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『宇宙戦争』WEEK3本目は、原作者で攻めてみましょうか。H・G・ウェルズの傑作小説を、ウェルズの曾孫サイモン・ウェルズが実写映画化した、2002年版の『タイムマシン』にちぇけら♪ 【スタッフ&キャスト】
監督:サイモン・ウェルズ(『恐竜大行進』『バルト』『プリンス・オブ・エジプト』) ゴア・ヴァービンスキー ※ノンクレジット (『マウス・ハント』『ザ・リング』『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』) 原作:H・G・ウェルズ(『月世界旅行』『透明人間』『ドクター・モローの島』) 脚本:ジョン・ローガン(『グラディエーター』『ラスト サムライ』『アビエイター』) 出演:ガイ・ポアース(『プリシラ』『L.A.コンフィデンシャル』『メメント』) サマンサ・マンバ(シンガーとして、デビュー曲『GOTTA TELL YOU』が大ヒット) シエンナ・ギロリー (『キス★キス★バン★バン』『ラブ・アクチュアリー』『バイオハザード2 アポカリプス』) ジェレミー・アイアンズ(『運命の逆転』『ダイ・ハード3』『キングダム・オブ・ヘブン』) 【あらすじ】 1890年代のニューヨーク。 ある日、大学教授のアレクサンダー(ガイ・ピアース)は、婚約者のエマを暴漢に殺されてしまう。 アレクサンダーは現実を受け入れられず、エマを助けたい一心でタイムマシンを発明する。 そして、エマが死んだ日にタイムスリップするのだったが・・・。 【感想】 そうですねぇ。簡潔に言えば、あまり面白くはなかったです。原作者の曾孫が監督を務めるというので、てっきり原作に忠実な映画化がなされると思っていましたが、前半はほとんど映画オリジナル・ストーリーでした。後半も、肝心なテーマとなる部分が改竄されていました。まぁ、とんでもなく古い小説ですから、そのままでは現代の映画としては成り立たないのは当然なんですが。 肝心のサイモン・ウェルズも、撮影途中で行き詰まってしまい降板。『マウス・ハント』『メキシカン』で注目されていたゴア・ヴァービンスキーが、ノンクレジットで後を継ぎました。アニメ畑のサイモン・ウェルズにとっては、実写映画の現場は少々勝手が違ったのかもしれません。タイムスリップ・シーンの演出は、古風でノスタルジックな雰囲気がよく出ていて、なかなかいい感じだったんですけどね。「製作会社が話題作りのために素人監督を雇った」などとぼろくそに言われがちですが、アニメーションで成功を収めただけあって、センスは決して悪くはない監督だと思います。ただ、荷が重すぎたんでしょうね。 全体的には、前半と後半のトーンの違いに正直戸惑いました。監督交代による影響も大きいのでしょうが、プロット時点で問題があったのではないかと思います。アレクサンダーが婚約者のためにタイムマシンを作るというセンチメンタルな前半と、とある世界(未見の方のために詳しくは書きません)での生死を賭けた闘いを描く後半は、どう好意的に考えてもうまく繋がっていません。 タイム・パラドックスの要素を取り入れ、かつ感情移入しやすいように脚色したいという、ジョン・ローガンの意図はわかるんですけどね。前半であれだけ丁寧に婚約者への愛情を描かれてしまうと、観客としてはやっぱり受け入れられないですよ、あのラストは。 また、原作にないキャラクターを演じたジェレミー・アイアンズも、やる気なさそうでした(笑)。『ダイ・ハード3』以降、エキセントリックな悪役ばかり演じるようになってしまい、ファンとしては残念です。再び、ジェレミー・アイアンズの繊細かつ大胆な演技が光る役柄に出会ってほしいものです。ガイ・ピアースも演技は素晴らしいんですが、ハリウッド大作の主役を張るオーラは感じませんでした。資質的に合っていなかったのだと思います。 という訳で、正直なところ本作はあまりオススメできません。ガイ・ピアースのファンの方や、ジェレミー・アイアンズの怪演だけでご飯三杯はいけるというマニアックな方(笑)以外は、よっぽど暇でない限り観る必要はないかもしれませんね。 【ジェレミーの呟き】 原作ものの脚色は難しい。読者がどこに惹かれるかをしっかりと把握しなければならないから。 そして、相手が古典作品となると、よりハードルが上がってしまう。 なぜなら、タイムマシンという発想だけで盛り上がれた当時とは、全く状況が異なるから。 これをクリアできる勝算がないならば、下手に古典作品には手をつけるべきではないだろう。 スクリーン内では自由に時間旅行ができても、観客が現代人であることだけは変えられないのだから。 スピルバーグは、この難題をどうやってクリアしたのだろう? |

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前半の目的がどうでも良くなっちゃいますからね。途中から・・・
2005/7/1(金) 午前 6:46
アイアンズが出てるので、観ましたね〜♡
2005/7/1(金) 午前 7:57
H・G・ウェルズは「タイム・マシーン」こそ有名な作品だけに、残念ですね。この作品。ジョン・ローガンも監督さんと相性あるのか、なかなか最近は不調ですね。シエンナ・ギロリーがラブアク出てたったんで観たら、コリンのちょっとしか出ない最初の奥さん役じゃないですか〜!まあ、あの目だったらイチコロですわな!
2005/7/2(土) 午前 1:03 [ nomad ]
感想を読むとその通りですね!私は結構好きなのですが。ラストもあっさり私は受け入れてしまいましたね。女は薄情なんでしょうか(笑)
2005/7/2(土) 午前 7:26 [ yuk**i6mis*ki1*nak*yo*i3 ]
そうですね☆後半はかなり驚きました。そうか・・・ジェレミーはあの役ですね!!思い出したかもしれません。
2005/7/3(日) 午前 6:35 [ - ]
この映画、後半の展開が??? って感じでした。映像はすごかったですよね!
2005/7/7(木) 午前 7:43