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はるか数百年も昔、森を大切にした人たちが、クリスマスツリーを生み出した。 命の糧のリンゴを飾って。 昨日、思いがけず教え子が、教育実習の申し込みにやってきて。 再来年度なんだから、まだまだ早いよって言われつつも、 「せんせー、地理で実習来るんですから、居てくださいよ」 と言ってきた。 居られないだろうとは思っても、その言葉がうれしかった。 地理とは縁のないはずの大学で、たまたま出逢った植生地理学の先生に早くから貼りついて、東北の山々を一緒に調査で巡っているのだという。 「山を見るとさ、どうしてここはこうなってるんだろうかって考えるでしょ」 「そうなんですよ、なんでここはパッチ(空き地)になってるんだろうとか」 身体で見方を覚えることが、地理ではとても大切。 そのことを2年生にしてもう分かっている彼女、すごいなあ。 教え子からそういう子が出たことがとにかく純粋に、嬉しい。 こういう子が、森と人間の関係を本当に考えていくんだろう。 ただ、失われていくことを嘆き、増やすことだけを考えるような環境対策ではなく。 COP15に行かれたという某大学の先生が、集まってきたNGOの多くはビジネスチャンスを狙ってきていたことに驚いたと話されていた。 環境問題は、国際経済の問題であることを、改めて実感した。 排出権取引なんてのが始まったあたりから、儲けるための温暖化対策になってるんじゃないかって、いつも思ってきたけれど。 やっぱり、そうだったかと思うと、哀しい。 援助もまた、被援助国のためというよりは、援助国側の経済成長のためだったりするし。 こういう状況の中で、起こっている事象をできるだけそのままに捉えて、その上で、その環境の中で生きている人間の生活をどうすべきか、考えられるようになりたいし、そういう認識を育てていきたいと改めて思った。 写真は05.12.30〜06.1.3の間の、チューリヒ・ルツェルン・リギ(スイス)、ロンドン・チェスター(イギリス)で見たツリーと、そのツリーを育てた氷食平原の森です。
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探求&実践準備&報告
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