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見苦しくてすみません
親父の胸のタイマー見せたくて・・・
10年前胃は全摘出したんですが肝臓は三分の二くらい残ってるんですね
つまり、胃の周りの臓器も癒着していたり転移していたりして
胃の全摘出だけじゃ済まなかったんですけど
肝臓は血液再生工場ですからなくしてしまえわけにはいかないんです
それで、たぶん表面だけ焼いたって言ってたかな?
よくわからないんですけど、肝臓にはまだがん細胞が残っている状態なわけです
それで、胃はもうとっちゃったからいいんですけど
肝臓がんに対して抗生物質を定期的に投与しましょう
ってことになったんです
”親父、ついにウルトラマンになったか〜!”
最初これを見た時の私の感想です
血管投与になると全身に回ってしまい関係ないところへも行っちゃうわけで
副作用もあるから肝臓に直接投与することにしたんですね
それにはそのための装置を体に埋め込まなければならないんですけど
それが親父の胸の突起物です
ここに直接抗生剤を注射するんです
最初一週間に一回でした
やはり投与して2,3日は副作用で具合が悪かったみたいです
だから一週間のうち正味3日間ぐらい体調がいいんですね
そんな生活が1年くらい続いて、次第に2週間に1回になり
一か月に1回になり、三か月に一回になり、半年に一回になり
一年に一回になり
そんなこんなで6年間抗生剤の投与が続きました
そしてついに
”もう大丈夫ですよ、だけど半年に一回は検査に来てくださいね”
っていわれたんです。
ウルトラマンは地球上では3分間しかその姿でいられませんが
親父はこの装置のおかげで今現在に至っています。
親父の手術の1年後に、母の姉がやはり胃がんの手術をしましたが
他の部位への転移が進んでいて一年後には亡くなってしまいました。
その時の母の落胆のしようは、もう言葉に言い表すことができないほどでした
母の姉も美容師で、時には喧嘩もしたようですが
二人三脚で泣いて笑って築いてきた美容家人生
半身をもぎ取られたような気持ちだったと思います
一年くらいは、体に力が入らないような様子でした
でも人間て良くしたもので、生きる希望とでもいいましょうか
生きる活力とでもいいましょうか
前向きになるきっかけがあったみたいです
生きるエネルギーって自然にわいてくるものですか?
私は生きるエネルギーって自分で獲得するものだと思ってるんですね
四柱推命なんか見ると人は生まれた時から大筋の運命のようなものは決まっていて、最初から活力のある人もいればそうででない人もいるみたいですけど
成功する人としない人は生まれからして違っている
なんてことになっちゃうわけですかね?
運命ってあるかもしれないけど
半分以上は自分自身にかかってると思いません?
生きるエネルギー
運命に打ち勝つエネルギー
マイナスをプラスに替える逆転のエネルギー
こんなことでへこたれてちゃだめだぞ
私にはまだまだやらなきゃいけないことがある
人生これから
ウルトラマンのリミットタイマー
彼の場合は種族としての肉体的なリミットですよね〜
でも、私たちの場合
たいていの場合、リミットを決めてるのは自分自身
人生って限界に挑戦するためにあるような気がしてます
うちの親父、今日退院後初めての検査だったんですけど
案の定、もう来なくていいって言われちゃいました!
よかったのやら、わるかったのやら・・・
親父どの、年のせいか死ぬ話ばっかりしてます
自分が死ぬ話じゃないですよ
”同級生で生きて残ってるやつがいなくなっちまった
がんの時の同室だった奴らもみんな死んじまいやがった〜
あっちの病院でもこっちの病院でも、もう来なくっていいって言いやがる
この分じゃ、おらあ、いつまで生きてなくちゃなんないだんべ〜。
確実にあと、2,3年はいきてるだんべえな〜
生きてて為になるような人は、みんな早死にだ。
生きててもしょうがねえバカな奴と政治家は長生きだ
おれもどっちかってえと馬鹿の部類だんべえから
長生きするど〜
何して生きてればいいかの〜”
うちの親父、典型的な髪結いの亭主
みんなが働いてあんたを支えてるんだよー
わかってる?
