|
暴力のサイクル
暴力を振るう人の心理状態には、規則性があります。
それを、暴力のサイクルといいます。
緊張 → 暴力 → ハネムーン
ちょっとしたことが原因で
加害者の心に少しずつ怒りの感情が
少しずる蓄積していく状態です。
加害者の緊張が高まり、
被害者はいつそれが爆発するか気が気ではありません。
加害者はちょっとした事で怒りを募らせ、
不安な空気が立ち込めます。
||<#4876FF' style=width:550px; ||
蓄積した感情が、
ただ一点被害者に向いてしまいます。
加害者によって、
その暴力の種類はさまざまですから、
その被害の状況もそれぞれですが、
被害者にとっては非常に辛い状況でしょう。
加害者の感情的な緊張が限界に達し、
怒りが爆発します。
さまざまな暴力が振るわれます。
||<#4876FF' style=width:550px; ||
被害者は
この状態が永遠に続くことを願っていることでしょうが、
残念なことにそういうわけにはいきません。
加害者が暴力を振るったことをわびたり、
もう暴力を振るわないと誓ったり、
言い訳をしたり、
プレゼントをしたりして埋め合わせをしようとします。
◇
被害者は怒りから愛情まで、さまざまな感情の混乱を味わった末、
加害者のハネムーン期の優しい状態の言葉を信じようとします。
そして、次の緊張期に入り、暴力のサイクルは繰り返されるのです。
この暴力の度合いにも、波があるようです。
暴力に至るまでの、緊張の高まり具合によって、
暴力の度合いが決まる傾向になるようで、
暴力期の時間にも影響する場合もありますが、
その時の加害者の気分によるところがあります。
だからといって、
緊張の少ないうちに爆発させて回避するなんていうことは、
冗談でもやってはいけません。
そうすることもまた、
消えきらない小さな火種を蓄積させていくことになるのです。
気をつけたいのが、
3の暴力が終わった時期が
本来の加害者の姿であると誤認することです。
あくまでも「サイクル」であり、
1の緊張
そして
2の暴力へと繰り返されることが多いということです。
二度三度とこのようなサイクルが繰り返されるようなら、
まず身近な人に相談してみる必要があります。
また、この「ハネムーン」期に加害者を許してしまう、
「またやさしい人に戻ってくれるから」と
「暴力期」を絶えてしまう被害者の側も
病的な心理状態(追い詰められた状態)になります。
暴力がありながら揺る関係が続いているのなら
それは精神医学用語で
「共依存」といわれる状態です。
お互いに
加害者は「罵ったり大声を出したりお金を無心しても許してくれる人」に依存し、
被害者は「この人はわたしが居ないとだめだから…」と許すことで
「心の広い、優しい自分」を確認して安心するという、
お互いがお互いに依存している状態です。
ここまで来ると知人ではなく専門医に相談したほうがいい状態となります。
|