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五臓六腑にしみわたるお話
実に具体的ですわね
おなかがすいてきましたわ〜
わたくし こう見えて 野良猫ですのよ エツ君
ごみ箱漁るのは さすがに チョー腹っぺらしの時だけですわ
人にすり寄って おねだりするの得意ですの
あなたがハニ氏にすり寄る姿は想像しにくいですわね
どーせ 超然と構えていて
餌 いえ お食事のお皿には いつも 餌 いえ
あなたの好みのキャットフードが
ちょうどよろしい具合に 満たされているのでしょうね〜
そしてあなたは いつも 少し食べては
その味に飽きて ふんッ とそっぽを向いて
日向ぼっこをしに 窓辺に移動しちゃうんでしょう?
” 毎日 同じことの繰り返しで つまらないなぁ・・・ ”
って 言っているのでしたわね
そんなとき わたしが庭先を横切ったのでしたね
そういえば あなたの庭先ではよく遊びますのよ
あのときは ボールで遊ぶのが大好きなノブと一緒に
ボール遊びに興じていましたのよ
” ねえねえ そこの君 玉っころ追いかけて 何が楽しいの? ”
あら あたしのこと?
” そう 君のこと きみ たまにうちの庭来るよねー ”
あら 失礼 無断侵入で罰則でもありますのォ
玉っころ追いかけても面白くありませんわよ もちろん
あたし 玉っころ遊びが好きなノブと一緒にいるのが楽しいの
何かに夢中になれるって 素敵じゃない?
遊び疲れたノブのそばに何気なくたたずんで
ノブの寝息を聞くのが好きなの
たまに ”僕のうちに遊びに来る? ”
っていって ノブの餌を一緒に食べるの
ノブのご主人があたしを気に入ってくれて
” 君もうちの子になるかい?”
って 言ってくださるのだけれど・・・・。
” 所詮あたしは 野良猫育ちですから・・・・。
そう言ってくださるのは 嬉しいんですけど
蚤取りが大変だから お気持ちだけいただいておきます ”
っていって お断りするんです
なんですの?
あなたも 玉っころ遊びしたいの?
” いやー 僕は遠慮しておくよ
君たちと遊んで 蚤が移ったら いやだからねー ”
あっ そっ
じゃ なんで 声をかけたわけ?
ノブとあたしの憩いのひと時を邪魔しないで下さる?
ほら ノブがすねてあっち向いちゃったじゃ〜ん
” いやー 君さ
うちの庭に遊びに来ていいよ
通りから少し入っているから
玉っころ追いかけるのに夢中になっても
車にひかれる心配がないからねー
その代わり たまに僕とお茶でも飲まない? ”
あっ そっ
お茶をご一緒するのがお庭を使う交換条件ってわけね !
オ ッ ケ ー
これって介護?
あたし 介護福祉士になっちゃう?
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