例えば、「椿三十郎」の、あのシーン。
「用心棒」のように仲代さんが拳銃だったら。それもホルスターのガンベルト。
いや、相手はシェーンがいいな。
あの近さ。
日本刀は勝てるだろうか。
用心棒の時のように動いて撹乱しちゃダメ。
抜刀のスピード。
シェーンの手首を切れば勝ちだ。
ピストルを抜く速度はどーなんだ。
刀は利き腕の反対側に刺してる。方やピストルは利き腕のすぐ近く。
あー、やっぱり三船さんが分が悪い?
いや、シェーンの拳銃はシングルアクション。撃鉄起こすのに、逆の手も必要。
利き腕の親指で起こす事もできるけど。
長い親指と強靭な手首がないと照準は甘くなるね。
右手で抜いた瞬間、もう逆の手は撃鉄を起こしている。両手のスピード。
そういや、「荒野の七人」で親分のユルブリンナーが、新人野郎に
両手を合わせる瞬間に、もう抜いて見せて、「こんだけ早くなきゃダメなんだぜ」みたいな事してました。
のちに日本のCMでユルブリンナーさんが両手をパチッと叩く奴があって、タイトルが「拍手」ってなってた。
違うよん、あれは荒野の七人の、、、と気づいていた人は少ないんだろね。
「レッド・サン」
西部劇は、アメリカの時代劇。
日本の時代劇はチャンバラ、日本刀。刀は一切使わず、体術だけで戦い抜いた超人なんていないのかしらん。
当時、日本の剣の達人が拳銃バンバンの西部へ行ったら。
という映画でした。
アランドロン、チャールズブロンソン、三船敏郎。米仏日。
かなり無理した豪華スター。
前述の荒野の七人も、当時でなきゃ絶対に集まらないくらい凄いけど。
名大作「大脱走」はユルブリンナーがいないだけ、みたいな。
アランドロンとブロンソンは対照的な風貌なんですけど、邦題「さらば友よ」なんて映画でかっちょいい
共演をしてましたっけ。
どんな剣の達人でもさー、相手は全員飛び道具。つらいよねー。いくつか三船さんの剣技の凄さは出るんだけど、終盤のドンパチのシーンじゃやっぱり刀は分が悪くて、弓矢使ったり、背丈より高いブッシュの中に潜んでこそこそと馬上に切りつけたりでした。(ブスッと刺す方が多かったような)
見事な三船さんの殺陣が目立たない残念な作品でもありました。
それでもアランドロンは、俳優として三船さんを尊敬しています。
そんなアランドロンを後ろから斬っちゃおうとするシーンがあるんだけど、なんかなー。
後ろから。立派な武士。侍だしなー。 剣道だったら後ろからは無効というか、いけない事よね。
西部劇は、拳銃と鉄道。埃っぽい町。そこへ羽織袴に日本刀の侍。
よるな。よらば、斬るぞ。
そう?なら、よらせてくれなきゃ、撃っちゃうよん。
時代考証は、創話なんですからまあ、いいとして、三船さんの風貌は江戸時代。
てことは、種子島から火縄銃が入って何年?日本は銃の開発しなかったのねー。
してたらどーなんだろう。竜馬が持っていたのがS&Wのアーミーモデルだかんなー。
のちに「ギターを抱いた渡り鳥」も本当にあったかも。
もしね、もし逆に荒野の七人が、なんかの間違いで江戸時代に来ちゃって、あばれ回ったら。
馬だって乗れるし、弾丸もたくさんもっていたら。
そんな映画は作れないの?
「ラストサムライ」は幕末だけども、銃は使わんのね。普通に考えりゃ渡辺謙さんハチの巣ですよ。
逆クロサワ?
そんな映画あったな。
戦国自衛隊?
中途半端なカドカワ映画でした。
三船さんみたいなのが七人出て来て、やられちゃうかな。みんな。
レッドサン。
そんなに面白い映画じゃないですけど。
印象のこるラストシーン。
献上される刀がぶらんぶらんと。
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