わっかんねえだろ〜なあ〜
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明るい介護生活
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今私は親父と一緒に住んでいるわけですが
病院に通院するのに都合がいいからという理由で家にいるんですね
ですから母とは別居なわけです
母は運転できないので家に来るときはタクシーを使ってくるしかないわけです
片道800円ていってました
車だとなんてことない距離なんですが
毎日だと結構出費がかさみます
そんなわけで
母は毎日はやってきません
でも、私の出社が速かったり、夕方遅いよ〜
なんていうときは母にお願いするんですね
電話で、”明日はどんな予定?”なんていって
連絡とりあっているわけなんですけどね
うちの親父、10年ほど前に胃がんで胃を全摘出しておりまして
3年間ほどはろくにものも食べられず
体調も不安定だったんですけどね
今は検査で病院に行くのも忘れるほど元気
胃がんだけじゃなく胆嚢も全摘出、肝臓も三分の一位ないんですけど
すごいね人間の体って
なんの話だっけ?
そうそう、母の話
明日はリハビリの後に半年ぶりに胃の検査(胃はないんですけど・・・)
に連れて行かなくちゃいけないんですけど
高倉の勉強会とぶつかっちゃったんです
”あれ、病院連れてくって言っちゃったけど駄目だなー、どないしょー”
車の運転ができれば勝手に行くんでしょうが
運転できませんのでね
朝は何とか親父にトースターの使い方を教えてパンでも焼いてもらって
高くは尽きますがタクシーで(胃がんの病院はちょっと遠いんです)
連れて行ってもらわねば、と母に電話したんです
”せんせー、明日親父の病院なんだけど連れて行ってもらってもよいでしょうーか?”
”・・・・・・・・・・・。”
しばし、沈黙
”せんせー? 用事あるの? だめならいかないけどー
どーしたのかなー ?”
”あたし、しばらくあの人と会いたくない!”
”はぁー?”
”喧嘩したのよ、昨日
まったく、もう、ああいう考え方の人って、気持ち悪い!!!
思い出すのも胸糞が悪いわ! だいっきらい!
あんたには悪いけど、しばらく行かないから!!!!
よろしくね!
明日? 自分でタクシーで行くんじゃない? しらないわよ!
ほっときゃあいいのよ !
ひるだって自分で何とかするでしょう、赤ん坊じゃあるまいし!”
”え、え、えー!? なに、どーしたの?”
”いいのよ、あたしが勝手に怒ってるんだけどさ!
口もききたくないわ!”
おふくろ〜、
ま、ま、まさか、熟、熟、熟年離婚なんてことはないでしょーね!!!
”ははー 、親父の奴 面倒見てもらうのは当然だって顔してるんでしょー?”
”まあ、そんなとこね。だいっきらいよ!”
”まあ、まあ、男なんてそんなものでしょうー。
”あたしはテキトーにやってるから大丈夫だよー。
徐々に決まりをつくっていくから平気。”
”悪いわね、あたしがやらなくちゃならないのにさ。”
”いーの、いーの。親孝行できてあたしもうれしーよ。”
”あんたに話して、ちょっとは気持ちが収まったわ。
わかった、明日はあたしが一緒に行くよ。ベンきょ―いっといで ”
すみませんおふくろさん、
タクシー代かさみますが、よろしくおねがいいたします m(-。−)m
だいじょーぶ、だいじょーぶ、
”若いおねーちゃん” 連発して親父を調教していきますから (^0^)/
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いつも行くガソリンスタンド
”なんかガソリン減るの早いな〜・・”
と思いつついつものスタンドへ
そうすると店長さんが
”黒のインプレッサ乗ってる方、最近見えないんですけどお元気ですか?”
”あっ、気にかけていただいてたんですね!
心配していただいてありがとうございます。
お正月に階段から落ちて骨折しまして・・・。
退院したんですけど、今リハビリで通院してるんですよ。
いやー、もしかしたらもう車には乗れないかもね〜”
などと、しばらくお話ししました
赤の他人様なのに心配してくださってる人がいるなんて
ありがたいことです
話を聞けば前に親父の車の調子が悪く
途中で止まったら大変と家まで追走してくださったことがあるとか・・・。
あんたは幸せ者だね〜、おやじ〜
親切な人を見つけた記念に記念撮影 ぱちり
ありがとうございました〜
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先日親父さんが私に言いました
”おい、まさこ (私、まさ子って言うんです)
リハビリ担当してくれてるお姉ちゃんになんかくれてやりてえんだけど
化粧品なんかどうかと思うんだけんど、どうだんべえ〜かのォ〜”
一瞬耳をうかがいましたが
”えっ、けしょうひん?
お父さん、化粧品って言った?
エー、どーなんでしょー? けしょうひんですか?”
親父殿としては化粧品なら常に店に置いてあるしお金がかからないと思ったんでしょうね
でも、親父さん、原価ってもんがあるんですよ!
