の実家に何にも言わず 帰っていきました。。

「サーちゃんのおかあさん 私はその話をはじめて聞きました・・私が何にも気が付かなかったから・・義母が わざわざ来てくれたお礼にと 私に黙って プレゼントしてくれたんでしょうね・・・そんなによろこんでいただいたこと・・・義母に伝えておきます。。喜ぶと思います。」・・・と。

あれから28年 サーちゃんも みーちゃんも 結婚して 立派なお母さんになっています。


あの時の お母さんが 今日 私の娘が結婚することを聞きつけて お祝いにと パッチワークで作った玄関マットと手紙を わざわざ持ってきてくださいました。 娘への手紙に 何が書いてあるかわかりません。


「あの日の 娘達の  大喜びの顔を 忘れたことがありません・・・お義母様のお気持ちがどれほどありがたく思ったことか・・・」と。
 
       涙で差し出された贈り物を・・・私は 頭を下げて 受け取りました。
 
            (お義母さん・・・・貴女は 姿が見えなくなっても 

                      いろんな人の心の中に生きていらっしゃるんですね。。)

    ・・・・今思えば 産後直ぐでも 彼女達二人を車で送るぐらい出来たはず・・・(@_@。

嫁ぐ娘に。

早いもので  結婚式まで後 1ヶ月たらず。

小さなときから 「私は ドラえもんと けっこんする。」と、いつも 言っていたね。

神様に お願いして お願いして 病院に通って やっと授かった 私たちの宝物。

お父さんが 子育て観音の刺繍をやり終えたその日に生まれました。

みんなが お祝いに駆けつけてくれました。

あきらめていた 産みの苦しみも  喜びも  味あわせてもらいました。


貴女が生まれてきて 楽しいことばかり・・・二人の生活が ただ三人になっただけなのに・・・それまでと比べようもなく輝いた日々でした。

いつも お父さんに 肩車をしてもらっていたね。
車の中で いつも歌を歌ったり クイズなんかして おかーさんと 保育園に通ったね。


いつもニコニコ笑っていた貴女・・笑顔の可愛い女の子で 道行く人から 「わーかわいい」と 声を掛けられ お父さんは 鼻高々・・・いつも嬉しそうでした。

 3才のときの クリスマス・・・サンタさんに ねぎらいの手紙を書き 『トナカイさんにもどうぞ 』と りんごを一つ テーブルに置いて寝た 貴女・・・

あなたが寝てしまってから  そーっと手紙を見たお父さんは 一生懸命 消しゴムに トナカイの足型を彫り 手紙の端に 茶色の足型スタンプを押しました。 りんごは食べ 芯のみを置いて。。。

小学校に入ったあなた 大きな赤いランドセルを背負って 学校に通ったね。
いつも留守の家に帰るのは寂しいだろうと お父さんが白い子犬を貰ってきましたね・・・男の子だと言うのでコロと名前を付けたら・・・・メスでした。貴女がこの家にいる間 ずーっとあなたを見守ってくれていました。

家の側の ゴミ置き場が 小学校の地区の集まり場所でした。

ある日 いつも作業着姿の お父さんが スーツにネクタイ姿 革靴をはいて 鏡の前で髪を撫でつけ
「コレで文句はないだろう」・・・と言いながら ゴミ袋を抱えて ゴミ置き場に向かいました。

あとで 「どうしたの??」と聞くと  「このあいだ ゴミを置きに行ったとき あいつに 言われたんだ・・ 『おとーさん  そんな変な格好で ここにこないで! はずかしいじゃん!』  って。
 だから 一番いい服着て ゴミ置き場に行ってやった・・・そうしたら あいつ 目が 点になってた。」と。
       あなたの驚いた顔を想像して いつまでも 笑いが止まりませんでした。

 海にも 山にも 川にも 遊びに行ったね。
 夏休みは いつも一人で 新幹線に乗って 大阪の おじいちゃんと おばあちゃんの所に行っていたことが多かったね。(お二人には いつも感謝でした。)

貴女には 一人っ子で 共働きで 辛い思いも 一杯させてしまったことだと思います。ごめんなさいね。

高校を卒業して 大学に行く為に この家を出るときも 不安で一杯でしたが  ただただ あなたを信じて 送り出すしかありませんでした。

『あなたの思う通り。貴女のしたいように。』  そう思ってきました。


今まで 一生懸命 よく頑張っていたと思います。
私たちの知らないところで 沢山の苦労を してきたのだと思います。

お母さんが 50歳を過ぎて スキューバーダイビングを したいと 夢を語ったときも スキーを もう一回したいと いったときも
「私が力を貸すよ」  といって 小笠原父島まで連れて行ってくれ  泳げない私の 手とり足を取り
一緒にもぐってくれました。
 親子が逆になったようで ・・・成長したあなたが  まぶしく思えました。

たまに帰ってくる貴女に・・・・まだ私の心の中には 子供のままの貴女がいて ハラハラして ついつい 言わなくてもいいことを言ってしまったりして 喧嘩になってしまうことも たびたびでした。

でも 貴女が 彼を 一生の伴侶として 選んだこと。。。それがいちばん嬉しいです。
あなたの目に 狂いはないと 信じているから・・・・。

忙しい日々の中 ホッとできる 最高の居場所を 二人で作り上げてください。


これからも 私たちは 生きている限り ずーっと 貴女の 幸せを願い 見守り 困ったときには いつでも手を差し伸べられるよう準備して ・・・生きていきます。 
                          
        心配しないでね。

      ステキな日々を ありがとう (*^_^*)     

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