”まあ、おふくろさんに相談してみるよね〜”
で、即おふくろに電話しました
”せんせー、親父がこんなこと言ってるよー”
もちろん即決
”ケ・ショ・ウ・ヒ・ン! ばっかじゃないの! だめにきまってるでしょ!
化粧品なんて個人差があっていくら高級品でもあうあわないがあるでしょう!
第一、うちで扱ってるものは最低でも1万円はするものだから
価値のわからない人にあげても無意味だわ!
それに、ああいうところは受け取らないからね
そんなに何かあげたいなら、ハンカチでもあげとけば
全く、何考えてるんだか!
若い女の子にめんどうみられて、色気づいちまったんかね〜”
はい、たぶんそのようです、おふくろ様
そんな按配でおふくろ様が用意したハンカチギフトを持って
いそいそとリハビリに出かけて行った親父殿でありました
夕方仕事から帰ってベット周りを掃除していると
こっそりと隠すようにギフト用のラッピングをされたハンカチの包みが置いてありました
”あれ、かわいそーに、親父殿。
受け取ってもらえなかったんだね〜”
どんな顔して包みを渡して
そしてどんな顔して返されてしまったんでしょうか・・・。
83歳の老人とは言え傷ついたろうな〜
しかし、あんたは若いよ!
総入れ歯で、つえ付きながら、若いお姉ちゃんにプレゼントする気持ちになるんだから
そんでもって、実行しちゃうんだからね〜
どんだけ自分がかっこいいと思ってるんだか・・・。
来週退院後初めての診察があるんですけど
その様子で今後のリハビリ計画を決めるんですって
状態が良ければ”リハビリ通わなくってもいいです”なんて言われちゃうかも
それは困るよねー
だってリハビリ以外に出かけるところもないし
若いお姉ちゃん(すみません、若い介護福祉士さんのことです)にあって
若返りのエキスをもらうこともできなくなっちゃうし
若いお姉ちゃんとできるだけ長くいきあえるように
”次回の診察ではなるたけよぼよぼでいるようにアピールしなさい”
って、アドバイスしときました
張り切っちゃうとリハビリ切られちゃうぞー、親父〜
ちなみに上の写真は総入れ歯ケースです
入れ歯リアルに撮ると相当グロイので・・・。
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何気に私、匂いフェチなんです
ふとすれ違った時に、ふわっとその人の香りがこちらに絡まってくる時
自分の気に入った香りだと、思わず振り向いて
どんな人がその香りをまとっているのか確かめちゃう
自分に匂いって分からないけど、人のそれには敏感なんですよね
いままで自分の周りには好きな匂いしか置いてないから
家に帰るとすごくほっとする
というか、好きな匂いの中にいてストレス解消する感じ
ここ二日ぐらいしかまだ経っていないんですけど
親父さんの匂いがすごく気になる
よくいう“おやじ臭い”のとは違う
加齢臭なのかな?
年をとってくると細胞が老化するでしょう
でも、死んではいない
限りなく死に近く生きている
若い人の匂いのほうがすえた臭いがします
新陳代謝が活発だから老廃物はすぐ酸化して酸っぱいにおいになる
年をとってくると代謝は低下するので酸化の度合いも低くなるでしょう
だから、酸っぱい臭いとは違います
老化角質の層が厚くなった臭いというのか
腐る一歩手前の芳醇な香りに近いような気がする
今は男性用リキッドとか使ってないはずなんだけど
なんかそれっぽい臭いがするんだよね
じゃあ、なに
それはいい臭いなわけ?
いえいえ
気になるんだからたぶん好きじゃないんです
男性用化粧品の匂いって 微妙じゃないですか?
わたしは どちらかというと きらい
女性が好む匂いって観点でつくってないよね きっと
あれ、考えてほしい
エレベーターの中で男性用コロンの匂いが充満してるのって最悪!
あー、それで親父さんの匂いのことですけど
長年使ってた男性用化粧品の匂いが
体臭になっちゃってるのかなって思いました
一緒に暮らすからには
私の好きな匂いをまとってもらわないと困ります!
それで、ヴィヴィアン・ウエストウッドのコロンを買ってみた
”ロックで行こうぜ” おやじ〜!
甘すぎず さっぱりしすぎず 香りに厚みがあり ひねりが利いてる
さすがヴィヴィアン
こんな匂いをまとった男が家にいるかと思うと サイコー!
介護にも張りが出ます
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